石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

名張街道 光明寺裏山 紡績の地蔵磨崖仏

2011年04月16日 | 石仏

 

    六地蔵石幢の在る光明寺の裏山に、紡績の地蔵と呼ばれる双仏磨崖仏が在ります。

    光明寺の御住職に教えて戴いた道を辿るも、何の標識も無く、山の中は分かれ道だらけ

    何度も行ったり来たりして、やっとの思いで辿り着きました。

 

三重県上野市古山界外

立派な覆屋が掛けられて居ます。

御住職は、つむぎ地蔵と言われていました。

昔、山姥(やまんば)がこの石のたもとで苧を紡ぎ

里人に教えたという言い伝えが残っています。

 

風化してよく判りませんが

左が錫杖を持った地蔵、右が合掌地蔵の様です。

通常、双仏は地蔵さんと阿弥陀さんが多いのですが・・・

滋賀県長浜の黒山双体地蔵磨崖仏と地蔵の左右が逆です。

 

左の地蔵さんの、単純な線彫りの蓮華座が確認できます。

 

この角度からだと右の地蔵の蓮華座の線が辛うじて確認できます。

 

 二体の頭部の間に、梵字キリークが彫られています。

 

傍らにある地蔵石仏。

 

 自然石に線彫りした五輪塔。

 

古道の雰囲気は残っていますが、覆屋が・・・・・

 

コメント (2)
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