@初対面の場合、人は「第一印象」で覚えられる。だから「第一印象と最初の言葉」は大切だ。 特に面接官・年配者との初対面では、お辞儀、姿勢、様相、それに音声・言葉。人の印象とは不思議なもので、キビキビした発声音と顔相(表情)に興味を持つ。メラビアンの法則「7・38・55」とは言語情報・聴覚情報・視覚情報の比率である。「人は見た目」と最近は「見た目判断」も少なからずで、注意が必要だ。直感的情報を以って判断する傾向は、情報過多の世とは反比例している。思うに、「誰もが忙しくなり、欲しい情報しか選択しなくなった事」が原因かもしれない。この文化は当分続くだろう。だからお客様、上司、年配者との初対面は覚悟し、適切な「最初の言葉」を用意して置く方が大事だ。生まれ持った顔は変えられないが、誰でも出来ることは笑顔・いい顔を普段でも作ることで印象は変わる、それと好印象を持ってもらうには、ちょっと違った「最初の言葉」も必要かもしれない。「今日はお会いできて最高の日になると思っています。もう少しご教授お願いします」、「ご講演のXXというお言葉、感銘しました。是非XX様の尊敬するまたは参考になる書籍、著名人がありましたらご紹介ください」など。
『会話は最初の言葉が9割』向谷匡史
- コミュニケーション弱者のための救済の書
- 「最初の一言」
- お辞儀の仕方、笑顔、視線、謝罪、自己紹介
- 挨拶・姿勢(礼儀態度)
- 3つのネタ=天気・季節・場所
- 自己紹介は起承転結・転を省く
- 年長者には「教えてください」
- 背筋を伸ばし、力強い足取りで歩く、大きな声でキビキビと
- 陳謝「どう言い繕えば納得してくれるか」では無く素直に説明
- 最初に言ってはいけない言葉
- 「お忙しいですか」「ご苦労様」「感心しました」
- 「お忙しいのにすみません」
- 葬儀式場では言葉をはっきりと
- 「このたびはご愁傷様でした。謹んでお悔やみ申し上げます」
- 着席する「上座」「下座」を理解する
- 訪問時の言葉
- 「ちょっと近くまで行くのですが、お時間いかがでしょうか」
- 「同」マジック+人間関係を知る
- 同郷・同窓・同業・同好・同朋
- お礼の挨拶
- 「ご馳走さまでした」は禁句
- 簡素に「ありがとうございました」
- 最初に結論ありきで進める
- 僧侶の世界「1声、2姿、3男」
- 読経の声がいい事、後ろ姿、容貌
- 表情は相手の心に伝染する+笑顔を作る
- 語尾の「です」「ます」をはっきりと
- 4つ話をして、6つ聞く