庭園美術館でボタニカルアートを鑑賞する前に、美術館の敷地にある「レストラン デュ パルク」(Du Parc) でお昼をいただきました。目黒通りから正門を入ってすぐのところにあり、美術館に入らずお食事だけでもOKです。
シンプルでモダンな店内は二方が全面ガラス張りとなっていて、目の前にお庭が見渡せます。まるで緑の中で食事をしているような深々とした気分になりました。ランチはフレンチのコースですが、展覧会のテーマに合わせてあるようでした。
メカジキのグリエ しめじのバルサミコマリネ
アブストラクトアートのような一皿。菊の花びらが散らしてあって、秋の風情を感じました。
かぼちゃの温製ポタージュ
ふわふわミルクの帽子をかぶったカプチーノ仕立てで、ほっとするおいしさでした。
森林鶏もも肉の香草パン粉焼き キャベツのブレゼとともに
香草がどことなく苔むしたお庭を思わせます。
薔薇のガトーショコラ
ピンクの薔薇がなんとも愛らしい。これから見るボタニカルアートへの期待がふくらみました。英国王室に合わせて、紅茶とともにおいしくいただきました。
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さて、美術展を見た後は、美術館の建物の裏に回って、庭園を散策しました。
お昼をいただいたレストランとは別に美術館の館内にもカフェがあります。天井が高くお庭を見渡せてこちらもすてきです。
お庭は日本庭園と洋風の芝生の庭園がつながっていますが、不思議と違和感がありません。こちらは日本庭園。池では鯉たちが優雅に泳いでいました。
こちらは芝生のお庭です。正面に見えるのは美術館の建物の裏側です。お庭には屋外彫刻もあって、子供たちの遊び場となっています。
この日は美術展に合わせて、リバティの花柄のドレスを着て出かけたのですが、考えることはみな同じようで、心なしか花柄の洋服を着ている方たちが多かったように思いました。秋晴れの気持ちのよい一日でした。