@人間と牛との共存だが、最後は人間の酷さと牛の宿命を感じる。だが考え様によっては年老いて足が立たないままでは何れにせよ牛は生きていけないのだ。 いずれも生き物は生まれてから死ぬまで避けて通れない定めだが牛への同情が湧きあがり悲しい運命に「ありがとう」と言わざるを得ない。
この映画の主人公は「牛」、台詞はない、不思議な映画だが、それを観て人はどう考えるかを問う映画なのだ。
『COW』
牛の出産シーンから始まるこの牛の生態映画。子牛は生まれてから小一時間で立ち上がる、それまで母牛は子牛に纏りついた胎盤をなめとる。母牛は搾乳の為の通路へ導かれ、搾乳が始まる。その後子牛の場所に戻り、子牛と寄り添うひとときになる。
人間が子牛に乳をやり子牛に認識証がつけられると母牛と隔離される。すると母親牛は泣き叫び子牛を探すまくる。子牛への予防接種とツノが伸びないようにツノの根を焼く。やがて子牛は別の農場へ移動され育てられる。母親牛は体調検査後に搾乳、食事、外に出て牧草を食べ運動する。その後搾乳と食事で1日が終わるがそれを毎日繰り返す。 母牛は数回の産後後、体力によるが屠殺される。最後、足が弱り歩くのが程々になると最後の食事があり、拳銃で屠殺される。
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