「高いイカの正体。」

私、こう見えてイカが好きなんでございます。

魚屋さんでもザルに４杯乗っていくら！なんていう売り方で、札に

「鮮度抜群！刺身に　塩辛に」とか書いてあるとウズウズしてくるんですな。


そこいらの魚売り場で見かけるイカはせいぜい数種類。

スルメイカ、ヤリイカ、コウイカ、ホタルイカ、くらいのもんでしょう。

随分前になりますが、吉祥寺の東急デパートでヘンなかたちのイカがパックに

入って売られていて値段が「７５００円」と書いてあったものがありました。

しばらくして、イカイッパイで７５００円もするはずがなく、あれは何かの見間違い

だったんだと自分なりに結論つけたことがありました。


しかし昨日ネットでイカの分類について調べていたら昔東急デパートでみた

そのヘンなカタチのイカが載っていて名前はアオリイカと書いてました。


我々がすぐに連想するイカはまずスルメイカのタイプで細長いやつだと思いますが

そのアオリイカはスルメカとは違う種類のイカで長くなくずんぐりしてボテッと

したカタチをしています。

あまり食欲はそそられないのですが、味の方は天下一品で寿司ネタとしても

天ぷらのネタとしても最高級品で高いのは数千円するのも珍しくないそうです。


東急でみたのはアオリイカだったんだね！

また利口になってしまいました。


美味いイカには非常にそそられますが、残念だけどそんな高いイカ、食えないよねぇ


そんなんで今週の月曜の昼に造ったイカの塩辛がやっと昨日食べごろになりました。

たっぷり４杯使って造りましたが、昨日の晩飯と今日の昼飯でなくなると思います。


奥さんは食べないから１人で食べてるにしてはそこそこの量だと思うけど、

自制しなけりゃ一気に４杯分くらいの塩辛は食べれますね。


院長は塩辛を作るときにはゲソもエンペラも一緒くたにして全部入れます。

足の吸盤はキモイので丁寧に削ぎ落としますが、身の皮は剥かないし

ワタに塩をまぶして余分な水を抜いたりとかのひと手間も一切無しです。


雑といえば雑な造り方ですが、皮を剥がない分歯ごたえが残り、

これはこれでいいもんです。


ちなみに皮を剥がないで造ったものが「赤造り」、剥くと「白造り」、墨ごと全部混ぜて

造ると「黒造り」と呼びます。


既製の塩辛はほとんど白造りでしょうねぇ

まぁ塩辛ならなんでもいいです。


え、酒？　　飲めないけど何か？