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007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

2021年10月10日 | 映画

007 シリーズ最新作です。

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ (No Time to Die)

ここ一週間試験勉強でまったくブログが更新できなかったのですが、007の最新作はしっかり公開最初の週末に見に行ってきました。シリーズ25作目、ダニエル・クレイグがボンドを演じる最後の作品ということでも話題になっていますが

私が一番期待していたのは、キャリー・ジョージ・フクナガ監督が本作の監督を務めると聞いていたから。フクナガ監督は長編デビュー作の「闇の列車、光の旅」(Sin Nomble) からずっと注目していたので、とうとうこんな大作を手掛けるようになったんだ...

と感慨深かったです。悪役を演じるのは「ボヘミアン・ラプソディ」でのすばらしい演技が記憶に新しいラミ・マリック。そして主題歌はビリー・アイリッシュ。

007シリーズにふさわしい、重厚でドラマティックなメロディと歌声に、一気に映画の世界に引き込まれました。日常を離れてゴージャスな世界へと誘ってくれる007シリーズ。私はやっぱり大好きです。

本作でダニエル・クレイグがボンドを卒業するということで、クレイグ=ボンド4作品の総集編にもなっていました。ボンドガールは前作に続いてレア・セドゥ。内なる情熱と強さが感じられ、何より独特の雰囲気があって、私は大好きな女優さんです。

CIAの新人エージェント役で「ブレードランナー2049」のアナ・デ・アルマスが大暴れ。キュートでフレッシュな魅力がありましたが、それをにこにこ見守るボンドも楽しそうでした。

フクナガ監督の遊び心?で、日本の要素を随所に取り入れていたのもうれしかったですが、忍者の日本ではなく、日本のモダンデザインが描かれていたのに、監督の美意識とセンスを感じました。

悪役サフィンのアジトにある大広間は、安藤建築のようなコンクリート打ち放しの空間で、そこに畳が敷かれていたのが印象的でしたが、後からインタビューで、フクナガ監督が直島で安藤忠雄さんが設計した美術館から影響を受けたと知ってやっぱり!と納得しました。

他にもいろいろ書きたいことがありますが、この辺で。あっという間の3時間でした。

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