オールインじゃなかった今ではもうライツキューブの仁侠Vシネマで私にはお馴染みの役者上西雄大さんの映画はCSで「ねばぎば 新世界」を始めて見て、その後DVDで「西成ゴローの四億円」の正続編そして、映画監督デビュー作である「ひとくず」と順不同に見てきてますが
この作品はその「ひとくず」の次に製作してた作品でコロナ禍前にクランクアップしていたらしいのですが公開は2021年だそうで
ようやっとDVDがこの28日にリリースされたばかり
上西さんの主催される劇団10ANTSの古川藍さんをヒロインの発達障害のヌーに迎えて
これまたクズみたいな人生を金のために生きていくヤクザではないものの
その下請けとして日銭を稼ぐヤクの売人黒迫和眞との交流を通して
人間と人間との本当の交流ってこう言うもんんだろうって言うのをみせてくれる作品
個人的にはちょっと先読みできてしまって上西さんご自身が観客泣かせに持っていっちゃったって言う気味が見られる点が気になるにはなるんですが
所詮映画ってこう言うもんだろうって基本プロットは観客をどう泣かせるかって言うだけのお話だったようですが
劇団員さんたちの出演も目立ちますが、上西さんとのお仕事上での交流で工藤俊作さんがヤクザの元同級生として出演されておりましたが
彼に理解のある友情に厚い役でして
ラストは川を挟んでキャッチボールだろうって思わしといてそれを裏切る演出は見事でしたし
城明男さんもいつものオールインから抜け出せ無いキャラが良かった
菅田俊さんはもうなんでもできるお方ですから頑固なラーメン店主が実にいい
っていうか田村亮さんまで出演されていたんですね
っていうか白川和子さんが出られたときにはうっすらこっちも涙しちゃいました
もうあんなに老けられてて・・・
そうだよね今回のDVDに関して編集されていたんですね
クレジットにも出演カットも全くなくなっていた木下ほうかさん
この内容には彼の行為は不適切と言う判断だったのかな
まぁ上西さんの作品はどこをどうとっても大阪の西成というか昭和の香りがする作品でして、人物造形にしてもプロットの構成にしても
かなりわたしの琴線に触れる作品を作られるお方ですよね
2021年製作、日本映画、10ANTS作品
上西雄大製作・脚本・編集・出演・監督作品
上西雄大製作・脚本・編集・出演・監督作品
出演:古川藍、徳竹未夏、谷しげる、城明男、工藤俊作、速水今日子、長谷川千紗、しじみ、山本宗介、リー村山、田中要次、白川和子、菅田俊、田村亮