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富豪の辿る道「税」「慈善事業」対策『無一文の億万長者

2022-06-03 07:53:30 | 経営・リーダーシップに必要な事
@「デューティーフリーショップ」創設者4人は貧しい環境で育ちながら商売に対しては誰より努力し、フィーニーの商売での才能(先見性・決断力・情熱)はダントツで、大成功を収めるべく人生を突っ走ってきた。後年富豪となった4人、特にフィーニーは慈善事業に全てを投資、自らがさまざまな投資先(大学・病院・研究所・企業)を援助することを決意、それは政府に納める税金が一番非効率で無駄があると悟ったことだ。
日本の税金の使われ方も不明瞭も多く、こういった直接寄付の方が効率もありがたみも良いと感じる。
『無一文の億万長者』コナー・オクレリー
「概要」有名免税店DFSの創始者は、世界有数の大富豪なのに、飛行機はいつもエコノミークラス、食事もハンバーガーという変わり者。いつしか、財産のほとんどを寄付して、慈善事業に精を出し始めるように。彼を突き動かすのは、いったい何なのか? 慈善、ビジネス、財産、成功、人生にまつわる、さまざまなことを考えさせる一冊。
チャールズ・F・フィーニー資産13億ドル、23位の富豪、だが、「無一文の億万長者」に
    1931年4月23日ニュージャージ州生まれ(父保険会社外交員、母病院看護婦)
    巨額の罰金(税)を逃れる為全てを手放すことに合意サイン(1984年11月バハマ)
        慈善事業団体設立その役員として生涯活動とした
10歳にして商売の才能(クリスマスカード販売)、キャディ、大学ではサンドイッチ販売、サマーキャンプ講習会、軍隊(日本基地駐留経験)軍人への免税酒販売、車、免税品販売拡大
ー最大の成功要因はハワイでの日本人客対象の免税品販売(倒産寸前の会社を買収し、来る間呼応客を対象にした免税店展開ー莫大な入札で免許取得)
    ツアコンへの手数料:一人@$1+売上の5%
    酒のブランド確保+命名:カミュ+ナポレオン(コニャック+ウイスキーなど)
    年間配当金:3400万ドル(1977年)
    免税店販売権:ハワイ政府に5年間11億5100万ドル(韓国ロッテとの入札)
        5年後には4億100万ドルとなる
法的、税務的な知識なしが途中「キャスフロー不足」、「刑務所行きリスク」で倒産寸前となり、著名な会計士により経費削減、法的合法な会社作りと組織で持ち直す
ー富豪となったことで不幸も
    娘の麻薬+自殺、家族との絆、転々とする住まい(ヨーロッパ・バミューダ・香港etc)
    妻との離婚、姪の癌治療
    各部売却騒動で4人の創始者が分裂(更にフィーニーが単独競合チェーン店を展開)
    DFS経営を退いた後の趣味、ゴルフ、孫、庭いじり+慈善団体での活動
慈善事業・団体設立
    個人資産としても世界に20ヶ所以上の企業と投資
    コーネル大学への寄付6億ドル、その他世界中の企業・団体・病院・大学等への寄付
ーフィーニーの「お金に対する」意志
    税金の無駄使いを嫌い「政府は寄付された資金・税金の最も非効率な組織だ」として慈善事業・団体等を通じて投資し世界のために貢献したい」「自らの財産を全部寄付し、それが最善の使われ方をするように自ら監督し、自分自身で使い果たすて消滅するようにしたい」
ーフィーニーの言葉「競争意識が極めて強く、成功の定義とは金を欲しいだけ手にすることではなく、幸せで健康な家族を育めることだ」「人生にはバランスがなければならない。ビジネス、家族、学びと教える機会のバランスだ」
ー富の処分に対して3つの方法がある
    家族に残すか、政府に遺贈するか、生きている間に有効的に使う



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