@70年ぶりの再会を目指し、88歳で遠い昔の辛い思い出しかない異国へ一人旅に出る。現実では考えられない老いのチャレンジに驚く、が最後に夢が叶う瞬間はとても感動ものだ。人は70年ぶりでも何か顔に面影を感じるものを持っているのか人間の不思議な能力に驚く。
『家へ帰ろう』
アルゼンチンに住む88歳の仕立て屋アブラハムは戦時中ホロコーストで命を助けてもらったポーランドに住む恩人に自分が仕立てた背広を届けようと一人で旅に出る。だが途中災難、事故に遭う。持ち金を全て盗まれ、病魔に襲われ入院、乗り継ぎ方も言語問題など、でも多くの人に助けられて、遂に昔の場所に辿り着いた。そこで70年ぶりに友人とも再会する。