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人は正直になれない時がある『異邦人』

2023-10-15 12:51:16 | ミステリー小説から見えるもの
人は死刑の判決にならない様に「嘘をつく」、だが、ムルソーはその演技が出来なかった。ムルソーは不条理であったが避ける事なく罪を受けた。所謂「罪は罪」として裁かれて当然である、それが正当防衛、虚い申告であっても。だが、現代はずる賢い、権力を持った者が優勢であり、例え相手が真実を訴えても覆ることはさせない、のが現実だ。
『異邦人』カミュ
「概要」私ははじめて、世界の優しい無関心に、心をひらいた。太陽の眩しさを理由にアラビア人を殺し、死刑判決を受けたのちも幸福であると確信する主人公ムルソー。不条理をテーマにした、著者の代表作。
母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。
ー友を守る為に、ナイフを持って反抗する相手を正当防衛で殺害、独房に入れられる
ー独房での日々の生活は寝そべり空を眺めること、昼から夜へと色彩の凋落を眺める事だけ
ー裁判での質問においてムルソーは真実、真理だけしか言えず死をも考えていなかった
ー独房で最後のお祈り、司祭がいう「神の裁きが一切だ。死刑を与えたのは人間の裁きだ」、そして「神を見る事です」と



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