ディズニーランドの人気アトラクション「ジャングル・クルーズ」を実写映画化したアドベンチャー映画です。
初めてディズニーランドでジャングル・クルーズに乗った時のわくわくした気持ちを、今でも鮮明に覚えています。次に何が起こるんだろうという期待感、そして乗客を盛り上げるキャプテンの話術も、当時は新鮮だったと記憶しています。
そういえば、西表島でマングローブツアーに参加した時も、リアルなジャングル・クルーズといった感じで、すごく楽しかったことを思い出します。きっと、豪華客船とはひと味違う、冒険心を駆り立ててくれるからなのでしょうね。
エミリー・ブラントとドウェイン・ジョンソンが主演ということで、本作の公開を楽しみにしていました。Disney+で配信されることから、TOHOのような大きな劇場での公開が見送られたため、ディズニーリゾートのイクスピアリまで遠征して見てきました。
アマゾンの奥地にあり、永遠の命を与えられるという ”奇跡の花” を手に入れるため、イギリスから赴いた植物学者リリー (エミリー・ブラント) と、リリーが現地で雇ったキャプテン、フランク (ドウェイン・ジョンソン) が冒険に出発します。
荒唐無稽といってしまえばそれまでですが、アドベンチャーとアクション、そして最初は何かと衝突してばかりいたリリーとフランクが、いっしょに危険を乗り越えていくうちに、いつしかロマンスへと発展していきます。
王道といっていいストーリーですが、主演の2人の魅力で安心して楽しめました。特に、この時代背景において、自立していて自分の意見を持っている、今の時代にふさわしい強くてクールなヒロインにエミリー・ブラントはぴったりのキャスティングでした。
リリーのおしゃれで気弱な弟マクレガーや、フランクが飼っているジャガー^^、ジャングルの奥地に住む原住民の女性酋長や、にくめない悪役ヨアヒム王子など、脇を固める面々もそれぞれいい味を出していました。
そして忘れてはならないのは、VFXのすばらしさ。このコロナ下で、アマゾンに行かなくても (撮影はハワイで行ったそうですが) これだけリアルな映像が撮れてしまうテクノロジーに感動しました。エンドロールに延々続くエンジニアたちのリストにも納得でした。