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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

シンデレラ3つの願い

2023-07-16 20:08:27 | 洋画
ノルウェー版のシンデレラストーリー
先に見たイタリア映画「3つの鍵」とこの「シンデレラ3つの願い」との邦題の“3つ”繋がりで連続投稿になります。
って言ういうか実は朝5時台の投稿は常に予約投稿にしてるんですが、それに合わせてのこの作品ということで8時台の投稿はその日暮らしの投稿になってたり予約だったりでかなり流動的なので
ちょっと入れ替えて“3つ”繋がりの括りで並べることにしました。
 
まぁノルウェーって言うことで雪の積もった中で繰り広げられるシンデレラストーリー
シンデレラって言ったら我々の知ってるのはやっぱディズニーでしょうが、ヨーロッパ各地で民間伝承されてきた「灰被り姫」のお話
それを世界的に普遍化して見せてこれがオーソドックスですよって全世界共通のお話として一本化して見せてくれたのがディズニーの力
したがって各国いろんなヴァリエーションで”灰被り姫“の物語は構成されているようでして
 
今作はノルウェーのシンデレラストーリー
一応灰被りは共通項のようで今作のシンデレラも頬に灰がくっついてるようで
かなりな美人のお方ですがノルウェーでは著名な歌手アストリッドSさんだそうですがちょっとシンデレラには薹がたってるようにも見えるがそれなりにお綺麗なお方
継母の娘は今作では一人なんですね
シンデレラは父親が生きている間に狩りを仕込まれてて
乗馬や森の動物達との交流に長けた人物として造詣されているようで
 
森の中で王子と出会いお互い名乗らぬままに別れたが別れ際シンデレラは相手が王子だと知ってしまう
一応花嫁候補選びの舞踏会が開かれ義姉の舞踏会での玉の輿を狙ってる継母
この映画では三つの木の実によってシンデレラは希望を達成していくって言うお話になっているんですね
基本線は変わらぬものの木の実で綺麗なドレスに着替えて自ら馬で城に向かったり
継母に見つかって逃げる途中で靴を脱ぎ捨てて逃げてくだけで
午前零時に魔法は解けない
 
ただすごいのはシンデレラに王子は渡せぬと王子を崖下に突き落とす継母の根性が素晴らしいわ
もう毒くらわば皿までって言う悪虐ぶりが見事だったなぁ
演じているのが世界的な女優さんエレン・ドリト・ピーターセンまさに真骨頂の演技でした。
王子様はまぁどっから見てもイケメンじゃなかったし、王子っぽく見えない
先にも書いたけどもシンデレラがちょっと年増気味だったのが気になりました。
 
2021年製作、ノルウェー映画
セシリ・A・モスリ監督作品
出演:アストリッドS、センジス・アル、エレン・ドリト・ピーターセン
 
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3つの鍵

2023-07-16 05:05:53 | 洋画
セットレンタルに組み込むDVDの員数のために選んだ作品
個人的には合わない作品だって十分にわかってのレンタルでしたが
見てるうちにそれなりに映画世界に引き込まれて行ってた気がするものの
この内容で二時間はちょっとキツかったかもしれませんね
 
一応劇場公開されている作品でしてシネコンでのロードショーって言うよりかは名画座的な劇場にかかる作品だし、セットレンタルの員数が足りてればレンタルしないと言える作品でもありましたが
たまにこう言った作品を見ておくと言うのもある意味必要なんだと改めて思わされた作品。
 
イタリアローマにある中産階級以上の人が住むアパート
三階には夫も妻の二人とも裁判官夫婦とその一人息子が住み
二階には仕事仕事で殆ど家にも帰ってこない夫を一人待ってる臨月の妻
一階には共稼ぎの夫婦と6歳になる少女が住んでおり、共働きのために隣人の夫が認知症の老夫婦にいつも子供を預けている3組っていうか4組の家族をメインに
これらの家族の10年にわたるそれぞれの節目の5年おきの3つの時代で綴られる物語
 
ある夜、判事の一人息子が酔っ払い運転の末に女性をハネ殺して一階のは共働き夫婦の壁を突き破って娘の眼前で止まる
その日は娘を向かいの老夫婦にあづけ日が明けると娘はおじいちゃんは壊れてると父母に認知症を告げるが取り合ってくれない
ここで取り合っておけばその後の展開も変わっていたかも・・・
次の日急用で妻が帰る前までとまた娘をあづけたらなんと老人と娘が行方不明に
一応見つかりはしたものの老人がおかしいと夫は性的に悪戯されたと思い込み警察沙汰に発展するわ
病院で老人の首を締めるわで問題が大きくなってこの隣人同士疎遠になるが
 
この老人夫婦の孫娘のJKがパリから帰宅してなんと隣人の旦那を誘惑して関係を持ってしまう
まぁ男にその気があったかなかったかは別として誘ったのはJKだし娘への性的な悪戯があったって信じてるからかも男は復讐としてなのかもしれませんがJKの処女をいただいてしまう
そして認知症のまま老人は死に幼児である娘がいたずらされたかどうかは永遠の闇に・・・
 
二階の若妻は一人で娘を産み帰宅する
が旦那のいない寂しさから産後鬱が激しくなってゆく
三階の少年はなんとか刑を逃れようと必死に親の地位を利用しようと・・・
 
そして5年後これらの人々にもそれぞれ変化が
JKとのsexが合意だったのかレイプ紛いだったのかの裁判を起こされていたものの一応は無罪を勝ち取るし
判事の息子は五年の刑期遠終えて出所したものの家には帰らずに放浪の旅に出ていくわ
二階の子供は5歳になっており、お母ちゃんの鬱もそれなりにおさまってなんとか表面上は収まっているように見えるものの
一旦壊れかけた夫婦や親子関係や隣人関係の根本は燻ったままっていうところが面白い
上辺だけ普通に見えても水面下では足が沈まないようにバタバタしてるわけでして
 
そして更に5年の月日が人間関係に及ぼす変化とはどのようなものかって言うのをしっかりと見せてくれており
いつもアクションばっかり見てるこっちでも年月が人を変えるさまをこのようにしっかりと見せてくれる作品にめぐり会えるとそれなりに映画っていいもんだったんだ
って改めて知らされた作品だったと思う。
 
切り口の違う記事はコチラ 
 
2021年製作、イタリア・フランス合作映画
ナンニ・モレッティ脚本・出演・監督作品
出演:マルゲリータ・ブイ、リッカルド・スカマルチョ、アルバ・ロルヴァケル、ーアンナ・ボナイウート、アドリアーノ・ジョンニーニ、アレッサンドロ・スペルドゥティ、エレナ・リエッティ、パオロ・グラツィオージ
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