ラブ＆ドール

一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本はこの作品を挟んで吉沢明歩、吉岡睦雄、城定秀夫の「デコトラギャル奈美」の黄金トリオのエロチックOV作品です
お人形さんが人間になってご主人様や、その他の人間とセックスをしていくことで
なんと人間とは何かをファンタジーで描いた城定監督お得意のエロチックファンタジー作品です

城定作品は結構な数を見てきていますが、これって見てなかったって言うのに気づいて
日本映画専門チャンネルの10日の深夜枠でOAされたものの録画視聴です

三十七歳にして童貞と噂される独身サラリーマン洋平クン。
彼は無数のアンティークドールを集め、夜毎ドールたちを愛でる趣味を持っていた
そんなある日、洋平がマリーと名付けたドールが元人間のお姫様で今はドールになってる人形から魔法の呪文を教わり突然人間になって洋平の前に現れて・・・
洋平はなんとマリーが人間に変身してるのになんの違和感もなく
一緒にお風呂に入ったりご飯を食ったり
いや実にこんなキモドールヲタを見事に演じる福天クンにデブキャラはナイスキャスティングでした

でもって結局は洋平とマリーは結ばれて・・・
この後セックスを知ったマリーは洋平に内緒で外へと飛び出し
マリーは人形でしたから人間の本質を知らないまま
原宿で出会った胡散臭い吉岡睦雄演じる音楽プロデューサーと出会い
吉岡プロデューサーに命じられるがまま、
世間知らずですし、セックスの快感のみ知ってる世間知らずのドールですから
枕営業で業界の大物によってアイドルとして君臨していくのですが
武道館での公演で貰った日本人形に、人間にさせてくれと言われ
彼女を人間にさせてしまうと

しじみさん演じる日本人形が枕営業でマリーに地位を奪い取り
なんとこのOVでのしじみさんはある意味吉沢明歩さんを完全に喰っていたような・・・

なんか普通に楽しめるエロチック作品でしたが吉沢さんはやっぱこっちにも先入観が先に出て来てしまって純粋ドールとは違かったんちゃうかな？
そういう意味で最初っからお色気を全面に出せていられるしじみ姐さんに喰われた訳でしょうねぇ

そして今回はお人形さんがテーマですから、音楽は当然”青い眼の人形”です
しじみさんのお歌は一応演歌ですがなんと"月の砂漠"に別歌詞つけていたようですね

2011年製作、日本OV、ブリーズ作品
城定秀夫脚本・監督作品
出演：吉沢明歩、しじみ、福天、吉岡睦雄、ホリケン。

特捜部Ｑ カルテ番号６４

この「特捜部Q」シリーズは好きな作品ですが
なんだろうなここんとこ大手レンタルチェーン店の限定レンタルなんですよね
ってことで＜未体験ゾーンの映画たち＞の企画興行に渋谷の映画館には精神的に行けないし、ってことで
いつもなら行きつけのDVD屋さんに予約いれるんだけども
実は行きつけのDVD屋さんも4月に閉店しちゃってまして
何店かの店舗を回ってようやく見つけましたので早速購入してきましたので
早速視聴です

なんと移民刑事のアサドの転勤話から話が始まるんですが
今作はなんと人権問題がテーマになってるんですね
それもある意味日本でもタイムリーな内容になっていた
そうなんです日本でも1948年から1996年までの間"優生保護法"の名の下で
知的障害者の男女性に対しての、本人の同意なき不妊手術が法の元で行われ、
それによって人権を奪われた方々が現在裁判を起こし勝訴を勝ち得ています

日本だけの問題だと私は思い込んでましたが、この映画で知りましたが
デンマークでも”優勢保護”の法の下でなんと女性だけを一つの島に集めて
不妊手術を行っていたんですねぇ
デンマークでは戦前の1934年から戦後の1967年まで行われていたようで

その時の不本意ながら不妊手術を受けた女性が
なんと当時の仇をうつお話としてはなかなか面白いといったらあかんけども
そんな優勢保護を現代のデンマークに移民が多くなり移民に対して医師と行政の政府役人になんと司法の警官まで加わって組織化しての不妊手術を

今作は移民のアサドをクローズアップしていた作品になっています
過去の事件を掘り起こす”特捜部Q”としては過去の優勢保護法を現代によみがえさせて
移民の人権問題を社会問題にして、それをこれだけの娯楽映画に仕立てて見せるのはお見事としか言いようがないものの

過去と現在とがクロスして物語が展開していくのに
これほど分かりやすく見せてくれる監督の手腕も見事でしたが
アサドが転勤だし、敵に撃たれてしまいドーなる
って言うのは危惧でしたねぇ
マダマダ続編が作られそうなので安心ですが、○○限定ってのだけは止めてほしいなぁ

2018年製作、デンマーク・ドイツ合作映画
クリストファー・ボー監督作品
出演：ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ヨハンネ・ルイーズ・スミット、ソーレン・ピルマーク