横浜イタリア山
とまりぎ
横浜の山手へ行こうと、元町を横切る。
川にはもう随分動いていないだろうと思える船が停留している。
道がふた手に分かれる。
右は山手の道の下をトンネルで抜ける道だ。
左はすぐ上の山手へ出る道だ。
左を上る。
山手の道は細くて、片側一車線しかないが、保土ヶ谷駅行きのバスも通っている。
フェリス女学院や中央大学付属の前を通り、イタリア山へ着く。
最初に外交官の家。
庭が整備されている。
見晴らしがいい。
庭を降りると、ブラフ18番館。
中へ入らせていただき、ソファーへ座る。
色使いのいい建物だ。
階段が奥に見える。
裏口から抜けて石川町駅方向へ、坂を下りる。
映画のコクリコ坂をなんとなく思い出させる。
京急蒲田からJR蒲田
とまりぎ
京急蒲田駅の国道側から京急線の下を通って、商店街を次々に歩いて西へ向う。
品川から南の大井町、大森、蒲田ではJRと京急は離れていて、歩くと10~15分程度離れている。
京急蒲田駅西口から始まる商店街「あすと」。
抜けると、出口のすぐ隣はビル建設工事中だ。
蒲田橋と書かれた短い橋の跡がある。
水の流れがあったのだろうが、地下へ埋められたようだ。
JR蒲田駅に近づくと、歩道だけ商店街になっている。
「ぽぷらーど」というらしい。たしかにポプラらしき街路樹が植えられている。
いろいろな看板の中に羽田空港が近いからか、ビジネスホテルもある。
正面にJR蒲田駅が現れた。
次はこのビルの向こう側、西口の商店街を歩いてみよう。
成城CORTY
とまりぎ
小田急線成城学園前駅が地下駅になって、上にビルができた。
北口にも南口にもバスが出入りしている。
新しく西口にも出入り口ができた。
ビルの中には店舗が多い。
同じ経堂駅にもCORTYがあるが、成城の方がちょっと大きいような気がする。
真ん中が吹き抜けになっている。
二階にファンケル(FANCL)があって、そこで野菜ジュースを飲めるようになっていたのだが、この店舗は残念ながら閉鎖になった。
最上階はレストラン街になっている。
超高級とまではいかないが、そこそこ有名店だ。
ゆったりしたときに、入ってみたい。
木も植えてあって、天気が良ければ新宿方面も川崎方面も見通せる。
丹沢の向うに富士山までも。
成城というエリアは広く、大雑把に野川と仙川に挟まれたあたりで、南は世田谷通りまでが成城という名を使っている。
実際には同じ世田谷区でも祖師谷とか喜多見というよりも、マンションには都合がいいようだ。
桜新町市民緑地
とまりぎ
桜新町の裏手に小さな庭園がある。
ちょっとした庭だが、椅子もあって休憩できる。
いい香りが奥の方の金木犀から漂ってくる。
明日葉と思われるが、葉がなくなっていて大きな虫がいる。
ウラグロシロノメイガの幼虫のようだが、大きくて気持ちの悪い模様だ。
誰もこのことを知らないのだろうか。
少し離れたところの、生垣の葉が少なくなってさびしい。
ベニカナメモチ(レッドロビン)の葉が食われている。
黄緑色の毛虫だ。何匹もいる。
イラガの幼虫で、ヒロヘリアオイラガというらしい。
触ると刺されたところが痛むから、注意。
食われていなければ、こんな感じの生垣だったはずだが。
生垣にマサキが使われていたがうどん粉病で嫌われ、丈夫なベニカナメモチが多くなったのだが、やはり病害虫に無縁ではなかった。
このほかに気になる庭木がツゲの木だ。
あちこちの庭で見るが、元気がない。
原因不明だ。
浴風園
とまりぎ
環八を通る関東バスの停留所には、「浴風園」の名がある。
社会福祉法人 浴風会が全体の名前のようだ。
中では細かく分かれていて、南陽園、第二南陽園、第三南陽園、南陽園在宅サービス、第二南陽園在宅サービス、グループホームひまわり、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、ヘルパーステーション、浴風園、松風園、ケアハウス、認知症介護研究研修東京センター、ケアスクール、本部、浴風会病院とある。
病院もあるので、このような施設へ入ることができれば家族も安心だ。
広いから樹が多く、静かだ。
まだ建設の予定があるようだ。
松風園の入口。
広いから、入口があちこちにある。
亡くなった遠藤博先生がバスをここで降りたことがあった。
趣味の絵画教室を遠藤伯として、ここでやっていたとしても不思議ではない。
脳梗塞や、痴呆症、怪我によって自由に動けない人たちのリハビリのひとつとして。
等々力渓谷公園庭園
とまりぎ
等々力不動尊から、階段で渓谷へ降りる。
雪月花
という名の休憩所がある。
すぐそばに不動の滝。
渓谷の水辺から向い側の庭園へ入る。
竹林、みかん林が目立つところだ。ザクロも実が生っている。
上の芝生広場からは、多摩川の向うに川崎が見通せる。
芝生の中に黄色い花。
彼岸花も咲いているので、よく見ると葉が伸びかけている。
広場には柿の実ができている。
池もあるが水は抜いていて、上には芝生広場が見える。
今回は矢沢川の渓谷より上にあるところを歩いた。
このあたりには等々力渓谷第三号横穴古墳、御岳山古墳、野毛大塚古墳などがあって、古代人が住みやすい環境だったようだ。
平均寿命の短い時代だったし、旅へ出ることは少なかったかもしれないが、多摩川のもたらす水と食糧は豊かであったに違いない。
最近、水がきれいになったら、鮎も戻ってきたそうだから。
そう考えると情報量の多い現代は、ゆったりとした時間がなくなってきている。
これが心豊かな生活といえるのだろうか。
等々力不動尊
とまりぎ
東急大井町線等々力駅から環八を越えたところに、等々力不動尊がある。
駅前には商店街があって、人通りもけっこう多い。
山門を入って、境内には大きな銀杏の木からギンナンが落ちている。
そのギンナンを拾っている人が、その日の落ちた分はほとんど綺麗にしてしまった。
多分、翌日にはまた落ちているのだろう。
正式には等々力駅の北側にある、満願寺という真言宗智山派の寺の別院とのこと。
ここも世田谷城主の吉良氏と縁があるようだ。
寺の下の矢沢川が等々力渓谷として流れている側には、不動の滝があり修行の場になっている。
境内の南側に舞台があって、下には庭園がある。
庭園へ降りる緩やかな階段。
あまり手を入れていないので、自然庭園になっている。
階段の途中から見上げると、本道脇の増築された建物が見える。
ここへ小学生のときに夏休みに来て、井戸の水を飲んだからかどうか分からないが、帰ってから家で腹が痛くなったことがあったが、一時のことで治まった。
近所の数人で来たのだが、ここまでどこをどう来たのかまるで覚えていない。
馬事公苑
とまりぎ
初秋の馬事公苑へ行った。
一部工事中で、通り抜けできないところがあり、遠回りになるところもある。
一番奥の日本庭園へ行くと、白鳥と鴨が泳いでいる。
池の向こう側の木には松ぼっくりのような実が生っていて、おもしろい景色だ。
林の中を戻る途中に、石垣の台が見える。
説明によると、古い江戸城から持ってきた石のようだ。
東京オリンピックのときに造られたと書いてある。
文中に書かれた「しるし」のある石をさがすと、けっこうたくさんある。
これは豊後の臼杵城主稲葉一通の印とのことだ。
植物園のようにつくられたところもある。
馬事公苑だから馬のはずだが、これはどうも驢馬のようだ。
遠くの方に赤く目立ったズボンを穿いたオバサンが見える。
どうも近所の知った人のようだが、遠くここまで自転車でよく来たものだ。
京王線踏切撤去
とまりぎ
新聞によると、笹塚からつつじヶ丘までの区間を立体交差にすることにより、踏切がなくなるようだ。
計画では2022年までかかるとのことだから、まだ大分先のことだが。
高架化に伴い、明大前、桜上水、上北沢、千歳烏山など7駅を高架駅舎にし、地下トンネルを掘って複々線化する。
現在、調布駅周辺の地下化工事の最中で、西調布駅と調布駅の間、柴崎駅と国領駅の間、京王多摩川駅と調布駅の間から地下路線になる。
2012年完成との計画のようだ。
さらに、JR中央線の三鷹ー立川間、西武池袋線の練馬高野台ー大泉学園間など8区間で開かずの踏切の解消を目指した連続立体交差事業を推進。
西武新宿線の中井ー野方間(2020年度完了予定)、同線東村山駅周辺(2024年度完了予定)、東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近(2021年度完了予定)なども検討している。
小田急線は最近複々線化して、あとは下北沢駅周辺の工事を残すのみとなった。
踏切による渋滞が解消されると、都市計画はさらに前進できる。
神楽坂
とまりぎ
飯田橋駅から神楽坂を望む。
坂上の路地には粋な小料理屋があったり、料亭があったりで楽しいところだ。
最近は地下鉄がいくつも通るようになって、便利になった。
本社が埼玉県にある会社が、東京営業所をこの近くに開設していたときに訪問させてもらったことがあった。
だが、業績は目論見に反して低迷し、結局営業所を閉鎖した。
そのときの出費は、その会社の規模では大きかったから、以後の業績がパッとしないまま金融機関からの借入が難しくなっているようだ。
坂の下から反対側のJR飯田橋駅方面を望む。
けっこう人通りが多い。
路地へ入ると、人通りは少なくなる。
道路一本水道橋寄りに、映画館がある。
時代物の古い名画と、新しい映画の二本立てで観ることができる。
坂の上には大江戸線牛込神楽坂駅や地下鉄東西線神楽坂駅があり、スーパーマーケットもあるから、生活の場にもなる便利なところだ。