MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星

2017-07-03 02:47:49 | 洋画
アルバトロス配給の米国アサイラム社製作の鮫の映画は
今まで数多作られて来まして、鮫だけではお客さんも飽きるよねぇ
ってことで海から陸の王者の鮫
ゾンビ鮫からして機械化鮫の映画でもう海か陸か空に鮫が縦横無尽に暴れまくってきた鮫ちゃん
原点に帰って海からもう出てこないし機械や他の生き物や死体と合体することもなく
海の王者鮫がついに食物連鎖の頂点にたってしまったと言う映画でした

アサイラム社としてのドル箱の鮫のスポンサーについにあのけーぶるTV会社のsyfyが・・・
ってことでアルバトロスもDVDスルーだけじゃ勿体いないと<未体験ゾーンの映画たち2017>にエントリー
原題からしてあの名作「猿の惑星」をリスペクトした作品になってますよね

近未来地球温暖化によって地球の地表の98%が海に沈んだ世界は
地球の食物連鎖の王者は鮫と言うことで、腹を満たすためにわずかに生き残った人間を襲ってくる
それも鮫も進化していて、母鮫が信号をだし、その指令によって鮫が人間を襲ってくるのである

"妙に大きい""陸を歩く""空を飛ぶ""鮫+αで特殊能力を持”を持って進化してきた鮫も
今作ではその進化は一頭の母鮫を中心に群れをなしまそれも種類の枠を越えて鮫と呼ばれる種の連合組織が
統率力の元で人間を襲うのですが、それには一応空中を跳び人間を襲います

鮫映画としての派手さはないけど、昨今のメインストリームに多少捻りが加えられているところが
荒唐無稽な表現を廃したところにアサイラムよりもsyfyTVの力関係の影響でしょうか
鮫に妙にリアリティを持たせて
オープニング海に沈んだ自由の女神像とかを見せて置いて、「猿の惑星」へのオマージュを捧げ

鮫に襲われる側の人間はただ襲われるのではなく
大気圏にミサイルを撃ち込んで温暖化防止をする事で陸地を増やそうと努力して
食物連鎖の頂点を奪い返そうとするわけで

そのついでに海底火山を噴火させ鮫をも退治しようと言う一石二鳥をたくらむ
しかし、鮫に襲われロケット打ち上げの電力がなくなり
鮫の母鮫が鮫との音信に使う電力を利用してロケットを射出するシーンをクライマックスのケレンでしたが

本作の見所を正直に言うと鮫退治とかロケットとかどうでもよくて
ロケット発射に命をかける二人の女科学者のタンクトップから溢れる谷間と言うのが・・・
もう少し美人であって欲しかったけども・・・

打ち上げに成功しようやく地球の海水がひいてラストはオープニングでは海水に沈んでいた自由の女神像が空中に現れます
そしてその先にNYCの高層ビル群が・・・
アサイラムとしてはかなりなまともな鮫映画でした


2016年製作、アメリカ映画
マーク・アトキンス撮影・脚本・監督作品
出演:ブランドン・オーレ、ステファニー・ベラン、リンジー・サリヴァン、ローレン・ジョセフ、ダニエル・バーネット
コメント (2)
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人間の値打ち

2017-07-03 01:59:46 | 洋画
6月20日にレンタルリリースされたイタリア映画ですが
一般公開と言っても文化的な映画を上映する東急文化村でのロードショー公開だったんですねぇ
面白い映画ではありましたが、こういった映画館で上映されてる映画ってのは実は私には不向きな退屈な途中で寝ちゃう作品ばっかだと思ってましたが
寝オチすることなく最後までしっかりと109分見続けることができた
ということは映画の持ってるある意味マジックなのでしょうねぇ
ってか一般公開される前に2015年のイタリア映画祭でエントリーされてた作品だったんですねぇ

全体に4つの章から構成してる映画
第一章はイタリア中流階級の不動産会社経営の男ディーノの借金して金儲けに投資するお話に
第二章はディーノが投資を託した上流階級の大金持ちで投資会社を経営してるジョヴァンニの妻カルラのお話に
第三章はディーノの娘セリーナのお話に
そうなんですディーノとジョヴァンニの二組の家族と
さらに下流階級の大麻所持で服役を済ませたルカと言う男の子絡んできて

一つの轢き逃げ交通事故からあぶり出されていく人間のエゴと階級間の格差や人間性が語られて行きます

プロットとしてはそれぞれの章は三人の人間が同じ時間軸をそれぞれの視点で描かれて
同時間軸のなかで起こる三者三様の出来事の点綴と言うことで
それぞれの重なりあう部分もあって
それが第四章で収斂されて轢き逃げ犯人もわかりますが・・・犯人探しがメインシノップスの映画ではなく

富豪上流階級、と中流階級の二つの家族の家族と言うか親子愛のお話と
階級の狭間を越えた男女の愛のお話でもあったと言う
それなりに見ごたえのある映画だった

2013年製作、イタリア・フランス合作映画
パオロ・ヴィルズィ脚本・監督作品
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ、ヴァレリア・ゴリノ、ファブリツィオ・ジフーニ、ルイジ・ロ・カーショ、ジョヴァンニ・アンサルド、マティルデ・ジョリ、グリエルモ・ピネッリ
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