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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線

2017-07-18 18:15:49 | 洋画未公開
7月5日にリリースされたフィンランド映画
ジャケットからは戦争映画と見えますが、なんとコレが完全なるジャケット詐欺
一応時代背景としてはWWⅡですから戦争映画と言っても間違いとは言えません
って言うか、フィンランドってドイツに征服されていたと思ってましたが
一応枢軸国の一員として世界に認知されてるンですね
ドイツとの訣別がラップランド紛争というか戦争だったわけってことですか

そこいらをちょっと認識してないとね
フィンランドの助産婦さんである主人公ヘレナさん、かなりな女丈夫というか
ハンサムなおかた
駐留してるドイツ軍の将校ヨハネスに一目惚れしちゃいまして
彼が転勤になったティトヴカに専門職を生かして看護師として彼女も移動するものの
なんとこのティトヴカ夜営地では
ロシアの住民や兵士たちを捕虜として連れてきて

所謂アウシュビッツと同様の人体実験を行ってる施設だったんですね
そんな背景の中でヘレナは同盟国であるドイツ将校と愛を深めていくのでありましたが
戦局はロシアの進攻によりドイツの不利な状況に落ちていくものの
二人の愛はどんどん深まっていく・・・

戦火は二人の仲を割いていくわけで
ってことで戦闘シーンはちびっとあるものの、なんとこの映画ラブロマンスというか
戦火に引き裂かれ数奇な運命に弄ばれた男女が愛を最終的に貫き通すという
メロドラマと言っても過言ではないかな
ってことで先に書いたように所謂ジャケット詐欺ってことになるんですよ

時代背景がWWⅡってだけでのメロドラマってことですから
そっちでのウリにしたら女性客を取り込めると思うのですが
戦火に切り裂かれる男女の愛というだけでは女子にも受けないってか
詐欺と知りつつも敢えて戦争映画というウリなら
私みたいな馬鹿がひっかかるってことですよね

主人公のヘレナを演じてるクリスタ・コソネンさんって
わりかし美人なんですよね
オープニングではちょっと見ハンサムな男子に見えました

2015年製作、フィンランド映画
アンティ・J・ヨキネン脚本・監督作品
出演:クリスタ・コソネン、ラウリ・ティルカネン、トンミ・コルペラ、ピルッカ=ペッカ・ペテリウス
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クリミナル・プラン 完全なる強奪計画

2017-07-18 09:32:26 | 洋画
シネマート新宿の企画興行<シネ・エスパニョーラ2017>にて上映された1本
このスペイン映画祭では「ザ・レイジ 果てしなき怒り」と「クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的」をそれぞれDVDリリースされたものを鑑賞しました
それなりに普段あまりお目にかかる機会の少ないスペイン映画の力作を鑑賞することができましたし、改めて最近のスペイン映画の面白さも知られ
実にいい企画だと思えるので
出来れば、<カリコレ>とか<未体験ゾーン>みたいな恒例の年中行事みたいになっていくと嬉しいのですが
何せ今の日本の興行形態がシネコン主体で金太郎飴みたいに日本全国
どこかしこで同じ映画しかみられないということですので
こういった企画興行っていうのは大事にしていきたい

「キリング・ファミリー 殺し合う一家」って言う映画も確かDVDリリースされていたよな
今度レンタルしてみようって思わせる程にこの「クリミナル・プラン」もそれなりに面白いし
男が喜ぶおっぱいもなにげに出てきたりという映画もシネコンじゃ興行ラインに乗っからないしね

放題の示す通り所謂銀行強盗ものの映画だが、
この作品の設定が前半と後半にお話が別れているということ
まずは前半、主人公のヴィクトルは金庫破りの名人ということだが、実はマドリッド警察の潜入捜査官
半年前に死んだ一匹狼の強盗になりすまして、凶悪なロシアンマフィアに接近する。
マフィアたちは彼の腕試しとしてとある金庫のコンクリートの壁を破らせ
金庫ないの書類を焼却
まずはヴイクトルは試験に合格する
そしてマフィアたちは、スイス銀行から3000万ユーロの強奪を計画しており、
ヴィクトルも金庫破りとして計画に参加させようとしてるところに
警察の特殊部隊に急襲され、一味は一網打尽、

ヴィクトルは潜入捜査官の役目を果たし、通常の勤務に戻るが
警察はヴィクトルをマフィアを紹介した人物の逮捕を彼に迫る
スイス銀行の強盗にも一役噛んでいたその人物は、
ヴィクトルとは昔からの友人で、深い絆で結ばれていた。
彼を差し出せという上司からの命令に煩悶したヴィクトルは、
直前までマフィアによって計画されていた銀行強盗を
彼とその友人とで実行するというものだった。

ヴィクトルが寡黙で行動に隙がなく、物語の実生活では子供とかみさんがいるものの
仕事一筋家庭を省みないという家庭事情を抱えていたり
潜入捜査でマフィアから与えられた女と情を交わしていたりと
物語に起伏をかなりつけているものの
更に最後は意表をつく銀行強盗のやり方に唖然茫然
あんなに簡単にいくものなのねぇ

しかし回りは警察に囲まれるというサスペンスの盛り上げ方も、
どうやってこの場をしのぐのか・・・
原題が実は「Escape Plan」となってまして
主人公の潜入特技が役に立つというお話ではありまして
ある意味犯罪者と司法の番人という枠を越えた友情のお話でもあったり

2016年製作、スペイン映画
イニャキ・ドロンソロ脚本・監督作品
出演:アライン・エルナンデス、ルイス・トサル、ハビエル・グティエレス、アルバ・ガローチャ、イツィアル・アティエンサ
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