ブログネタが尽きてきたので、今日は鳥の羽根のお話。
ある日、棚を整理していたら、バードカービングに凝っていた頃の鳥の羽根が出てきました。
釣り具用品店で手に入れたフライ用の羽根ですが、調べたところ、ヤマドリの背の部分の羽根のようです。
ちょっと面白そうなので、コンデジTG-7の顕微鏡モードで撮ってみました。
鳥の羽根は大きく分けると・・・・・
板状の羽弁を持つ正羽または真羽 (feather) と羽毛布団などに使われている綿羽(down)があります。
正羽は、真ん中の羽軸、羽軸から斜めに伸びている羽枝、羽枝から斜めに出ている小羽枝で構成されてます。
この3つが規則正しく整列し、さらに彩色が施されて、この美しい羽根ができてるんですね。
小羽枝をさらにズームして拡大してみると・・・・・・
小羽枝の先端は鉤状の構造になっていて小羽枝同士が絡まって羽枝がくっついて羽弁となります。
ファスナーのようになっていて、それぞれがくっつき合うことで、乱れても元の形の戻るようになってるんですね。
先端部分はこんな感じです。
フィールドを歩いてると、時々いろんな野鳥の羽根を見つけることがあります。
羽根だけで名前を特定するのは難しいですが、「何の鳥の羽根か?」悩むのも楽しみの一つかもしれません。
(もしフィールドで野鳥の羽根を拾って持ち帰得る時は、煮沸消毒などしてくださいね。)
ちなみに「赤い羽根募金」の鳥の羽根はニワトリの羽根だそうですよ。