普段使用してる画像ソフトは「Adobe LightroomCC」がメインですが、時折「Photoshop」を使うことがあります。
そんな「Photoshop」も最近は進化が著しく、最近のバージョンアップで「生成AI」が追加され、この機能がすごい!!
アッという合成写真ができてしまうんです。合成だけでなく、「画像拡張機能」や「削除機能」もAI生成に追加されてます。
次の写真は左が原版で、右の写真は、彼岸花の上に生成画面に「蝶々」と打ち込んでAIで作成された蝶を合成したものです。
使い方はいたってシンプルで、画像を入れたい場所を指定して、「コンテキストタスクバー」に入れたい画像イメージを文章で書きこむだけ・・・今回は「蝶々」
もし気に入った画像が出てこないと打ち込む言葉を変えたり更新を繰り返すだけで、幾つものイメージ画像を出してくれます。
同じようにミゾソバにハチを合成。周辺の色に馴染むよう自動的に調整もしてくれます。(合成写真は周辺との色の馴染みを見るために少しトリミング)
次の写真は、早朝、陽が昇り始めた朝の風景に白鳥の群れを合成
極め付きは次の合成写真です。以前、このブログにも載せた葦の枝にとまるヨシゴイの写真ですが・・・・(元の写真)
背景を選定して「林」と指定してみると・・AIが背景全体を自動的に林の中に変えてくれます。(背景の林は実在のものではなくAIが創り出したもの)
よく見ると枝にとまる足の部分に少し違和感がありますが、止まる枝の太さも含めて見事に合成されています。
実際にはありえない光景ですが、こんなことも、いとも簡単に、しかもあっという間に生成してしまうのだから驚きです。
もっとすごいのは、今回は載せていませんが、人物の着ている洋服のデザインを変えたり、帽子をかぶせたり、髪形を変えたりもできるんです。
今回バージョンアップされた「生成AI」機能は、合成だけでなく「削除機能」や「画像拡張機能」にも応用されていて、いろいろ楽しいことが試せそうです。
こんなお遊びもあっという間に!!
これからますます写真や映像の世界でもこのAI技術が活用されていくことになりそうですが、見る方の心構えも変える必要がありそうですね。
「画像拡張機能」も少し紹介しておきますね。まずは次の写真を見て下さい。
10月23日、沼に居たアオアシシギが飛び立つ瞬間を撮ったものですが、タイミングがズレて、肝心のアオアシシギは右端に!!
そこで、Photoshopでトリミングをこんな風にアオアシシギが真ん中に来るよう写真からはみ出して指定してみます。
結果、空白の部分も周辺に馴染むようAIが生成してくれて、こんな風な写真に仕上げてくれます。
対象物が真ん中に来るだけでなく、上の写真では半分写ってなかった水面の黒い影の部分も、AIが判断して作成してくれてます。
今回は比較的周囲が均一な写真で試してみましたが、風景写真でも全体の背景をAIが判断して違和感なく綺麗に仕上がるようです。
最近ちょっとビックリした出来事でした。