これはじつに悩ましい映画だった
って言うのも全編CGで作られた恐竜映画でして
普段アニメも漫画も見ないって公言しているわたしにとって
全編CGだけで作られた映画は一応CGアニメーションっていう名称ではあるんですが
実写映画として役者さんがブルーバックで演技されて
そのブルーの部分をCGアニメで埋めてこれを我々は実写映画として見てるわけでして
私個人としては二次元アニメーションとか最近流行の登場人物や風景を立体化して見せる三次元アニメーションをアニメっていう定義で捉えており
人間は出て来ずに
パソコン画面だけで構成されて一枚一枚セルを一コマで作るのがアニメっていう定義からは外れているし
マァ困ったことは困ったものの全編CGってことで一応月末だレンタル作品もほとんどない中でレンタルしてきちゃいましたが
マジ驚いたのはこの作品なんと80分程度の尺の映画でしたが
完全なる中国映画であったこと
もう全編CGだけで一本の映画を作るだけの技術力を完全に身につけてしまった中国映画界恐るべしですねぇ
父親と息子のテラノサウルスが白亜紀のある森を支配していた
父は息子に色々と教えながら育ててるいたんですが、弱肉強食のこの恐竜時代
鉤爪恐竜ディノニクスに襲われて、父親は息子を守って敵に倒されてしまい
森は彼らのものとなり均衡が保たれなくなっていく
命をかろうじて怪鳥によって助けられてカルノタウルスのルノーに拾われ弱肉強食の世界で生き延びる術を学んでいく。そんななか森では王座を狙っての弱肉強食の戦いを繰り広げられていくのだった
そんな混沌とした世界に息子がもどってきてディノニクスと園取り巻きに戦いえお挑み彼に同調する怪鳥や恐竜たちのが力を借りて森の平和を取り戻すって言った横道のお話
CGにより恐竜の姿や動きにさらにお互い食いつき噛み合う英蔵のリアル感といい
これからはAIによって役者さんのたった一枚の写真だけでCGによる映像ができてしまう時代がもうすぐそこには来てる気がする
まぁ二次元アニメとはいくら合成してもやっぱ実写とアニメとの差は歴然としてのもるんだと思うけども
もうCGだけで普通に実写と変わらない映画が生まれている現在
CGとのが線引きはもう無駄な気がすると教えられた作品でしたが
アテレコで声優さんが演技するってとこは相変わらずですねぇ
2022年製作、中国映画(日本未公開作品)
シャン・ミン、スー・リン監督作品
声の出演:イー・ヌオ、リン・ラン、ウェン・チーユー、チャオ・フーガン