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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

呪呪呪/死者をあやつるもの

2023-07-09 20:08:49 | 韓国映画
韓国のお得意ジャンルでのホラー映画だし
さっき見たインドの映画もタイトルに同じ文字が三つくっついてるって言う共通点もあって
ここで選んだのがこの作品
「RRR」は原題そのまんまですが
こちらも“呪”が三つ重なってるものの、こちらは邦題ですけども
三つ字重なりっていうことでこの作品の感想っていうか雑感を・・・
しばし、お付き合いいただければ幸いです。
 
って個人的には韓国映画だし、ものすごくエグくて血みどろホラーを期待していたら完全に肩透かしくらってしまった作品
見終わって調べてみたらこの作品も2020年に韓国のネットTVで放映された「謗法 ~運命を変える方法~」という作品の正統続編作品だそうですが
個人的には血液型の性格でテレコであっても前作見ないと気がすまない人ではあるのですが
この作品単体で見てもお話は完全に通じておりましてっていうか調べても日本ではDVD化されてねえし
ヒロインの呪術師であり、後半突然日本と中国で呪術修行を三年以上してきたって言うソジンさんが前作では活躍したんだなぁって言うのがわかったくらいで
この作品を単体で見てもほとんど問題はないと思っております
 
これってある意味ゾンビって言ってもいいような泥人形みたいな屍が蘇って殺人を起こして後その場で屍が朽ち果てて泥が落ちてくみたいに改めて死んでいく様をCGで見せてくれるのがケレンのようですね
死体が蘇るのは呪術によってですけども一応蘇るってとこはゾンビって言う言ってもいい
っていうのも呼び方がわからんからここではゾンビと屍の二通り書いているものの同じ事でして
このゾンビと言えるのか屍はちゃんと人体を形成してるものの、目的の殺人を果たすとその場で朽ち果てていくとこが新しいアイディアでしょうかねぇ
 
動く屍を殺人の道具に利用するというアイディアが斬新でしたし、呪術によっての蘇りっていうことで更に生きている人間に擬態するし、走るし、喋るし、集団で襲ってくるというか人間そこのけのソンビたちは、薬害実験によって殺された被験者の恨みを晴らしていくんですが
そこいらこの作品自体お話の進行には警察まで加わってくるけど屍集団にはたちうちできないって
もうそこからこれは韓国映画でしかできないものでしょうねぇ
でも決しておバカではない警察組織ではあります
 
そして更に韓国映画らしいのは悪として描かれる製薬会社の二代目女社長の強烈な悪徳個性が群を抜いて素晴らしい
一応ヒロイン的立場のおばちゃんでは呪術として太刀打ちできないとこに
で、お約束っていう具合にソジンが現れてくるとこが・・・・
よくある展開で実に単純明快な観やすい作品でした
邦題や日本版のジャケットからくる印象よりも明るく楽しい屍(ゾンビ)映画でした。
できれば前作見てみたい・・・
 
2020年製作、韓国映画(日本公開作品)
ヨン・サンホ原作・脚本作品、キム・ヨンワン監督作品
出演:オム・ジウォン、チョン・ジソ、チョン・ムンソン、キム・イングォン、コ・ギュピル、クォン・ヘヒョ、オ・ユナ、イ・ソル
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RRR

2023-07-09 05:05:37 | アジア映画
インド映画史上空前の大ヒット作「バーフバリ」シリーズを生み出したS.S.ラージャマウリ監督が贈る待望の最新作が、なんとロングランヒットで限定劇場での公開中にもかかわらず7月5日に二次使用のDVDがリリースされた。
この映画も歴史活劇でして
インドが英国植民地時代の1920年のインド。村人少女マッリの才能を気に入ったキャサリン総督夫人は、強引に彼女を総督府のあるデリーに連れ去ってしまうところから映画は始まる。
 
っていうことっで統治国であるイギリスに使える警察官ラーマとさらわれたマッリのお兄さんだったんですね
髭面と老練なお顔からしてお父さんだと思ってましたビームとの
いわゆる敵対する陣営に属する二人の出会いと友情の三時間の長尺アクション映画
それぞれの人物っていうかキャラクターの紹介として森の民であるビームはなんと森で虎と対決して捕まえてしまうという野人
この虎さんは中盤こういうことのための伏線であったんですねって言う形で再び登場してきます。
インドはIT大国であるために映画界でのCGやVFXの技術力も超一流ですから映画も
これでもかってIT技術を見せ付けてくれる。
 
もう一人のラーマは総督府に押し掛けてきた群衆の中に一人で乗り込み群衆たちを一人で蹴散らしてしまう
そんないわゆる敵対する立場の2人は互いの素性を知らぬまま一人の少年の命を救う事件から唯一無二の親友となっていくのだが・・・
見てるこっちはラストは結局この二人の友情と信頼を超えたタイマン勝負をクライマックスのケレンにするんだと思って見てたら
そこにはいく前に二人の対決を比喩的に心情を視覚で表したものなのかビームは水でラーマは火として総督府での対決をしっかりと見せといて
 
インターバル開始早々ラーマの少年時代に話が戻り
なんと彼は村人たち一人1人に銃を分け与える使命感を持って自分の気持ちを隠して英国側についた演技をしていたんですね
インド激動の時代で、彼ら二人は立場的には両極の場に立ってるものの実は同じ立場の人間だったってことで二人の友情、使命、家族、誇りが一つに結実して英國総統を倒してしまうんですね
 
実に上手にインド映画っていうかボリウッドダンスをプロットとして組み込んだシノプシスが上手いよね
っていうかエンドクレジットではもうボリウッドダンスをメインに耳に目に残る作品だった
インド映画もアクションシーンは役者さんがよく翔ぶし跳ねるよねぇ
アクション満載であっという間の三時間の映画だった。
 
2022年製作、インド映画(日本公開作品)
S・S・ラージャマウリ脚本・監督作品
出演:N・T・R・ラオ・ジュニア、ラーム・チャラン、アーリヤー・バット、アジャイ・デーヴガン、レイ・スティーヴンソン、アリソン・ドゥーディ、オリビア・モリス
コメント (2)
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