MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ヌーのコインロッカーは使用禁止

2023-07-30 19:20:14 | 邦画
オールインじゃなかった今ではもうライツキューブの仁侠Vシネマで私にはお馴染みの役者上西雄大さんの映画はCSで「ねばぎば 新世界」を始めて見て、その後DVDで「西成ゴローの四億円」の正続編そして、映画監督デビュー作である「ひとくず」と順不同に見てきてますが
この作品はその「ひとくず」の次に製作してた作品でコロナ禍前にクランクアップしていたらしいのですが公開は2021年だそうで
ようやっとDVDがこの28日にリリースされたばかり
 
上西さんの主催される劇団10ANTSの古川藍さんをヒロインの発達障害のヌーに迎えて
これまたクズみたいな人生を金のために生きていくヤクザではないものの
その下請けとして日銭を稼ぐヤクの売人黒迫和眞との交流を通して
人間と人間との本当の交流ってこう言うもんんだろうって言うのをみせてくれる作品
 
個人的にはちょっと先読みできてしまって上西さんご自身が観客泣かせに持っていっちゃったって言う気味が見られる点が気になるにはなるんですが
所詮映画ってこう言うもんだろうって基本プロットは観客をどう泣かせるかって言うだけのお話だったようですが
 
劇団員さんたちの出演も目立ちますが、上西さんとのお仕事上での交流で工藤俊作さんがヤクザの元同級生として出演されておりましたが
彼に理解のある友情に厚い役でして
ラストは川を挟んでキャッチボールだろうって思わしといてそれを裏切る演出は見事でしたし
城明男さんもいつものオールインから抜け出せ無いキャラが良かった
菅田俊さんはもうなんでもできるお方ですから頑固なラーメン店主が実にいい
っていうか田村亮さんまで出演されていたんですね
っていうか白川和子さんが出られたときにはうっすらこっちも涙しちゃいました
もうあんなに老けられてて・・・
 
そうだよね今回のDVDに関して編集されていたんですね
クレジットにも出演カットも全くなくなっていた木下ほうかさん
この内容には彼の行為は不適切と言う判断だったのかな
 
まぁ上西さんの作品はどこをどうとっても大阪の西成というか昭和の香りがする作品でして、人物造形にしてもプロットの構成にしても
かなりわたしの琴線に触れる作品を作られるお方ですよね
 
2021年製作、日本映画、10ANTS作品
上西雄大製作・脚本・編集・出演・監督作品
出演:古川藍、徳竹未夏、谷しげる、城明男、工藤俊作、速水今日子、長谷川千紗、しじみ、山本宗介、リー村山、田中要次、白川和子、菅田俊、田村亮
 
 
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エアフォース

2023-07-30 05:05:02 | アジア映画
今月はここに来てなんとレンタル作品が枯渇してきちゃいましたねぇ
月末のリリースが何せこの作品入れて3本しかリリースされていないという
仕方なく本数稼ぎでオールCGで作られた中国映画まで見る羽目になるとはねぇ
っていうことでこの作品もマレーシア映画です
が邦題も原題「Air Force: The Movie – Selagi Bernyawa」もある意味詐欺
空軍映画では全くありません

一応太平洋にある架空の国ナンブリ国では5年間に渡り北部と南部の勢力による内戦が続いていたが、国連からの働きかけで4ヶ月の停戦を得られて
各国はこの停戦中に難民救済に動き、マレーシアも特殊航空隊<PASKAU>をナンブリに派遣し人道支援組織の護衛任務にあたらせる。
そして停戦は終了、それに伴いマレーシア空軍部隊も撤退を開始するのだが、傷を負った南部過激派の兵士を偶然助けたことにより北部軍の怒りを買って
輸送機が離陸したとたんに地対空ミサイルで輸送機を攻撃し、一応フレアを発するものの左翼に被弾して
搭乗していた救援部隊員は落下途中でパラシュートで降下するが、そこは北軍勢力のまた只中、マレーシア救援部隊は追いかけて皆殺しを標榜する北軍と銃火を交えながら本国との連絡を取り救援地へ移動を開始する

表題が「エアフォース」なのに映画のほとんどが陸地戦という不思議な映画
マレーシア空軍全面協力を標榜しての救援のために戦闘機飛ばすし救援ヘリも飛ぶから空軍全面協力っていうのは正しいんでしょうが
戦闘機ガ敵部隊に落下させる爆弾が落下途中で分裂して落下するクラスター爆弾だったのにはちょっと驚かされた

空軍と陸軍と兄弟みたいに育ってきた幼馴染みのエピソードもあったりするんだが
それがほとんど生かされていないんだな
一応救出には成功するもののそこまでに失った兵士の数も民間人もそれなりにいるんだよね
あんまスッキリしない映画だった
ジャケットにある惹句のがドッグファイトもほとんど見せ場になってない
ミグ一機とF -18一機との空中戦ですが撮り方があまりにもヘタすぎて・・・
緊張感もなんもない映画だったなぁ

2020年製作、マレーシア映画
ズルカルナイン・アズハル、フランク・シー脚本・監督作品
出演:アイマン・ハキーム・リザ、ダト・アディ・プトラ、ナス‐T、サーラー・アリ、パブロ・アミルル
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