三十数年前に訪れていたのに、所在が判らずにいた磨崖仏です。
この磨崖仏が脳裏から離れず、ずっと気になっていました。
石仏撮影を再開してから、何度も、何度も山中を捜しまわりましたが
一向に見付からず二年が過ぎました。
もしかして、もう埋もれてしまったかとも思ったりした事もありました。
この磨崖仏探す手掛りは一切無く、途方に暮れていた時に・・・
或る方との出会いがきっかけで、再びこの磨崖仏に逢うことが出来ました。
三十数年前
このままだと埋まってしまうのは時間の問題。
昔はこの古道も多くの人々が往来した事でしょう。
しかし、今、訪れる人は、ほんの僅かしか居ません。
このまま忘れ去られてしまうのは、あまりにも 惜しい・・・
現在の一台峠古道の阿弥陀磨崖仏
奈良市南田原町
不思議な縁で再会できました。
あのまま放って置いたらきっと埋もれてしまい
二度と人目に触れる事はなかったでしょう・・・
昔、蓮華座は落葉で埋まっていて見えませんでした。
教えて戴いた方は、みろく地蔵さんと呼んで居られました。
雪が良く似合います・・・
初めて出会った時も雪景色でした。