日本映画を積極的に見ていこうって言う企画で見た作品
最近の日本映画を結構見直してきてる自分がいるのも事実だし
いわゆるアオハル映画でない作品ってこうなんだろう
ちょっとした市井の人物を描くことでじんわりくるって言うのも今時の日本映画の特徴だんだろうね
こう言った作品をなんで今まで敬遠していたんだろうって
自分が知らない間に年とっていただけなんだって今更思わされる
この作品は元々戯曲だったものをあらためて映画用に高橋泉にリライトさせて
まつむらしんごがメガフォンをとった作品
なんと言っても若年性乳癌の文学少女を演じる吉田美月喜の演技を褒めるべきなんでしょうが
その母親役を演じてる常盤貴子さんがバツグンに素晴らしい
そしてその若き職場の同僚でヒロインのある意味ヒロインの姉的な存在である前田敦子ももうアイドルから完全脱皮して、おしも押されもしない女優さんに生まれ変わっていたんですね
ヒロインは文学少女で芸術大学に在籍しており入学初の夏休みの課題として小説を書こうとしてる
女の子であるからなんと初恋のお話ってタイトルだけは決まっているものの中身もっていうか
自身未だ恋も経験したことがない
そんな中で幼なじみの演劇青年が同じ芸術大学の学生として出会い
彼にほのかな恋心みたいなものを芽生えさせていた・・・
そんな時に入学時に受けた健康診断のマンモグラフィーの精検診断が下り
そんな時に入学時に受けた健康診断のマンモグラフィーの精検診断が下り
母と一緒に精検受けたら先に書いた通り若年性乳癌と診断される
未だ誰にも触らせたことのないおっぱい
恋も知らず初めての男性にも触らせずに・・・・
まぁ私は男ですから乳癌とか言われてもピンときませんが
おっぱいは女性が女性であるって言う象徴でもあるわけだし、また母性のシンボルでもあるわけですから
それがガンって言う言われてどれだけ心がかき乱されるかって言うのは理解不能ですが
ダメージはおっきいとは思いますよ
それも未だ男を知らぬ女の身としては
さらに追い討ちをかけるように心ときめかせていた幼なじみを、なんといともあっさりと前田のあっちゃんがNTR
それを知った時の衝撃たるやガンとのWパンチやでェ
まぁヒロインの母は母でシングルマザーを卒業しようかどうしようかなって言うような感じやし
っていうかこの映画ある意味常盤貴子さんでもっている映画でもあったような
イヤこの映画なんら結論は示してくれてないんですが
ヒロインの同級生の発達障害者を演じていた佐藤緋美がラストに全部持ってってしまった作品でしたねぇ
2023年製作、日本映画、。「あつい胸さわぎ」製作委員会作品
まつむらしんご監督作品
出演:吉田美月喜、常盤貴子、前田敦子、奥平大兼、三浦誠己、佐藤緋美、石原理衣