MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

操作された都市

2018-07-20 17:36:00 | 韓国映画
近未来の世界で韓国兵士が戦闘し、小隊を率いる小隊長が敵の牙城に迫るなか
一人の部下を助けるために己れの身を犠牲にして
って言う戦闘シーンがこの映画の掴み
って言うかこの迫力満点のハリウッドも真っ青な戦闘シーンが実は対戦型戦闘ゲームのシーンでして
小隊長として命を落とすのが主人公のクォン・ユ

彼の元に介護士してる母親から電話が・・・実はフリーターでネカフェで戦闘ゲームにオフラインでもあったことのないネット仲間たちと毎日ゲームを通し交流しているんですねぇ
で母親は彼のこんな自堕落(親から見ての)を叱責するものの
彼は聞く耳をもたない
と突然テーブルのスマホが鳴り、なんと持ち主が届けてくれたら30万ウォン払うって言われ
ホテルに届けにいくものの当人はシャワー中のために
ベッドに置いて、置いてあるお金を貰って帰るものの

突然警察に踏み込まれ、当該のスマホ女性殺害で逮捕され
あっという間に証拠が集まり裁判で無期懲役の判決を・・・
親一人子一人ですから国選弁護士も、なんと無力なおっさんです
母親は一人息子の無実を訴えつづけるものの
息子の無実の証拠が見つかったってのを最後になんと自殺を・・・国選弁護士の無能ぶりが実に光ります

ってことで、刑務所内では牢名主みたいなのに苛めを受けて
ってもこの主人公実は空手の有段者であり、致命的な打撃はかわしているようです
ってことで戦争映画から今度は刑務所を脱獄する映画に変貌

死刑囚からの助言で自ら腹を刺して病院転送を利用して見事に脱獄すると
なんと自分を嵌めた事件を探ろうとネカフェで検索してると目の前に一人のお姉ちゃんが
携帯を差し出し
それに出るとなんと目前のお姉ちゃんが携帯で交信してるではありませんか

このお姉ちゃん実は戦闘ゲームでは兄貴と呼ばれベテラン下士官の人
なんと女性であり、人と交流ができず会話は電話回線を通さないとできない
で彼女の呼び掛けで5人の戦闘ゲームの仲間が集合して
彼らの特技を生かして主人公の無罪を証明していくお話に・・・

そして彼らが特技を生かして見つけたのは
金を使って世の中を操作する財閥の人間たちの存在
犯罪の現場から証拠を消し去り、新たな犯人を作り出すための現場と証拠の捏造
彼らの存在に行き着くものの

なんと彼らの反撃は、なんと件の刑務所からあの牢名主グループを無断出所させ
そういやつい最近も刑務所を思いのままアリバイにして出所して犯罪する刑務所映画を観たなぁ

ってことで色んな映画のおいしいとこどりして一本の映画にしたようで
韓国映画の娯楽せいの中に思いのママ社会を動かす財閥と
仕事にもつけず底辺に生きる若者の対比とか
韓国社会の格差に焦点を当てたような作品です

って言うか意外な人物が黒幕って言うのも良かったなー

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
パク・クァンヒョン脚本・監督作品
出演:チ・チャンウク、シム・ウンギョン、アン・ジェホン、オ・ジョンセ、キム・サンホ、キム・ミンギョ、キム・ギチョン
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THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ

2018-07-20 15:54:08 | 邦画
若干25歳の二宮健監督の商業映画デビュー作だそうです
見終わった正直な第一印象というか感想は”なんだろうなこれは?”ってのが正直なところですが
情報をいれないと言っても主演と言うかヒロインのオリアアキを演じてる
桜井ユキさんのヌード目当てでの鑑賞です(笑
確かにヌード(全裸)で高槁一生さんにまたがっておられました
ヤバイでしょ高槁一生ファンには・・・
でもそんな激しいと言うシーンではないですよ
エロっぽくない撮り方をちゃんと心得てる監督さんの力量もお見事
全裸で演技された桜井ユキさんもお見事

猥雑って言うのが正しいような映像が次から次に紡がれていくだけで
ストーリーの展開を追える映画ではないんだよね
ヒロインの過去・現在・妄想の世界観がランダムに映像化されて羅列されていくに連れて
何となくシノップスが見えてくるのですが
ヒロインの世界観が現実と妄想とがリンクされていくに連れてようやっと
作者の意図が見えるんですねぇ

猥雑な映像と先に書きましたが・・・
なんだろうな私が感じたのはヒロインが所謂サーカスの世界で
そんな世界観の映像から感じたのはなんだろうな天井桟敷の世界を甦らせたような
っても25歳の監督さんが天井桟敷を知ってる訳ではないんでしょうが

昭和デカダンスを戦後の昭和元禄の世界に甦らせた天井桟敷
その天井桟敷の世界観平成の末期に再び甦らせたのか
って思うのは、私もかなりな年代になってるんだよね

ヒロインの桜井ユキさんって結構色んな作品を見ている私ですが
全く女優さんDDの琴線に触れてきませんでした、
好みのちっパイだしお顔も素敵な女優さん
これからはもう押しの一人に・・・
高槁一生さんは映画としては私にはお初ですが、なんだろうなCM出過ぎで
そのイメージから抜けきってなかったなぁ

今でもポラロイドカメラってまだ売ってるのかなぁ
プロカメラマンのカメラもデジタル化されてる現在
プロの世界でもポラってもう不用だと思ってますが・・・

まさかのショットガン連射
妄想の世界だからリロードは不用での撃ちっぱなしでいいわけね

一応Rー15作品でありますし
主演の女優さんも全裸で濡れ場を演じてるってことですが決してエロチック作品ではありませんが
おっぱいをちゃんと露出されてるしと言うことで
一日1本エロチック作品を見ていく企画の今日の一本に当該させていただこうかと・・・

2017年製作、日本映画、キングレコード作品
二宮健原案・脚本・編集・監督作品
出演:桜井ユキ、古畑新之、佐々木一平、新川將人、阿部純子、川面千晶、武藤心平、岩崎未来、成田凌、山谷初男、満島真之介、高橋一生
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懺悔 ~松岡真知子の秘密~

2018-07-19 19:40:25 | OV
一日1本エロチック作品を見ていく企画
今日の作品は7月15日のチャンネルNECOの深夜枠ミッドナイトシアターでOAされた
城定秀夫監督の2010年の作品です
Blu-rayに録画していたものを視聴

高校の音楽教師・真知子は、かつて姉と一緒にピアノの連弾で名を馳せていた姉妹であったが
姉の男を寝取ったことで
現場を目撃した姉が飛び下り自殺をはかり
姉の景子の両足を不自由にさせてしまい、
以来姉から奴隷のようにこき使われていたのだった

っていうのは映画の進行に連れてとはずがたりでちゃんと表現されていくのですが
覇気のない授業とか姉との誰にも言えぬ秘密に苦しみ、
そんなストレスをレンタルAVでの自慰行為で発散している真知子

ある日、それを爆発させるかのように、いじめられっ子の生徒と禁じられた関係を持ってしまい
音楽室での禁断の愛欲に溺れていくものの
姉に疑問を持たれテレクラ男と無理矢理関係を持たされる・・・

なんだろうねこの見るからに地味で本当にこのお方AVに出演されてるのかって言うのが
主演の松浦ひろみさんへの正直な感想ですが
見終わって調べたらこの方“現役シンガー”なんですねぇ
と言うことでEDまで彼女の作品でしたが
裸にならなけりゃこんな地味なルックスの松浦ひろみのキャスティングがこの映画の勝利ですねぇ
だってね姉役には造作からおっぱいまで全てが派手な原紗央莉と完全にパラドックスですねぇ
城定監督の完璧な計算ですよねぇ

そしてまだまだこの時代はこう言ったOVにもある程度予算が出せていた時代だったんですかね
最近のOVとは全く違う画面作りとか
舞台が高校と言うことで一応高校生エキストラの人数も揃えていたようですし
食事シーンでも惣菜の量も揃ってるし予算も撮影日数も恵まれているから作れる作品でもあったんでしょうね

イメージとして姉を殺してしまうシーンでは城定節炸裂なスプラッターもよかったなぁ
ピアノ演奏シーンは松浦ひろみ御自身だったのかなぁ

ラストシーンの台詞と急角度の坂道のシーンは秀逸
さすが城定秀夫

2010年製作、日本OV、ミュージアムピクチャーズ作品
城定秀夫編集・脚本・監督作品
出演:松浦ひろみ、石井亮、吉岡睦雄、福天、濱田マナト、神楽坂政太郎、津田篤、しじみ、原紗央莉
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コールド・キラー

2018-07-19 15:57:32 | 洋画未公開
7月18日にリリースされたオーストリア映画
何となく購入を控えた作品でして、レンタルで見ましたが
DVDは見て見んとわからないですね
これは実に拾い物の映画でした

深夜のウィーン町ん中色んな客を乗せて走るタクシー
深夜勤務運転をしてるのなんと女性ドライバー
そうですよねドイツではタクシーはみんなベンツですよね
日本ではクラウンが多いのと殆どおんなじ条件ってことですよね

深夜の勤務を終えたエズゲは、従姉妹の旦那の社長の従姉妹がどこかで浮気してるって言う愚痴を聞き流して帰宅すると部屋の中で異臭感じ
窓から裏の家を見ると何者かが娼婦の肌を剥ぎ焼殺をしている現場を目撃してしまう

通報し、警察に保護を求めたものの、臨場警察官はトルコ移民で
薬物所持の前科を持つエズゲの保護には取り合わない。
翌朝、犯人からの視線に怯えるエズゲだったが、実はそんな彼女は、
男勝りでムエタイのジムに通ってたりして
元恋人の勧めで男とスパーリングをするが
男は負けた悔しさからエズゲに背後から攻撃を加えたために
さらにボコボコにされてしまうのだった

ここいらは映画後半への伏線になってるとわかるんだけどこんなに強くても犯人の影に怯える彼女の立ち位置とか
なんだろうね移民の両親とかの関係性についても映画は説明はしていませんが
実はこれは映画を見ての予想ですが父親に犯された過去があるみたいな・・・

そんなヒロインですが従姉妹が彼女のジャンパーを着て、
旦那との浮気ぐせで彼女の部屋を訪れたため、
猟奇殺人犯に間違われて殺された事から・・・従姉妹の幼児を連れて猟奇殺人犯から
にげまくる姿を淡々と描いていきます

ヒロインのヴィオレッタ・シュラウロウという女優さんが実に
精悍で美しいと言うかキツいお顔が印象的ですが
シャワーシーンでは手ぶらで胸を隠していたのが
なんだよねって思ったのですが終盤に猟奇殺人犯にギッタギタに斬られた傷の手当てのシーンではしっかりとおっぱいを見せてくれています
さすがにヨーロッパの映画はこっちの期待を裏切らない

また、映画の流れとしてはヒロインとベテラン刑事との心と体を交流させるシーンもあるんですね
客としてタクシーにに乗り込んで客席から斬りつける猟奇殺人犯の刃を避けための
派手なカーアクションがあったりしますし
なんと猟奇殺人犯の正体が判明後ムエタイの体技で列車内で猟奇殺人犯とのタイマンアクション映画って言う側面と

今ドイツが抱えてる移民問題や老人介護問題等のテーマを映画の中にはさりげなく盛り込んでたりするんですね
未公開作品ではありますが実に拾い物の映画でした

2017年製作、ドイツ・オーストリア合作映画
ステファン・ルツォヴィツキー監督作品
出演:ヴィオレッタ・シュラウロウ、トビアス・モレッティ、サミー・シーク、ロバート・パルフラーダー、フリードリッヒ・フォン・サン、フェレーナ・アルテンバーガー、ヌルゼル・クーゼ
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デトロイト

2018-07-18 17:48:04 | 洋画
1967年7月23日、デトロイトで違法酒場の摘発から端を発した黒人暴動は
どんどん規模を拡大し略奪や銃撃戦があちらこちらで発生し
市警察では到底対処できない規模の暴動であったため、ミシガン州軍の派遣や州警察まで動員された
そして暴動は何日もつづき・・・そんな暴動のある一夜のお話を後日裁判を含めてキャスリン・ビグロー監督が
140分の映画にまとめたtrue storyですので
結構見応えがありました
時はうつろいそれから50年以上経過していますが
実際には白人と黒人の人種問題は依然としてアメリカには残ってるようで
昨日だか今日だかも、シカゴで白人警官が、黒人を問答無用で射殺したらしいニュースが流されましたが
どうやら公開された時の警官カメラの映像から射殺された黒人は銃を携帯していたようですが

で、この映画もご多分に漏れず白人警官と無辜の黒人へのいわれのない不当捜査のお話となっています
ま、戒厳令が敷かれどこにも行き場のない人がほんのいたずらから
競技用のピストルを警戒してる州兵にむけ発砲したから
州警察、州兵に市警察まで飛んでくるのは当たり前ですが

市警察にたまたま人種差別の強い警官がいて
前日も彼は暴動に紛れて物を盗んで逃げる黒人を背中から射殺していた
そんな彼は真っ先に現場にかけつけ逃げるために目の前を横切った黒人を瞬殺
自分のナイフを死体に持たせ

さらに誰が銃を撃ったのかその場に居合わせた黒人をもう尋問責めに
それが玩具銃とみんな知っているのに警察不信と反感から誰も何もいわないから
引くに引けなくなった市警官たちは
奥の手として一人一人別部屋で脅して銃を発砲し尋問者を殺したと言う狂言で吐かせようとするものの

若手警官が真に受けて本当に無辜の黒人を射殺していたりと
結構緊迫感のある映画になっています
この中には白人の二人のお姉ちゃんたちもいて
黒人と一緒にいただけで娼婦扱いされたり
またよせばいいのに近くの商店を守っていた黒人警備員がしゃしゃりでて来たり

いっこうに収まりを見せない現場から
死体が出てきたことから後日裁判が行われるも
黒人警備員が証言できないとか、警官の弁護士が有能であり、陪審が白人と言うこととか
こういった裁判の在り方までキャスリン・ビグローは我々に問いかけていましたが
長尺ではありますが一瞬たりともモニターから目を離すことなく見てられる映画でした
久々に硬派な映画でした

2017年製作、アメリカ映画
キャスリン・ビグロー製作・監督作品
出演:ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター、アルジー・スミス、ジェイソン・ミッチェル、ジャック・レイナー、ベン・オトゥール、オースティン・エベール、ジェイコブ・ラティモア、ハンナ・マリー、ケイトリン・デヴァー、ネイサン・デイヴィス・Jr、ペイトン・アレックス・スミス
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ブラックパンサー

2018-07-18 00:15:04 | 洋画
オープニングでは、父親に故郷のワカンダってどんな国かと聞いてる男の台詞が
まさかこの映画のメインプロットにかかわって来ていたんですねぇ
アフリカの隠れたと言うか、隠された超文明国ワカンダの国王ティ・チャラが、
漆黒のスーツと鋭い爪を武器にヒーローとして悪と戦うブラックパンサーの誕生物語だったんですねぇ
ブラックパンサーとしては「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で初お目見えしてましたが
正直彼がなぜにヒーローであり、"アベンジャーズ"の一員に・・・って言うのが語られてるのかと思ってましたが違う映画でした

ワカンダ国には絶大なパワーを秘めた鉱石ヴィブラニウムがあり
ヴィブラニウムが悪用されることを防ぐため、
代々の国王は世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきたのだった
またそれは世界平和の均衡を保つための手段でもあったのだが

父のティ・チャカの死去に伴い、新たな王としてウカンダの各部族の承認を得たときに
北のジャバリ族の王と王位を巡っての死闘の果てに王位に即位したティ・チャラは、
ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、
武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知り、
国とヴィブラニウムを守るために韓国の釜山まで出張していき
なんとそこでCIA諜報員のロスと出会う

で無事に任務を果たすもののなんと
アメリカに派遣していたスパイとして先代国王の弟がヴィブラニウムを売ろうとしていたのを阻止するために弟を過去に殺していて・・・
事実を隠すために、その子供をアメリカに置き去りにして、
すべてを闇に葬り去っていたのだった
その殺された国王の弟と息子の会話がオープニングだったんですね

その事実を知った従弟がワカンダ王国に対し、戦いを挑んできたのだったんですね
で、パンサーはそれを受けて負けて崖から突き落とされ死んだと思われて
国王の座は従弟に奪われます、でもそれは法に則った正当な挑戦によって王位を継承であったのだ

で、彼はヴィブラニウムの力によって世界を征服しようと、
ワカンダのヴィブラニウム最新兵器を利用し世界に宣戦布告しかけます。

そんなことは許さないというワカンダの良識的な兵士と
なんと王位を巡って戦ったジャバリ族に助けられていたティ・チャラは
ジャバリ族の力を借りてエリック・キルモンガーとの戦いを・・・

ってことで実際にはウカンダの本当の姿は表面化されないだけですから
パンサーと同等のパワーを得た、エリック・キルモンガーも金と黒パンサーに変身して、
黒のブラックパンサーとアフリカの一国の王位を巡っての内乱でしかないお話を130分の映画にしてるだけ
冷静にいえばただそれだけなんですが、見てるときは結構夢中になれる映画
実に映画って不思議ですね見ていてハラハラドキドキできるんですから

エンドロールの最後に、ウインターソルジャーの姿も・・・
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で、ブラックパンサーは帰ってくるんですよね

2018年製作、アメリカ映画
ライアン・クーグラー監督作品
出演:チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、マーティン・フリーマン、ダニエル・カルーヤ、レティーシャ・ライト、ウィンストン・デューク、アンジェラ・バセット、フォレスト・ウィテカー、アンディ・サーキス、スターリング・K・ブラウン、フローレンス・カサンバ
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フランキー 不完全な男

2018-07-17 21:08:04 | 洋画未公開
クソ暑い中都心まで出掛けましたが
意外な収穫を得ましたが、やっぱり私は起承転結の起伏なストーリーのあるドラマが好きですので
帰宅途中にGEOさんに立ち寄り・・・って一日1回GEOさんには顔を出していますが
連休もあけてレンタル中の作品が少し返却されてきていたようで
ようやくこの作品もレンタルすることができました
7月4日レンタルリリースですから2週間待ちだったんですね

小さな田舎町で最愛の妻ジーナと平和に暮らすフランク。
いかに愛しているかって?
オープニングからもう起き抜けの濃厚な濡れ場でその愛情の深さが理解できます
だが、フランクの過去の説明は一切ありませんが
酒を断ってるとか、両親が離婚していて母親とは完全に疎遠
父親とはタマに会話する程度でお互いが避けあってる状態

いまは堅気のフランクだが昔は相当ならしたワルだったようで
父親は実は定年退職保安官だったようで疎遠の理由もそこいらに・・・
そんなある日悪友のトラヴィスからどうしてもと頼まれて
ドラッグの取り引きの後見人に立ち会わされると、
そこに現れたのは昔馴染みの悪人ミッキーだった
しかも、ミッキーは取引相手を撃ち殺してしまい薬を全部奪ってしまったのである
ミッキー役にトム・サイズモア、なかなかの好演です

堅気にになり、昔の縁を絶ち断酒もしていたフランクは一市民としてこの事件を検事に通報。
だが、それを知ったミッキーがなんと彼の口封じにフランクの妻を拉致った事から、
今まで押し殺していたフランクのもって生まれた暴力性が目を覚まして
女には女と言うか、最愛の者には最愛の者をと言うことで
なんと昔からミッキーと仕事をしていて彼のことを熟知していて
ミッキーの愛娘を拉致って交換条件に・・・

全てが何とも生々しい作品でして、ミッキーはフランクの妻をフランクの友人のトラヴィスに犯させておりまして
それを携帯動画におさめているし
ミッキーの愛娘は愛娘で実にはすっぱでして、フランクを前から好きだったと・・・
逃げる算段ではなくて彼と関係を結んでしまうのだった
ってことでもう見てるこっちにラストに何か起きるだろうって言うか
実に不穏な空気感を醸し出すし

ミッキーのできる部下がフランクの父親に迫っていくのにもハラハラするのですが
ジャケットから想像するようなフランクの暴力シーンはし全然見られない映画でしたけど・・・

2017年製作、アメリカ映画
トニー・ジャーミナリオ脚本・監督作品
ラス・ルッソ共同脚本・出演
出演:ケヴィン・インテルドナート、トム・サイズモア、アマンダ・クレイトン、ブランドン・ハイトカンプ、レイ・マンシーニ、ブライアン・オハローラン
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木枯し紋次郎 関わりござんせん

2018-07-16 20:09:12 | 邦画
文太版の木枯らし紋次郎の第2作目
監督も前作に引き続いて中島貞夫
で前作は笹沢左保原作の『赦免花・・・』の映画化でしたが今作は
野上龍雄のオリジナル脚本と言うことですが紋次郎の凄まじく暗い生い立ちが根幹の映画

紋次郎は前作で間引きされる寸前に助けられたエピソードを語っていましたが
貧村を歩いてる時に赤子の声を聞きその場の小屋の中では
口に濡れた布を詰めて殺そうとする母親の現場に居合わせてしまい
彼は己れの半生を思い起こし貧窮の母親に手持ちの金を置いていくシーンから映画は始まる

口減らしのための間引きに紋次郎は過去の自分を重ねたのだった
この母親になんと賀川雪絵さん、渾身の演技です
だが、この金が仇となり母親は一時しのぎでしかないと絶望し一家無理心中に・・・

ということで口減らしで間引きされそうになった自分を助けてくれた姉とのお話の枕だったんですね賀川雪絵さんは
紋次郎は国定親分の賭場からの帰路、旅人田中邦衛を助ける
国定親分の代貸しに待田京介さん
実にいい役で彼のキャラにぴったりでした

田中邦衛の招きで宿場に落ち着いた文太の前に年増女郎の市原悦子が現われ
市原がふと口ずさんだ子守歌の一節から、
文太は彼女が自分の姉だと気付き、幾ばくかの大金を置いて消えるものの
市原は文太が弟の紋次郎と知るのだった

宿場の親分・大木実に金で釣られて、文太に大木の助っ人になるように言うが、
文太助っ人をれ拒否し姉の借金を肩代りするためにに
賭場を巡りめぐって百両の大金を稼ぎ出す
紋次郎にとって、姉はたった一人残った家族であり命の恩人だったのであるが
紋次郎にとって姉はある意味両刃の劔でもあったのである

私自身は70年代のって言うか今でもですが市原悦子の演じるキャラがウザく
しつこい演技は好きではありませんが、
演技派である彼女の鬼気迫る演技はうけつけませんが

彼女の存在はやっぱり両刃の劔であって
紋次郎の手を振り払い、悪徳ヤクザの元へ走り、最悪の結末を迎えてしまうのだった
この暗さがヒットしなかったせいでシリーズは打ち切りらしいが、
やっぱり時代劇というジャンルは観客層に嫌われつつあるような時代でもあったんでしょうね

東宝が外注で同じ笹沢左保原作の御子神の丈吉シリーズも原田芳雄で三本作られたがこれらにつづく時代劇映画はスプラッター時代劇子「連れ狼」にいくんですね
東映は「賞金稼ぎ」に・・・
人間を描きだすというよりは血飛沫スプラッターへと移行していってるのですねぇ

1973年製作、日本映画、東映作品
中島貞夫監督作品
出演:菅原文太、田中邦衛、中村英子、市原悦子、大木実、賀川雪絵、山本譲麟一、待田京介
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木枯らし紋次郎

2018-07-16 15:30:13 | 邦画
東映チャンネルで昨年だか録画していたものを
引っ張り出してきての鑑賞です
シリーズ作品としては2本で終了してる作品ですが
世間では中村敦夫のTVドラマ(っても市川混監督ということで35mmフィルム撮影してるんである意味TV映画ではありますが)
連続ものとして全話は見てませんが、単発でお話が終了するので数話リバイバル含めて見ている記憶はありますが
私の木枯らし紋次郎は中村敦夫と言うよりは菅原文太さんの方がイメージです

仁侠路線が衰退し実録の金字塔「仁義なき戦い」が出現する間隙に製作された股旅時代劇
東映さんでも「仁義なき戦い」以降、己れの意向が通るようになった深作監督が時代劇復興を唱えるまでの時代劇空白の隙間に仇花の如く製作された貴重な東映時代劇でもあるようで
中島貞夫がメガフォンをとっていますが
昔からの東映京撮の時代劇魂は不滅と言うことをしっかりと証明してる映画でもあったような
っても文太紋次郎はあのポンチョ見たいな旅カッパではないし、一応三度笠もそれなりにキレイですよね

TVで当たった紋次郎をやくざの時代は江戸時代においたらっていうことで
俊藤Pが企画していたのね、着流しが股旅姿に変化しただけでシノップスは変わってないということですよね
ただTVからの影響からか渡世人同士の殺陣は今までの時代劇と違うのも事実
で渡世人木枯らし紋次郎の、ある意味紹介を兼ねて
笹沢左保原作の『赦免花は散った』をベースにしての映画化ですか

ある意味堅気の女に弄ばれ、兄弟同様の心を交わした渡世人にも騙され
入れ墨者となってる島送りされた紋次郎が島抜けして真実を求めてさ迷うお話しを
渡世人の旅修行の所作を再現させつつ
しっかりと90分にちゃんと纏めてるところもすごいやねぇ

騙された自分の慚愧からなのか、ラストの"あっしには関わりのねえことでござんす"の名台詞もしっかりと入れ込んでくれています
私自身何度目の鑑賞になるのか知れませんが
一応VHSではリリースされてるようですが、未だDVD化されてません

1972年製作、日本映画、東映作品
中島貞夫監督作品
出演:菅原文太、伊吹吾郎、渡瀬恒彦、江波杏子、笹沢左保、小池朝雄、山本麟一、賀川雪絵
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トラジディ・ガールズ

2018-07-15 23:47:31 | 洋画
そうなんだ「デッド、プール」のネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドだったんだよね
女優さんDDの琴線に触れまくっていた彼女ブリアナ・ヒルデブランドが
なんとSNSで"いいね"がただただ欲しいだけで殺人を犯すだけの映画
「銀幕大α」の管理人ヒロ之さんはもうボロクソに書かれておりまして
実際に私自身も"見るのはやめようか"って思っていたことも事実です
ヒロ之さんの評価って結構参考にさせてもらってますし・・・
でもねぇブリアナ・ヒルデブランドの誘惑と
もうひとつ<未体験ゾーン>の映画は大手レンタルチェーン店限定以外は絶対に見るって言うのが私の信条でして

そんなこんなでGEOさんのセットレンタルに組み込んで来ましたが
ブリアナ・ヒルデブランドのあのツン(デレはなかったですが)ていう雰囲気が実に良かったなぁ
でもね内容的には実に不道徳
不道徳が悪いっていうわけではありませんが、本とこんなんでいいのかな
ブラックコメディにしては行き過ぎですし
グロくは決してないけども殺しにしても人体破壊にしても
バラバラ死体装飾にしても度を超してるのも事実ですが

色んなホラー映画から殺し方、人体破壊に装飾にしても
ラストのプロムでの全員体育館閉じ込め焼殺まで
まぁありとあらゆるホラー映画へのオマージュに満ち溢れてるところだけは買える映画だったかな

女子高生がSNSで"いいね"を稼ぐためにさんざん人を殺すだけのおはなしに99分も尺を使って
その女子高生二人がシノップスのお約束とは言え小さい子ども時代から人殺しを続けて来て
仲違いしたり仲直りしたりしてこの先もまだまだ殺人は続きますよ
って言うのが本当に不愉快
どこかで誰かがこの二人を止めるのが映画と言うもののセオリーなわけだけど
誰も止めねえし

ってかブリアナ・ヒルデブランドじゃないもう一人のアレクサンドラ・シップに
改めて女優さんDDの琴線に触れまくるかなってときに
実は彼女歯茎が丸出しになるのがダメだったんだよね

さてこのお二人は最新作「デッドプール2」でも共演されてるようで・・・

2017年製作、アメリカ映画
タイラー・マッキンタイア脚本・監督作品
出演:アレクサンドラ・シップ、ブリアナ・ヒルデブランド、ジャック・クエイド、ティモシー・V・マーフィ、ニッキー・ウィーラン、ケリー・ローズ、ケヴィン・デュランド、クレイグ・ロビンソン
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