ここ数日、保坂展人世田谷区長があちこちのテレビに出演し
「PCR検査・世田谷モデル」をやります!!とアピールして
います。
発端は、7月28日のBS-TBS「報道1930」です。
(以下の動画は6分にまとめてあるもの)
↓
これを見ると、「世田谷区すごい!保坂区長すばらしい!」
と多くの人が感じると思います(実際、どの番組でも絶賛
されていました)が、実はいくつもの課題があります。
昨日の「企画総務委員会」でも、様々質疑がなされたよう
ですが、うちの会派の幹事長である桃野芳文議員のブログ
がわかりやすいです。ぜひ、お読みください。
「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査だって!?
世田谷区長が喧伝する施策は真っ当か。
そして、私が所属している「文教委員会」ですが、
教育長が「PCR検査・世田谷モデル」の内容を知らなかった
ことが私の質疑で判明しました。
学校も対象なのに区の教育委員会の誰も聞いていないとは?!
渡部教育長によると、(議会に何の報告もないだけでなく)
「世田谷区新型コロナウイルス対策会議」でもそのような話
は全く出ていないそうです。
保坂区長が勝手にやっていることだったようで、それでは、
組織の体をなしていませんよね。
発案は良いとしても制度設計がなっていない…。
それで本当にできるのか?甚だ疑問です。
本当に良いことならしっかり制度設計をしてやるべきだと思
います。応援したいと思います。
しかし、今回の保坂区長の唐突なマスコミ発表は、違和感が
あるだけでなく、疑問や懸念があり心配です。
同じように疑問を感じている方から、早速、メールやSNSで、
意見が届いています。
皆さまの率直なご意見を、ぜひ、区長へのメールにも届けて
いただけますようお願いいたします。(匿名でも大丈夫です)
もうひとつ、大きな問題だと思うのは、
児玉龍彦教授の記者会見にあった、村上財団の支援って…?
何か引っかかります。
誰も知らない間に、保坂区長は「世田谷区における大規模検査」
を児玉教授に依頼した、というのですが、そのデータは「個人
情報」です。
しかも、遺伝子情報という究極の個人情報だと思うのですが、
その管理と権利はどうなっているのか?
研究者にしても商売をしたい人にしても、「遺伝子情報」は、
喉から手が出るほど欲しいものではないでしょうか。
というわけで、かなり問題があると感じています。
これはきちんと調べる必要がありそうだと…。
そもそも議論していませんしね、議会無視で始めていますから。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第3位 です。
田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka