さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

やっと明るい所に・・・オシドリ

2023年11月25日 | 野鳥

なかなか暗い所から出てきてくれないオシドリを待つこと約1時間。

その間、池の周辺を散策しながら久しぶりの粘り腰です。その甲斐あって・・・・やっと動き出しました!!

繁殖羽に変身途中のためか、どこかみすぼらしい感じがしますね。

カルガモが好きなのか?いつも近くにはカルガモが・・・

オシドリのことは以前にも触れたことがあるのですが、日本では留鳥で、主に東日本(北海道含む)で繁殖し、西日本で越冬することが多いようです。

まれに冬鳥として国外からやって来る個体もいるそうですが・・・・

「バードリサーチニュース」の中に面白い記事を見つけたのでいくつか紹介しますね。(「バードリサーチニュース」の記事を抜粋)

〇バードリサーチが実施したカモ類の性比調査の結果、オシドリの雄の割合が全体の6割以上で、雄が多いのは全国的な傾向だそうです。
この傾向は海外でも同様で、台湾やドイツで行われた足環をつけた個体の追跡調査結果でも雄の方が多く、その理由は繁殖期における生存率の違いだとか。

〇多くのカモ類の雌は同種の異なる雌の巣に卵を産む種内托卵が報告されているそうですが、オシドリも同じような習性があるようです。
オシドリの托卵は寄生者も宿主も同じオシドリ。同種の托卵が進むとオシドリの雌は生まれた場所に戻る傾向があるため、姉妹などの血縁個体、
あるいは血縁が近い個体が近くにいる可能性が高い事を示しています。寄生者と宿主は親戚関係かもしれず、親戚の子、あるいは甥や姪を育てる事になります。

興味深い記事ですよね!!

今回この池にやって来たのも、一見雌のように見えますが、雄のエクリプスです。

今は地味な姿ですが、このまま居続けてくれると、12月中頃には綺麗な繁殖羽に変身した雄の姿が見れるかもしれません。

明るい所に出てきたのは食事の為ではなく、池を西から東へ横切って東側の岸辺に移動するだけ??

そして、まっすぐ今度は柳の木の下へ・・・・・

このまま居続けてくれると、繁殖羽に変身した綺麗な雄の姿を見れそうです。しばらく観察してみますね。

 

 

 

 

コメント (14)