@人は生きている間に多くの出会いと別れに会う、そしていつかは何もかもを捨てて死ぬ。その事が分かっていても人間社会の「5つの欲」(食欲・財欲・性欲・名誉欲・睡眠欲)に惑わされ迷い、悩み、生きている。ブッダの「唯我独尊」、それは「我々人間はただ一つの尊い使命を果たすために生まれて来た」(苦悩の世界から永遠に脱出すること)とある。俗に言う「欲」は「程々に」、できれば放棄することが、苦悩が少ない人生になるのではないのかと、言う事だろうか。
『人生の目的』高森顕徹
「概要」どんなに多くの人に囲まれていても、常に孤独で淋しいものが心の中にあります。まさに「無人の広野を独り行く旅人」が私たちなのです。 本書では、ロシアの文豪トルストイを驚嘆させた「ブッダの寓話」を解説しながら、独りぼっちの私たちが、どうすれば幸せになれるのか、明らかにします。
ー仏の人間の実相物語(旅人は無人の荒野で虎に出会った)
虎から逃げる為に持ち金一才を捨て、松の木に登るが虎がよじ登り、蔦にしがみ付く、だが二匹の鼠が蔦を齧り始め、蔦をゆすると上にあった蜂蜜が落ち、美味しさに五臓六腑を満たされ、陶酔する
ー「トラの出会い」とは「死」を直面すること
・死は突然やてくる、まさに虎と対面したかのようなもの、逃れる手立ても無く命を失くす
ー人はそもそも一人、孤独
・「独生独死」(一人生まれて一人死ぬ)「独去独来」(一人去り一人来る)
・「歓楽尽きて、哀情多し」
・「出会いがあれば、必ず別れがやってくる」
ー三毒(3つの煩悩:欲・怒り・愚痴:心・口・体)
・「心が」命じないことは「口」には言わない
・「心」に反することは「体」は動かない
・「口」や「体」に行動はみな「心」の指示
・「心」欲・怒り・愚痴
・「口」綺語・両舌・悪口・妄語
・「体」殺生・偸盗・邪淫
ー5つの欲には魔力がある
食欲・財欲・色欲・名誉欲・睡眠欲(楽がしたい・面倒なことはしたくない)
ー人間に生まれたことをとてもありがたく、素晴らしいこと
三途(地獄・餓鬼・畜生)で畜生界に生きる動物や虫175万種、総計で3千万種
人類の2百万倍を超える生き物の中で一つの人間が生まれる
生命は3世(過去世・現在世・未来世)善因善果・悪因悪果・自因自果
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