昨日の山梨日日新聞に”甲州弁で「シンデレラ」”という記事が載っていました。
ご存じの童話シンデレラを甲州弁を使ってアレンジした紙芝居の記事です。
作者は「キャン・ユウ・スピーク甲州弁?」の作者、五緒川津平太さん。
物語の始まりは「にいしいおかっさんには二人のしわい娘がいました」(新しいお母さんには二人の性格が悪い娘がいました)からはじまるのだそうです。
見るなり思わず笑ってしまいました。シンデレラの物語も方言で表現するとこんなにも新鮮で笑えるものになるとは。ぜひ全編聞いてみたいですね。
これなら甲州弁だけでなく各地の方言を使っても面白いかも。
落語でもたしか金明竹という演目に方言で喋る人が登場し、何を言っているかさっぱり分からなくて可笑しいという場面がありましたがそれに似ているかも知れません。
金明竹の場合、どちらかというとその方言を使っている地域の方が受けがよいという話も聞いたことがあります。
それぞれの地域の言葉で語られるからこその面白さと方言を使う人≒田舎者である自分自身に対する自虐的な笑いが混じっているのでしょう。
新しい表現に乾杯(完敗)です。
あ、そういえば、私も年末に「新説 鬼子母神」という題の落語を思いつきました。大筋と下げまではできあがっているのですが、なかなか台本にするまでには時間がかかりそうです。台本ができても今度はそれを演じるまでにも相当練習が必要になるでしょう。はたしてこの「新説 鬼子母神」は日の眼を見ることができるのか、私にもわかりません。