MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

七人の刑事 女を探がせ

2023-07-03 20:08:22 | 邦画
松竹映画のロゴにかぶるTVドラマと同じオープニングスキャット
そのまんま画面は
TBSテレビドラマと同じキャストの紹介後の
 
 
と二分割のねタイトルに続いて
スタッフキャストクレジットでしたが
このクレジットで注目点はここ
 
監督と助監督が脚本描かれているようですが
向かって左に提供社名が
そう劇中日本ビクターのステレオと森永コーラス製品がタイアップされていたようですね
 
っていうかこのTV人気ドラマ「七人の刑事」は三本このキャスティングで完全映画化されていまして第一作の「七人の刑事」と今作は松竹で製作されており、第三作「七人の刑事 終着駅の女 」は日活で製作されてるちょっとした変わり種
 
今作だけ見る機会に恵まれませんでしたが、ようやっと本朝CS衛星劇場の“幻の蔵出し映画館”の企画プログラムの一本としてOAされたものの録画視聴です。
願いはいつか叶うものでようやっと三作順番はテレコですが全作観ることができました。
 
川岸で見つかった女性の死体。現場に向かう捜一の緊急車両
サイレン鳴らすものの普通乗用車ですから窓から赤旗出して周りの走行車両を規制していく様は面白かったけど
私も実は昔車走行してて、誰とは言いませんが首相の帰宅車列のパトカーから赤い点滅棒を出されて優先走行された記憶が蘇りましたがな・・・
 
現場の遺留品は男物の片方だけの靴。
現場の聞き込みから害者は近所の女子感化院から脱走した4人の女生徒の1人だと判明。
また何故か前日感化院は火事を出してて4人が集団脱走しており害者はその脱走した女の1人と判明
ってことで若い女優さんたちが大量に出演されてきてまして中村晃子さんには新人扱い
逃げた残りの3人の行方と、遺留品の靴の捜査にあたる刑事たち

捜査一課の7人の刑事たちがこの二つを追う前半は、刑事ドラマの手本とでも言わんばかりの地道さで描かれています。そこに絡む脱走不良少女達の十朱幸代と知恵遅れの中村晃子が刑事たちを翻弄する様は見事なんですが
実際にはコチラがサイドストーリーになってくるんですね

靴の持ち主が判明し、それに伴う人物が捜査線上に浮かびあがって来てからの後半はそのいわゆるエリートと言われる人種たちと一課の7人との対決の構図がメインとなってきて
彼らに隠された秘密や犯人と目される男の崩せぬアリバイ、そして更になんと証拠も掴めぬまま犯人が国外逃亡を目論んでいて実に犯人と時間との戦いで映画はプロットを盛り立てていく・・・
 
東映の「警視庁物語」からもう刑事一筋で俳優業を続ける堀雄二さんのどこから見ても刑事って言う雰囲気に貫禄さえ見えてしまいます
昭和30年代の東京の景色が見られるのも面白い

1963年製作、日本映画、松竹映画作品
成田孝雄共同脚本・助監督、高橋治共同脚本・監督作品
出演:堀雄二、芦田伸介、菅原謙二、佐藤英夫、城所英夫、美川陽一郎、天田俊明、十朱幸代、香山美子、中村晃子(新人)、青山ミチ、浅茅しのぶ、関千恵子、加藤嘉、高千穂ひづる、田村高廣
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY

2023-07-03 05:05:05 | 洋画
美しく幅広い音域と力強い歌声で世界を魅了したアメリカの黒人女性歌手ホイットニー・ヒューストンの半生を描いた伝記映画ですね
もう7月なのにレンタルやセルの新譜リリースは曜日(毎週水金がリリース日)の関係で7月5日がリリース初日
ってことでそこまでレンタル持つのかなぁ
ってことであの「ボディガード」に出演していたホイットニー・ヒューストンの半生を彼女の楽曲と共に描いたなんと144分もある作品にまで手を伸ばして新譜リリースまでブログ更新を図るこの涙ぐましさ
 
この作品もまた私には合わんだろうって思っていたんだけど見るとこれって結構楽しいし音楽にハマるよね
主役と製作を兼ねてホイットニーを演じてるナオミ・アッキーが自分で歌まで歌ってるんですね
そしてなんと脚本はQueenのサクセスストーリーを描いた「ボヘミアン・ラプソディー 」の脚本家アンソニー・マクカーテンが脚本を再び担当してるから
音楽映画としても伝記映画としてもしっかりとした作品になってるのがいいよね

ホイットニー・ヒューストンの物語っても我々はなんと48歳でこの世をさってることを知ってるわけですから
彼女の伝記映画としてクライマックスをどこに持ってくるかって言うのを楽しみに
彼女がまだ、歌手であった母親のバックコーラスを務めていた頃に
これまた伝説の名音楽プロデューサーであるクライヴ・デイヴィスに見出されて
二人三脚でとんとん拍子に人気歌手にのし上がっていく様をテンポ良く見せてくれるものの
 
こういった金のなる木を持った父親がマネージメント会社を立ち上げて
スケジュールは自分で決められない、勝手にツアーが決まっていて
更に稼いだ金は勝手に女に使い込まれていたりと
お決まりのプロットをシッカリと組み込んでいき
そんな中で結婚とか夫の浮気とかからクスリにのめり込んだいく事で
サクセスストーリーから転落に転じていく様をしっかりと描きつつも
クライマックスではグラミー賞でのもう声もでなくなってる中での三曲メドレーで終わらせてくれるのにはちょっと泣かされる
 
ヒロインを演じてるナオミ・アッキーの歌唱力も見事ではあるが
なんと18歳のホイットニーから中年のホイットニーまでちゃんと演じ分けられてるとこがすごかったなぁ
ってかあのサインのペンが何かありそうで二回とも意味ありげに見えるけど結局は何も解決せずに終わっていたのが・・・
そしてちゃんと時代に合わせての楽曲のデモテープ
歌手になりたての時には文字通りカセットテープでしたが、ちゃんと後半ではCDになっているのねじつに細かい
 
そしてエンドロールでは画面上半分にありし日のホイットニーの姿が最後まで流されるという作品でした。
 
2022年製作、アメリカ映画
アンソニー・マクカーテン脚本、ケイシー・シモンズ監督作品
出演:ナオミ・アッキー、ステンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース、タマラ・チュニー、ナフェッサ・ウィリアムズ
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