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奈良・十津川村(2024・夏)川舟で瀞峡めぐり

2025年01月04日 | +奈良

奈良・十津川村旅行記の続きです。これまでの記事はこちら。

1.奈良・十津川村(2024・夏)谷瀬の吊り橋 ~ 十津川温泉
2.奈良・十津川村(2024・夏)十津川温泉で味わう郷土料理
3.奈良・十津川村(2024・夏)瀞峡
4.奈良・十津川村(2024・夏)Book Café Kuju

ブックカフェでお昼をいただいた後、予約していた川舟乗り場に戻り、いよいよ「瀞峡めぐり」です。受付でライフジャケットと日傘を借りて川辺へと向かいました。

乗り場といっても、河原にモーター付きの川舟がつながれているだけの素朴な造りです。川舟は10人ほどが乗れる大きさでしょうか。私は偶然にも、一番前の席に座ることができました。

いよいよ出発です。

岩場の間をぐんぐんと進んでいきます。

険しい岸壁に、舟も入れないほどの細い入り江がありました。その風景に、能登のヤセの断崖で見た“義経の舟隠し”を思い出しました。

奇岩の風景が続きます。

先ほど訪れた瀞ホテルのところまで来ました。

先ほど歩いた河原が見えます。

渓谷を流れる川というと荒々しいイメージがありましたが、瀞(とろ)はその名の通り「さんずい」に「静」と書き、川の中で水が深く、流れが静かな場所をいいます。険しい峡谷とは対照的な、穏やかな川の流れがとても印象的でした。

川に流れ込む滝。

荒々しい岩肌。

ぐるりと回って舟着き場へともどります。

40分ほどの船旅でしたが、心に残る風景でした。

さて、そろそろ奈良市に戻る時間です。ショートカットになるかもしれないと、行きとは違う山越えのルートにしたところ、ガードレールのない、車が一台やっと通れるような山道で、崖から落ちないか、対向車が来ないか、どきどきしながらのドライヴとなりました。

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年を越してしまいましたが、これで奈良・十津川村旅行記はおしまいです。長らくおつきあいいただき、ありがとうございました。

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