ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

「考えること」をしなくなった現代人『やらかした時にどうするか』

2023-11-11 07:36:45 | 経営・リーダーシップに必要な事
@「考える」ことを忘れた現代人
失敗は誰にでもいつでも起こり得る、だが、肝心な事は失敗した時になぜ失敗したのかの原因を見極め、新たな方向性を立て、具体的に行動に移す事が創造性豊かな人間(起業家)になる。特に近年「自分で考えること」が重要であり必要なのである。世はあまりにも便利になり、考えなくとも生成AI等が適切な指示指導するようになれば尚更。「自分で試行錯誤したい」と言う必然性が生まれて欲しいところだ。
『やらかした時にどうするか』畑村洋太郎
「概要」ピンチはチャンス!どんなに注意しても、どれほどたくさん知識を備えても、失敗を完全に防ぐことはできません。なぜ失敗したのか、その分析や糧にする方法を身につけ、失敗を怖れることなく果敢にチャレンジできるようになろう! 。失敗学は「創造的(クリエイティブ)に生きるための哲学」です。
ー失敗とは
    目標を喪失した時・超えられない高い壁に突き当たった時・先が見えない時の状態
    有効な方法とは「他人のせいにする」「愚痴を言う」「気晴らしをする」
    「自分で考えることをやめてしまう事」が失敗すると言うこと
失敗学から創造学へ
    分析・整理・糧にする・アイデアを実現する(創造学へ繋げる)
    創造的思考(失敗が創造の種を生む)になること
優等生とは
    言われた通りの勉強お方法で正解を暗記できた記憶力の良い生徒
    優等生は自分の頭で考えることをあまりなく、記憶として知識が詰め込まれる
    「表面的知識」vs「体験的知識」(正解がある世界とそうでない世界)
ー失敗の原因
    「未知」誰も知らない世界に入った時
    「無知」勉強にない世界に入った時
    「不注意」注意していれば起こらない失敗
    「手順の不尊守」約束事を守らなかったことで起きること
    「誤判断」間違えた判断をするとき
創造的思考で新たな価値を生み出す
    アイデアの種を平面に落とす「孤立分散仮説の生成」(アイデアを書く)
    アイデアの種に脈絡をつける「仮説立証」
    アイデアを具体的に詰めていく「具体化」
    アイデアを洗練・発展させる「仮想演習」
ークリエイティブな生き方に挑む
    「面白そう」「楽しそう」が創造を産む


人の生き様を考えさせられる人生

2023-10-17 12:27:36 | 経営・リーダーシップに必要な事
『全財産80億ドルを社会に還元…米大富豪が最後まで持っていたのは「15ドルの腕時計」』と言う記事。人間は必ずいつか死を迎える、その時その人の人柄が見えるというが、当に「15ドルの腕時計」は生活苦の時(それをやっとで手に入れた)が最高の喜び・快感であったに違いないと、そう思った。人それぞれの生き様人生を考えさせられる記事だ。(このブログ内に昨年6月その本人についての投稿:書籍『無一文の億万長者』コナー・オクレリーを参照


「質問力」は人間関係も良くなる『「いい質問」が人を動かす』

2023-10-10 07:39:38 | 経営・リーダーシップに必要な事
「質問力」は口語のテクニックであり、ここにある質問する側に、人間関係に有利に働く。その結果、人を動かし、尊敬される上司になれる。意見に対して肯定し、一緒に考える質問に変え、導いてあげる、ことだ。ここにある「ものを与えず、ものを自分で得る方法を与える」相手がポジティブに思考し、行動できるように道筋を与える(質問)がいい部下の育て方となる。   
命令ではなく「なぜ」、「仮説」を立てて考える、「選択肢」で行動に移させるの質問に変える会話
『「いい質問」が人を動かす』谷原誠
「概要」質問」には人を動かす「力」がある!
「大切なことは質問をやめない事」アイシュタインの言葉
    質問し、その答えを求めることで文明を発展させ快適な生活を実現化させた
人を動かすには、命令してはいけません。質問することで、人をその気にさせる事で成長する
ー質問とは5W1Hであり、常に「なぜ」が来る
    質問は簡単に答えられるものから入り、ニーズを引き出して行く
    得られる情報から「仮説」をたて更に質問する
    「選択肢」を与えた質問にする
    「希少価値」時間、数など決断に後悔させない、先延ばしさせない質問にする
    同調作用(みんなやっている)を探る質問にする
ーダメな質問のパターン
    否定的な質問は相手に否定的な考えを引き出すことになる(ポジティブな質問に変える)
    答えを求めない質問は返事がない(注意するような質問は返事ができない)
    即座に答えを否定しない、相手の答えを遮らない(相手の答えを聞く)
ー好かれるための質問の法則
    相手の答えに賛同(類似性)を持たせ、褒める
    相手がポジティブになれるような状態を保つ(盛り上がりの話題、ポイント見つける)
    相槌・うなづき、相手の言ったことを繰り返し確認する
    相手の理性と感情を理解する(質問のシナリオ作り導く)
    命令から同調・賛同口調で互いに向き合う(押し付け図、動きたくなる質問にする)
ー人を育てる質問
    「食べ物を与えず、食べ物を得る方法を与える」思考的質問に変える
    子育て:意見を肯定し、どうしたらいい結果が出るか考える。相手に答えを導かせる
    社員:社員の行動を正当化し、他の行動を提案する質問に、行動変化が起きた後賞賛する
    「できる」ポジティブな質問にする
ー議論を制する質問
    相手の価値観を変える(揺さぶる)反論せず価値観の一部でも覆す
    「そもそも」「ところで」「だとするならば」流儀論術 大前提となる価値観を見る
   

日本の弱点・欠点『イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」』

2023-10-05 07:37:53 | 経営・リーダーシップに必要な事
日本に欠ける「弱点」は「数値の理解不足、議論を端的に短時間に出来ず、結論を先延ばしする」、よって世界でも異様に映る「生産性効率の悪い国」となっている事に納得する。それは企業のみならず政治の世界でも同じで「メスを入れなければならない(自分達が不利になる事)事項に対し結論、対策に対する「先延ばし」が延々と続いているのも納得いかない。ここにある「過去の長い高度高成長」が由来する主な原因であれば、そろそろ世代交代・次世代が発揮しなければならない世界となっていも良い頃合いだ。
『イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」』デービッド・アトキンソン
「概要」本文化を愛し、日本社会と日本経済の歪を鋭く、イギリス人らしくシニカルに撃つ著者の、ベストセラー『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』に続く第二弾!
ゴールドマンサックスのカリスマアナリストとして、バブル崩壊時、日本の金融機関の不良債権の本当の額をだれよりも早く指摘した著者が四半世紀見続けた日本社会の「強み」と「弱み」を指摘する。また、前著で説かれた日本論や観光立国による成長戦略に寄せられた批判にも応える。
ー「日本は良いところがあるのに生かしきれていない」それが弱みでもある
    経済力があり、住みやすい国・・・・人口減は一人当たりの所得比で急落
    技術力と勤勉さ・・・・・IT技術国、生産性・効率は最低レベルへと急落
    無駄な仕事も真面目・・・柔軟性に欠け、仕事の効率が悪い
 経営者の管理能力・・・・経営データ・数値を無視した経営(数値に疎い)
    完璧な仕事・綿密・・残業が増え収支勘定が疎い(利益追求・合理化に疎い)
ー「弱い」問題解決できない理由
    社会的構造から長い右肩上がりの経済成長が重荷「後遺症」
    何か問題が起きても放置しておくことで改善、解決されるという思い違いが継続
    「めんどくさい」文化が弱体化させている(解決への議論がされないまま放置)
    「横並び意識」の社会構造(同じことをするだけで良い)
    男性社会と古いしきたり・規則を継続したがる社風
ーインテレ層の知的レベル><散漫な思考社会
    外国人vs日本人との文化習慣比較サービス(日本のサービスが良いと勘違い)
    海外は議論よりロジックを優先(データ等を理解思考する能力)
    日本は「足し算」(新しいものを取り入れながら古いものを残す文化)
    観光立国としての繁栄を期待(文化体験・文化財保護など)


「社会起業家」を応援、人が世界を変える

2023-10-04 07:41:38 | 経営・リーダーシップに必要な事
@社会が抱える様々な問題、課題に真正面から取り組みその成功事例がまとめられている。「子供を守る24時間電話」「知的・身体障害者用の施設」「貧しい村への環境整備(病院・インフラ整備)」「低所得者への大学支援」などなど起業家の地道な努力によって寄付、支援、保護などを受けている。日本にも多くの社会起業家が増えているがイマイチ政府始め大手企業・団体からの寄付・支援が残念ながら少ない。それは「物事を変えるのは必ずしも歓迎されない。一部の人々を脅かすことになるからだ」と言っているが正に日本の社会システムはリスクを恐れて何も前に進み出す社会構造になっていないのは残念だ。
『世界を変える人たち』デービット・ボーンスティン
「概要」この本に登場するのは、貧しい人に自分の財産を寄付した慈善家ではない。「困っている人を生み出している世の中」を変えてやろうと挑み、成功した人たちである。小さな波から大きなうねりを巻き起こす社会起業家の、「世界の作り変え方」がここに。
「社会起業家」とは社会的な課題に、事業として取り組む
    ソーシアル(社会)+アントレプレナー(起業家)    
ー「アイデアではなく人が世界を変える」ビジョン、誠実さ、周りを説得する力、目を見張るほどの体力などを備えて人物(情熱、決断力、倫理観) 6つの資質    
    間違っていると思ったらすぐに軌道を修正する
    仲間と手柄を分かち合う
    枠から飛び出すことを厭わない
    分野の壁を越える
    地味な努力を続ける
    強い倫理観に支えられている
ー「世界を変える4つの特徴」
    苦境にある人々の声に耳を傾ける
    予想外の出来事からひらめきを得る
    現実的な解決策を考える
    適材を見つけ出して大切にする


発想の転換とは『『抜く技術』

2023-10-01 07:40:59 | 経営・リーダーシップに必要な事
先見の明がある人は、考え方も、行動も一味違う。工学博士でありながらビジネスの資金集めなどビジネス交渉術、開発の考え方、物事の捉え方・見方、人間関係の付き合い方など様々な方面での多彩な才能を持っていることに驚愕する。中でも「抜く・引く・省く」技術の応用・発想で「押せば引く」「捨てる側の発想」道理、交渉事は一歩下がった相手の立て方など参考になる内容が豊富だ。特に「人を説得する術」(こうして欲しい、ではなく・なぜ、そうしないといけないのか)から「会話には間」を置き、固定概念に縛られず、常識や前例に囚われない非線型思考(流動的)・発想の転換すること、とある。
「足るを知って欲張らず、自足こそ富と心得て、所有するのではなく与えることに喜びを感じ、身の丈に合った暮らしの中に本当の幸福を見出す」
『抜く技術』上原春男
「概要」注目の次世代エネルギー「海洋温度差発電」の世界的権威が成果を最大限に高めるための方法を伝授します。仕事でも、武道でも、芸術でも、そして人生でも、がむしゃらに「押す」だけでは成果ははかばかしくありません。成長する人や企業は絶妙な「押し」と「抜き」のバランスを心得、自らの柱の一つとしているのです。そんな「抜き」の技術がここにあります!
「抜く技術」とは「抜く・引く・省く」の応用・発想の転換
    交渉ごと:「自ら一歩引いて相手を立てる」(私を抜く)対人関係を丸く柔らかくする
    電子技術:微細技術「空間を抜く」
    発電技術:「上手な捨て方」エネルギーの環境型開発・リサイクル・リユース
ー力を抜く仕組みがないものは脆い・弱い
    「あそび」車のハンドル 安全や強度は「アローアンスが保証となる」
    「売上とは(必要なお金を使って)買うものだ」経営コンサルティング(利益と経費)
    絵画の「余白の美」「一色加えない」が最高の美をもたらす
    鳥の記憶習性は巣を変えると立ち所に来なくなる(学習機能がない正確な記憶しかない)
ビジネス・仕事における「抜く技術」=汎用性と集中力
    人間社会は「推す力」で買う側、使う側の身になっていない(押せば引く構造が大切)
    訓練・練習・勉強などは「緊張と緩和」(メリハリ)が必要「抜く技術」
    忙しいと称する人の大半は時間の使い方が下手で無駄が多い(集中力の抜き方が下手)
    仕事の任せ上手は育て上手になる(我を抜き、力みを抜く、リラックスする)
    文章の簡素化ができないのは形容詞、修飾語が多いことに意味が通じなくなる(省く)
    話したいことは短く3つに凝縮
    商品陳列は「何を並べないか」を考える(余計なもの売れないものは陳列しない)
    無駄を省く努力(長時間の会議・頻繁な会議)
    良いアイデアほど会議で潰される(丸く無難に納めてしまう)
    「捨てる側からの発想」を重視することで発想の転換となる
原子力発電は使用済みの燃料の捨て場に困り60%くらいは海に捨てている
    原子力は無駄が多く、電力発生後のことを考えたエネルギーではない
    開発中のものは「自身の揺れで電気を起こす」
ー「無駄を抜いた」海洋温度差発電
    温海水を利用して、水蒸気を発生させ発電、さらに発電から生じるアンモニアを凝縮させつめいた海水で冷やすと「水」ができる
人を説得するコツ
    遠回りして共感を得る方法として「こうして欲しい」を直接述べず    
    「なぜ、そうしないといけないのか」を真正面から説くこと
    説得する中で会話の「間」をおくことも重要
    固定概念に縛られず、常識や前例に囚われない非線型思考(流動的)すること
ー人間関係で行う適度な「抜き」
    創造力と忍耐力の積が成長の最大の動力となる(発想転換と継続能力)
    仕事は同時並行して行うことが人をより成長させる(同時進行処理能力)
    条件を絶えず変え見直し、再構築していく能力(条件の変化に適応する能力)
    多くの失敗から学ぶ力・失敗したデータほど価値がある(再考・思考能力)
    身を引く時には礼を尽くしながら、潔く身を引く
    「NO」「YES」に導くには粘り強く執念で、誠意や熱心さを認めてくれるまで
    平凡の積み重ねが非凡を生む(毎日地道な作業を繰り返すことで画期的な案が浮かぶ)
    経験は人の成長にとってどれほど有効なことかその為の必要経費を惜しむべきではない    
三角関係
    政治家はお金を持っている財界人に弱く、財界人は許可認可権限を持っている官僚に弱い、官僚は国民を代表する政治家に弱い
ー文化の違い「ナイフとフォーク」vs「箸」
    切って刺し力任せの文化とほぐしてつまむ柔らかい精神、引く文化
ー水素の時代
    海水から水素を取り出しエネルギーに変える発電事業は未来の救世主となる

    

インプット&アウトプットの重要性『キャリアを作る独学力』

2023-09-29 07:51:11 | 経営・リーダーシップに必要な事
「独学力」とは我流の独学ではなく、この場合「学びの主体性」 で、学びの3つの基本「Why「What」「How」を指す。具体的には縦から横社会(タテ型トップダウンからヨコ型横並びで創発的意見交換する学びの場)だと言う。最近は「リスキリング」など改めて学び直すなどの風潮もあるが、傾向は言葉が英語読みになっただけで昔と変わらない。成功へのヒントなどにある「好奇心・洞察・挑戦・反省・意見交換」のような流れを主体的に動くと言うことが今後大切だ。
『キャリアを作る独学力』高梨俊介
「概要」日本の「タテ社会」から欧米各国の「ヨコ社会」への転換
お金や社会的地位の「外的仕事満足」から、やりがいや自己成長などの「内的仕事満足」の時代
年功序列、権威勾配がもたらす弊害、大切なのは「応用力」につながる普遍性の高い学び
「ピアレビュー(同僚評価)」を重視する、「ヨコ型のコミュニティ」で専門性を磨く
学んできたことを「捨てる勇気」も、時には必要、「ネットワーキング行動」で、チャンスにつながる布石を打つ
学びの主体性(3つの基本)
    Why/What/How
    タテからヨコ(トップダウンから横並びの創発型・発想の転換)
ーVUCAA社会
    変動性(Volatility)
    不確実性(Uncertainty)
    複雑性(Complexity)
    曖昧性(Ambiguity)
ー「独学力」の高い人
    内向きのタテから外向きのヨコへ(ひらめき・応用力)
    近視眼的功利性の詰め込みから楽しさと意味を感じる学びへ
    正解のない課題に対する「自論」の力を重視する学びへ(vs正解主義)
ー認識・学力の強い人のケース
    新しいことを経験・挑戦・他の分野から学ぶ・人と違う事をやる
    時流を観察・知的好奇心を持つ・ヨコの学びを実践する・洞察力を広げる
    熱意を持つ・チャンスを見極める・分からない事を聞く・専門性への意欲
    プロフェッショナルの意識(専門性コンピタンシー・ヨコ関係の同僚評価)
ー学び方の6つのポイント
    問題意識を持ってインプット
    ファクトに対して謙虚である
    「自論」(アウトプット)を形成する
    「自論」をヨコで議論し気づきを得る
    異なった意見を前向きに議論する
    異質の分野での関係性に気づき、ファクトを意味としてつなげる    


市長の英断は素晴らしい 次世代を見据えた英断だ

2023-09-28 17:21:02 | 経営・リーダーシップに必要な事
『対馬市受け入れず、長崎県対馬市が27日に高レベル放射性廃棄物の最終処分場の文献調査を受け入れないと表明した』という記事。日本は目先の利益(原子力で安い電力を得る、しかし放射性廃棄物処理まで全く考えていなかった)だけで政治家に大きな過失があると、思う。その後の処理にどれだけの税金が投下されたのか知る余地がないが今回の文献・地質調査等含めて数百億円(飴・添付写真)が用意されているというが、現実原子力発電所全体での収支はどうなのか全く表面に出せない政府は疑惑だらけだ。




図解の魅力と9つのFT技法

2023-08-21 07:51:56 | 経営・リーダーシップに必要な事
図解は今後更に3D/空間などにも広がることは間違いなく、人々への直感的な理解を求める世界は無限となるだろう。特にイラストとの連携することでイメージをそのまま直感的に理解できることは一瞬でも記憶にも残る。その図案が添付の棒グラフの違い(単純な棒線とイラストの高さ)など一つの作品でもこの差は大きいと思う。正に言葉よりグラフは説得力がダントツであり、9つの技法を参考に見やすさ、理解力向上には最高の参考資料である。
『図解の技術』アラン・スミス
「概要」データが氾濫するこの現代、文字だけでは伝わらない複雑な背景知識をどう伝えればいいか? 世界最高峰の経済紙『ファイナンシャル・タイムズ』で開発された図解のノウハウをあますところなく紹介。70を超える見本に当てはめるだけで、誰もが簡単に誤解なく伝わる図表を作成できる。ポスト真実時代の新しい図解の教科書。
「正しいグラフは1000の言葉より価値がある」フローレス・ナイチンゲール
    ナイチンゲールが女王に対して公衆衛生の改善を求める報告書で使われた言葉
    「図解が載っているから彼女は見るでしょうね」
     ・人々の行動を変容させるには、統計学的な説得力が必要
    ・一枚の図解で理解を求める(理解できる工夫)
    ・円グラフを用いた説明
ーデータ・ビジュアライゼーション戦略とは
    図解の読み方を学ぶことの大切さ(読み解く時間の節約と正確な理解)
    図解は「関係性」を見せる目的に利用する(9つの技法)
    量・時系列変化・相関関係・分布・流れ・ランキング・隔たり・割合構成・地理空間
   (ダウンロード可能:ft.com/vocabulary)
     日本語PDFはこちらのサイト



ガソリン価格はどこまで行くか

2023-08-19 11:08:29 | 経営・リーダーシップに必要な事
@https://www.gogo.gs/というサイトで価格を比較すると下記の図になる
3年前のレギュラー価格vs現在の価格(¥125vs¥178)
一時補助金を業者に支払っているが9月で終了というが、政府・日銀の動きはない。その理由はこの円安で税収が大幅増になっていることを忘れてはならない。「円安」(無策)で損をしているのは国民・中小企業だけ。賢く安いガソリンを得るには:マップサイトから自分の地域の価格を調べることも可能!


「実践が伴う責任社会」を重んじる『経営は哲学なり』

2023-07-09 08:18:07 | 経営・リーダーシップに必要な事
「経営者とは権限ではなく責任」という日清食品の安藤百福創始者の言葉は納得する。現代、政治家、一部の経営者も含め「連帯責任」を前提に誰も何も責任の所在もはっきりさせず「無責任」が多くなったと感じる。「責任」がないから何でも言いたいことを言い、実践しないで後は知らん顔、失敗したら何も言わず消え失せる無責任社会になったのは非常に残念だ。 やるべき責任者がやる事を成し遂げる実践社会がほしい日本の政治政策(言うだけは誰でもできる)
『経営は哲学なり』野中郁次郎
「概要」今こそ企業は創造主たる誇りを持て!企業は一体何を信じて経営すればよいのだろうか。従来の日本型経営では通用しない。経営は哲学なり。経営スキルの時代から、再び経営哲学が問われる時代へ。本書は、経営理論をベースに企業、リーダー、文献の事例を数多く紹介することで経営の実践哲学を幅広く解説していく。
ー経営哲学
    卓越した経営者は自らの経験や知見に基づいた優れた経営哲学を持っている
    求心力やモチベーション、価値観は行動する上での指針や判断基準のベースとして機能
    直感的な判断やひらめきはの背後には経験に基づく深い知識基盤が存在している    
ー伝説的な哲学
    松下幸之助:「自然の理法」明確な企業方針を提示し求める姿を追求、信頼や存在意義に
    藤沢武夫:「因果関係のプロー」企業の環境基盤を持つこと(直観力と洞察力)
ー現場の哲学
    武士道:人々の心に刻まれた掟・道徳・品性・無償・無報酬でも実践する勇気と智
    サントリー:「やってみなはれ」お利口さんになるよりヤンチャになってほしい
    キッコーマン:「Quality Difference」(品質重視)戦略で北米市場に乗り出す
    ホンダ:「3現主義」見たり、聞いたり、試したり(現実現場しか信頼しない)
    ファーストリテイリング: 常識破りの「安くて良いもの」作りを徹底
        (コンサル料を市場の意見収集にあてユーザ・消費者の生の声を聞く)
    長嶋茂雄:「魅せる野球」でファン中心主義を徹底
    豊田喜一郎:「ジャストインタイム」質実剛健(現場改善を徹底)
    小林一三:「共存共栄」(清く正しく明るく)株主、労使への均等な利益分配
ー変革の哲学
    全日空:民間航空会社の走り・資本1億5千万円、従業員28名、2台のヘリコプター
    ヤマト運輸:「やればわかる やればできる」社訓は「協力・結束・調和」と言う「和」
    ソニー:学歴無用・一人の人間として向き合うことの重要性
    ダイエー:流通革命「現金買取で安く消費者に提供する」(量販チェーンの奔り)
    菊池寛:文芸家育成(1923年に文藝春秋創刊)生活第一、芸術第二(読者に感動)
    小柴昌俊:「立ち止まらず立ち向かう、やればできる」を実践・ノーベル物理学賞
    資生堂:「一瞬も、一生も、美しく」企業理念を貫徹(働く女性増、様々な生き方)
    電通:「鬼十則」「その手があったか・そんなことまで」を実践
    日本国有鉄道:「Discover Japan」1970年キャンペーン・顧客とのコミュニケーション
    パナソニック:「共存共栄」創業精神、熱海会議での素直な謝罪・改善体制
    日清食品:「ベンチャー精神とは無から有を創造する事」(安藤百福)
        「経営者とは権限ではない、責任だ」(上司は責任を果たすことが仕事)
    田中角栄:「政策の実現・評判の最大化」(日本列島改造論)日本国の事業(公共経済学)
ー創造の哲学
    世界最古の多数企業の「老舗企業」根幹:「継続性」(かきくけこ)
    か:感謝、き:勤勉、く:工夫、け:倹約、こ:貢献
    「第5の経営資源」とは「ブランディング」「ブランド」(人、モノ、金、情報)
    「一貫性」「革新性」(夢があり、時間が経過しても変わらず、先進、先取、先見性)
ー未来へ
    生産拠点などの分散化(自然災害などの危機回避)
    既成概念の枠や行政の縦割りを取り払い、柔軟な対応を可能にする
    理論と実践、特に「試す」ことがない情報化社会は「実践」が乏しい


起業家必読の心構え『3つ』

2023-07-01 08:00:41 | 経営・リーダーシップに必要な事
「信念」「情熱」「行動」「継続」に繋がる、所謂アントレプレナー的必須要素の書だ。現代、「自分を売り込む世界」を自分自身が作り発信できる環境が多くなり、ここにある「自分自身の紹介プレゼンテーション」を作ることを奨励したい。「自分を知る」事は仕事を辞めた時、落ち込んだ時に「自分のスキルレベル等を表現するカテゴリー」などがあれば最高に役に立つ事だろう。更に生涯にかけて世界を見る旅(留学)をぜひお勧めしたい。
『選択できる未来を作る』松岡陽子
「概要」「シャイすぎる子」がプロテニス選手を志し渡米後、MIT、ハーバードでロボット工学者に。その後はグーグルX、ネスト、アップルで活躍し、現在はパナソニック ホールディングスで新事業「ヨハナ」を立ち上げている。「なりたい自分になるための道の選び方」を知っている。
必要なこと3つ
    Mission(使命)
    Passion(情熱)
    Optimization(最適化)
ー「人生は何章もある本のようなもの」
    自分が一番のめり込めるもの(夢中になる事)を求め、探す
    将来役に立ちそうなスキルや経験を積むと自然に将来は開けてくる
    人と違うところを大切にする(みんなと違う意識)
    「ミッションドリブン」なりたいと言う自分に使命を立て原動力にする
ー米国大学での教訓
    教授や研究者は費用を自分で獲得しなけれならない
    プレゼンテーション力を得る(ジェスチャー:指を開かないで腕を伸ばして数える)
    テクノロジーは進歩的であるべきだが、進歩すぎてはいけない(ユーザに拒否に遭う)
    仲間と一緒に、人の為に、人が作り、役に立つものを(チームワーク)
    完璧主義から「できない理由」を先に考えてしまう(欠点)
    人に助けてもらうことに躊躇しない    
    多様性が高いチーム作り(経験や価値観)
人の採用に基準とした7つのポイント
    スキルセットが自分と違う人を選ぶ
    意見が合うだけの人よりも、意見が違った時の討論ができる人を選ぶ
    優秀でも企業文化に合う人を選ぶ
    自分のためではなく世に役に立つを優先する人を選ぶ
    「学べる人」を選ぶ(新らしいことに興味を持ち学ぼうとする人)
    物事の説明が上手い人を選ぶ
    実行力のある人を選ぶ
ー選択肢と価値観
    「見える化」するカテゴリーを作り自分で評価する
    ミッションがあれば迷いは減る
    「最適化」(Optimization)優先順位を決め行動する
ー母の言葉でプロテニスを諦める
「世界ランキング1位になれば素晴らしいけど、100位くらいの生活を考えてみなさい」
ー「テクノロジーが未来を作る」ではなく「テクノロジーで未来を作る」(人が入る)


世襲議員が増えたのは国民の所為!

2023-06-30 12:00:15 | 経営・リーダーシップに必要な事
国民の選挙への興味が薄いを反映した「世襲議員ばかりの政治家」
「有権者が当選させているのだから仕方ない」は本当か…政治家が劣化した世襲議員ばかりになった根本原因、と言う記事。
日本の議員数713名(人口124百万人、面積377K k m2)
カルフォーニア州の議員数120名(人口39百万人、面積423Kkm2)
これをどう見る?
このままの日本だと「国民の税金を何もしないでばら撒き(給付金などの名目)、自己主義・満足的な政治家のための政治しかしない」議員が増える事になる・・・のではないかと心配だ。是非選挙に行こう!!



政府の政策と実行計画(文章69ページ+資料28ページ)『絵に描いた餅』

2023-06-22 11:47:31 | 経営・リーダーシップに必要な事
「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」(3つ)
- 人への投資、科学技術・イノベーション、スタートアップ、GX及びDX の4本柱への計画的な重点投資、
- 昨年 11 月に策定した「スタートアップ育成5か年計画」に基づく、1兆円 規模の予算事業、スタートアップへの投資を促す税制、オープンイノベー ション促進税制の拡充等の措置、
- 同じく、昨年 11 月に策定した「資産所得倍増プラン」に基づく、NISA 制度 (少額投資非課税制度)の抜本的拡充・恒久化、消費者に対する中立的なアド バイザー制度の創設等の措置、 - 本年5月のリ・スキリング、職務給の導入、労働移動の円滑化からなる 「三位一体の労働市場改革の指針」の策定
政策資料はhttps://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/ap2023.pdf
相変わらずのダラダラ長い文章で69ページ+資料で28ページと政府の政策、「文章と内容はいいが本当に実行できるのか」誰がどうするのか全く責任不在で財源も不明「絵に描いた餅」になるのはもう見える。



人を育てる、引き出す能力『子供が学びたくなる育て方』

2023-05-21 07:10:26 | 経営・リーダーシップに必要な事
この本は単に子供を育てる親のみならず、人材育成、人事に関わる会社の経営管理者向けにも通じる、いわゆる「人の心の動きをいかに理解し、伝達するか」にも影響する教本だ。子供もそうだが人材の能力を如何に見出し、採用するかの決定判断は「信じる力の10の能力」分析次第だと深く感じる。特に「言及能力」「仮説思考能力」「目的設定・運用運営能力」「表現力能力」
『子供が学びたくなる育て方』矢萩邦彦
「概要」27年間20,000人を直接指導した「探究学習」の第一人者が、子ども自身が望む未来のために「小学校6年間で親ができること」を伝えます。「詰め込まない・追い込まない学び」で、ほぼ全員志望校へ進学。「探究学習×中学受験」を掲げる唯一無二の学習塾「知窓学舎」塾長経験
子供の求めているのは「回答」ではなく「応答」で、「感想を伝え合うこと」
ー「思考力」+「創造力」を問う会話をする
    例:「あなたならりんごをどのように説明しますか」(ケンブリッジ大学入試問題)
    従来の知識を詰め込む教育では問題の解き方を教えられない
ー「生きる力」とは 「キーコンピテンシー」と言う指標=能力・技能・力量)
    学びに向かう力、人間性など(学んだことを人生や社会に活かそうとする)
    思考力、判断力、表現力など(未知の状況にも対応できる)
    知識及び技能(実際の社会や生活で生きて働く)
「探求型学習」の勧め・3つのスキル
    「対話する」否定しない・合理化しない・応答する(思考力を養う)
        「なぜなら」「だから」「たとえば」「要するに」「しかし」「そして」「つまり」
    「探す」受験のメリット 知的好奇心・先取り学習・受験算数が地頭を鍛える
        「~を学ぶ」ではなく「~で学ぶ」(振り返り)
        中学・高校受験のメリットは「友人関係を大きく左右する」
    「やってみる」大人のやる気を見せる(子供のやる気を刺激する)
        日頃のニュース、出来事を一緒に考えてみる
        ボードゲーム:ドブル・ディクシット・ガイスター・パンデミック
ー自然法則などからあらゆる事象を理解する(自然との触れ合い)
    自然科学(自然の不思議を体験させる・質問する)
ー子供は「できなから嫌い」が多く、「できるようになると好きになる」
    マイナスの評価は人の自己肯定感を下げる
    ルールを決めるときには必ず理由とセットにする    
ー「子供を「信じる」(10の能力)AI研究者松田雄馬
    自己決定能力(信じる力)
    自己言及能力(疑う力)
    仮説思考能力(見なす力)
    目的設定能力(求める力)
    規則運用能力(続ける力)
    組織運営能力(関わる力)
    環境表現能力(慣れる力)
    芸術表現能力(伝える力)
    意味付与能力(納得する力)
    自己生成能力(成長する力)
ー「パラレルキャリア」
    重複した仕事をこなせる人材「意味があると感じれば、力が湧いてくる」
「スモールワールド」(ミルグラム定説)
    全ての人や物事は6ステップ以内で繋がる