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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

フェアリー・オブ・キングダム

2017-07-27 20:35:33 | アジア映画
見始めたら、なんかどっかで見たことのあるプロットが
そうだったんですよ、ベトナムに昔から伝わる
ベトナムのシンデレラと言われる有名な昔話「タムとカム」を
娯楽大作へと大胆に改変したアクション・ファンタジー映画でした

継母に、義姉の"カム"に苛められて育った美しい娘"タム"が王子さまと偶然出会い恋に陥る
ある時、王子の結婚相手を探すパーティーに国中の女性が招待されるも、
タムは母娘からパーティへの参加を邪魔をされてしまう。
その時妖精が現れ、タムを助けて美しい衣装を用意してくれて遅れて
パーティーに参加しようと馬を走らせる彼女は片足の靴を落とすものの
そのままパーティに参加を
タムは王子はめんどくさく宮廷を出るものの途中で光る靴を発見し
その靴に合った女を妻にすると公言
王子はタムとめでたく結婚するものの

そうですよねぇちょっとお話に変化をつけてますがどっから見てもこれはシンデレラ
しかし、このお話にはその続きがあって
隣国との戦争が起きるのですが、魔物の大臣が国の王位を狙っており、
まずは王子を亡きものに・・・タムの継母と結託し
継母と義姉は結託しタムを殺してしまい
タムの意思だとカムを王子の世話がかりにしての
王子の暗殺を企むものの死んだタムがウグイスに変身したり大きな木になって
王子の命を助けるのだが

隣国との戦争では裏切り者の影響で王子は傷つき裏切り者に崖から突き落とされて
ってお話が膨大な展開を見せてくれて・・・
しまいにはタムが生きかえってみたりのラブリーなファンタジーアクション大作

クライマックスでは国を牛耳った魔物の大臣と野獣に変身した王子との一騎討ち
ってか"シンデレラ"で始まり
ラストはなんと"美女と野獣'で終わるという

そんなこんなで邦題が「フェアリー・オブ・キングダム」ってことだったようで
お伽噺の世界観がいくつか味わえる物語となってます
さらにファンタジーとソードアクションの映画をさらに合体させてる一粒で何度おいしい作りの映画なんでしょうか
見てるとあ、これは・・・だとお伽噺のいくつかを見つけられるし
ソードアクションも楽しめる娯楽大作でした

ある意味ベトナム映画も侮れないなぁ・・・なんちゃって

2016年製作、ベトナム映画(大阪アジアン映画祭にて公開)
ゴ・タイン・バン監督作品
出演:ゴ・タイン・バン、アイザック、ファム・ハ・ビー、ニン・スン・ラン・ゴック、ジュン
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哀しき抗争

2017-07-27 16:36:29 | Vシネマ
オールインエンターテインメント恒例の70分前後のドラマを
2本撮りして前後編で1作品を完結させる任侠Vシネ
なんと松田一三の企画・主演なんですね
でも主人公の松田一三はヤクザじゃないんですねぇ
京都で小料理屋を経営してる板前さんの役所

武田幸三演じる、しのぎは力なりと言う過激な武闘派組織と
彼に敵対する穏健派組織とによって関東極道界は揺れており
伊吹吾郎演じる“闇の法王”とも呼ばれる大物、本条誠太郎の執り成しで
何とか関東極道界のバランスは保たれるいたのだが、

激務がたたったのか誠太郎は倒れて入院
そんな時板前の龍夫に誠太郎危篤の連絡が・・・
おっとり刀で帰ってくると誠太郎は一応立ち居振舞いのできる状況
滅多に帰ってこない龍夫にいい機会と弟の昇が危篤の連絡をしたのだった

ヤクザの義父からのDVにより子供時代に母親が死んだところを
誠太郎に拾われ、親代わりに育てて貰い、今は父親としたっているものの
ヤクザの世界をその育ちから嫌って板前になった龍夫だったが・・・

普段なら女優に恵まれないオールイン作品ですが、なんと子供時代の死んだ母親に
丸純子さん、二人を誠太郎とともに育てた母親代わりのスナックのママに水沢アキ
さらに誠太郎にこれまた拾われて龍夫と昇と一緒に育てられた女の子の成長後の姿として
サヘル・ローズが共演らしい、ってのはこの前編には出演なし

金子昇が実は穏健派のヤクザに飼われているチンピラだったり
伊吹吾郎の下で頭としての渡辺裕之、ゲスト扱いですが4課のデカに小沢兄貴と
ある意味男優陣チョー豪華

武田幸三が腕に自身ありってことで関東ヤクザ社会制覇に燃えて
伊吹吾郎を殺しにかかり、頭もてにかけて

みんな死んじまって、さて堅気の松田一三は一体どうなる・・・って先が見える展開ですが
ちょうどここいらで前編は終わるんですが
後編のトレーラーをみると頭の渡辺裕之さんは死んでいなかったようです
さらにどっから見ても日本人の顔には見えないサヘル・ローズも姿を表すようです

脚本・監督はすぎやまたろうというかた
よく知らないのでallcinemaさんで調べたら所謂VシネでもエロチックOVを沢山手掛けてこられた方のようですねぇ
ヤクザドラマ初演出のようですが、所謂伊吹、渡辺、松田三氏の演技もあるのでしょうが
ある意味間延びしつつもそれなりに見てて楽しめる作品ですが
また武田幸三絡みで殺陣のシーンに見映えがしていたのがこの作品の肝ですよね

男優さんよし女優さんよしということで、後半が待ち遠しい

2017年製作、日本Vシネマ、officeMH作品
すぎやまたろう脚本・監督作品、松田一三企画・出演
出演:金子昇渡辺裕之、武田幸三、サヘル・ローズ、丸純子、水沢アキ、伊吹五郎
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