CONFLICT ～最大の抗争～ 第五章

6月ももはや月末、ってことで月末恒例のオールインエンターテインメント作品のリリース時期になりました
ってことで早速4駅向こうのGEOさんに雨をおして新作4本フライングレンタルしてきました

前作で一応はこのシリーズを終えてしまうと思っていた天道会会長小沢仁志演じる鷲尾が
なんとベッドで目をカッと開くところで終わってまして
結局は続いていくんですね来月に"6"がリリースされるようですが
どこまで続いていくのかなこの「CONFLICT～最大の抗争～」シリーズは・・・

前作では鷲尾の命を繋いでいた医師の松村雄基がなんとルー大柴に変わっていたし
津田寛治とか登場させてないんですねぇ
ってことでちょっと製作費が小さくなって行ってるんでしょうか
そして墓参りする泰風さんを俯瞰で撮ってるとなんと銀杏が黄葉してるし
山口祥行さんもロングコート靡かせていたりと
撮影時期は昨年末の様相と見てとれるんですが・・・

移民法が施行された日本は移民に紛れてマフィアとかが日本に大挙して押し掛け地下に潜ってるらしい
前作で解散宣言した天道会は今は無く、泰風さんと祥行さんを中心に
解散した天道会の残党を集めて立ち上げた鷲尾組だったが、
今や東北から進出する尽誠会への対応に手を焼いているしまつ

そんな時、死んだと思われていた天道会六代目組長鷲尾一馬が三年もの昏睡状態から目覚めたのであった訳ですがなかなか彼らの前に姿を見せてくれません
泰風さんと祥行さんの前になんと尽誠会からなのか謎の刺客集団が現れて・・・
彼らに苦労するお二人の姿とか
鷲尾組を二人で運営していく姿とかは、ちょっと「日本統一」と混同して見てるような気もしないでもない

そしてなんと彼らを狙ってた金子昇演じる明神秋成が妹祥子を助けて貰った義理から
なんと今作でで助ける役割で泰風さんと韓国とのヤクザとの橋渡しに
さらにその組織のNo2の妹と祥行さんとが恋仲になっていたりはするものの

なんだか六平直政、秋本奈緒美、的場浩司、中野英雄、波岡一喜、阿部亮平とかがでて来ないんで小粒になった感が否めない作品ではあるんですが
武田幸三たちがサラリーマン的な暗殺チームとの謎の闘争があったりして
次作が楽しみになってきます・・・ってのもオープニングで5分くらいのここまでのイントロがあったりの68分の尺しかなかったりでしたんで

2019年製作、日本Vシネマ、アドバンス作品
藤原健一監督作品
出演：小沢仁志、本宮泰風、山口祥行、チャ・ヒヨン、金子昇、ＩＺＡＭ、関根大学、半海一晃、島津健太郎、仁科貴、武田幸三、ＳＨＵ、河本タダオ、島村みやこ、ヨシムラケンイチ、平塚千瑛、上西雄大、坂本つとむ、贈人、工藤俊作、ルー大柴、ほんこん、菅田俊、小西博之

ラブ＆ソウル

一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本は城定秀夫監督が韓国映画と共同で製作のエロチック作品
って言うのもこの作品以外にも結構あるんですよね
「マッドムービー　遊園地残酷迷宮」とか 「韓国に嫁いだ女」がありますが
この作品はそれよりは3年も前の作品

つい二日ほど前に「ラブ＆ドール」って言う作品を見てたので
この作品自体「LOVE AND SOUL」だと見る前は思っていました先に書いたように韓国との合作映画ってことでこの作品は「LOVE AND SEOUL」だったのね

ってことで日本の弱小AV製作会社が韓国で現地男性をハンティングしてのAVロケを敢行って言うせっていでのドタバタエロチックコメディ、
韓国の資本が入っているのかなぁ、なんと城定監督にしては珍しく99分の尺もあるんですね
日本側のキャストには主演をこの当時は現役バリバリのAV女優の辰巳ゆいさんに
胡散臭い役をやらせたら天下一品の吉岡睦雄
韓国側は私にはよくわかんないけどもヨ・ミンジョンさんていう女優さんもクライマックスではちゃんと脱がれている

日本のアイドルに憧れてる韓国の少女と言うにはちょっと薹のたった女性が
ハリウッド仕込みのメイクを施すと大変身して、この子を主人公に"冬のスマタ"で
AVを作ろうとするなんともハチャメチャな展開です
韓国で日本のAVのクルーが映画と言ってAV撮影しちゃおうってのは「韓国に嫁いだ女」でも
使われていますし
この映画ともになんと脚本は貝原クリス亮が共同で脚本を書いているんですが
AVクルーが秘密に撮影しちゃおうって言うのは「桃木屋旅館騒動記」でも城定監督は使用してたような・・・

いつもなら70分前後でしっかりとまとめあげる城定監督ですが、韓国の資本の要求もあったりしての100分の尺の作品はエロさも薄いし人情コメディに流されて冗漫に長過ぎるような

AV女優のキムチ嫌い、おばあちゃんの日本人嫌い、AV好きの高校生2人、殺し屋に音楽プロデューサーとエピを入れすぎ
メイク係がお姉ちゃんの存在感がすごすぎでしたがこのお方もAV女優だったのね
ノンヌードでのこの存在感はただ者ではなかった

最近では辰巳ゆいさんもAVを卒業されピンク映画で活躍されてらっしゃいますが
最盛期のおっぱいは多少作り物臭いような・・・

このDVDのジャケットは実にいただけない
これじゃ私もDVDとしてはジャケ借りの対象にならない
昨年末の日本映画専門チャンネルでの深夜枠でのOAでなかったら録画もしてなかったかも

2012年製作、日本・韓国合作映画
城定秀夫脚本・監督作品
出演：ヨ・ミンジョン、辰巳ゆい、キム・ジテ、吉岡睦雄

映画刀剣乱舞 -継承-

私はゲームをしないし、漫画もアニメも本当にここんとこ見たことは希にしかないのですが
ある意味色んな情報を取り入れて世の中に遅れないようにと努力はしているつもりで
結構な情報を仕入れており
この「刀剣乱舞」もゲームから派生して舞台になって、所謂二次元ヲタクとは別に
なんでしょうか、
「テニスの王子様」と言う漫画からそれがミュージカルとして舞台化され
所謂女子に2.5次元ヲタク文化を生み出してるってことや

昭和から連綿として続いている「仮面ライダー」が平成になりなんとイケメンライダーによって
母親を刺激し劇場に子供と一緒にと言うか子供をダシにして母親がイケメンライダーに熱中させて稼いでいる東映さんのあざとい商売とかもちゃんと認識しているんですが

そんな女子層に新たにゲームから派生してライダーにも繋がるアクションを
所謂日本の古来のチャンバラ劇に特化させた"刀剣男子"と言うかイケメンを数人取り揃えて
舞台公演に女子を熱狂させ「刀剣乱舞」から"とうらぶ" って言う用語まで生んでいるようで

さてレンタル店で、このDVDを見つけて、一応は私の好きな剣戟映画だし
見て見る気になってレンタルしてきましたが
正直これほど面白いとは思いも寄らなかった
こんだけ見世物として面白くかつイケメン男子を集めての生で見られる舞台に2,5次元女子が集まるのも無理はないと感心させられた

だってねぇお話自体も実によくできてる
まずはイケメン剣士たちはなんと歴史上著名な刀剣や短剣そして槍の化身と言うことで
それぞれが刀剣時代の銘の名前で人格化されていて
2200年の世界から、歴史を変えようとする歴史修正者の歴史変更を阻止するためにタイムリープして戦うのが基本プロットです

この映画では天正10年の6月3日に本能寺で明智光秀に殺された織田信長を
歴史修正者が信長を助けることを阻止するお話なんですが・・・
実に物語としてはちょっとした過誤で信長は生きて本能寺を後にしてしまい
なんとか歴史を元に戻そうと言うのを基本プロットにして

本能寺を後にした信長は安土城に難を逃れ
歴史修正者を通して羽柴秀吉に連絡をとり
なんと秀吉は最初は信長の死を痛むものの、天下は自分の手にと明智光秀残党殲滅の名目で
なんと秀吉は信長を殺すために安土城に攻め込むといった
奇想天外の脚色が実に上手でした

それに"刀剣男子"と時間修正者との暗闘が絡まっていると言う実によくできてる映画だし
なんとも2.5次元女子が満足するようにこの映画にアクトレスは一人も登場させてないのも潔よかったし

私みたいな剣戟ファンでもそっちのアクションと歴史を歪曲させてのプロットでも十分に楽しめる作品でもあったりして101分の尺が短く感じた

2019年製作、日本映画、マーベラス作品、東宝配給
耶雲哉治監督作品
出演：鈴木拡樹、荒牧慶彦、北村諒、和田雅成、岩永洋昭、定本楓馬、椎名鯛造、廣瀬智紀

揺れる電車の中で 淫蕩の血が疼くとき

一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本は最近廉価版で再発売されている「揺れる電車の中で」シリーズ作品ですが
これは亜紗美姐さんが出演されてるってことでいつ購入したかはわかんないけども
未見の山のなかに埋もれていたものを引っ張り出してきたものです
何となくシリーズタイトルの「揺れる電車の中で」って言うからピンク映画のど定番「痴漢電車」みたいな作品群だと思っていたのですが
確かに電車内での痴漢行為(犯罪ですから絶対に❎)は多少有るものも

普通にエロチックなOVだったんですねぇ
亜紗美演じる倉科万由里は人権弁護士の法律事務所に勤める司法研修生
万由里は自分の記憶の一部が欠けているのではと思える現象がたびたび起き悩んでいた
あるとき通勤電車に乗っていた万由里は、"もう一人の自分"が何者かに痴漢されている姿を見てしまったり
法律事務所の代表本橋弁護士を万由里自身が誘惑したにもかかわらず肉体関係を結んだことをわびられるものの彼女にはそんなことをしたかは記憶にない
引っ込み思案なふだんの万由里とはまったくの別人格がそこにはいたんですねぇ
ってことで実姉の旦那さんが精神科医でして、姉の薦めで診察してもらうようになり
姉夫婦と同居して診察中になんと義兄までをも万由里は誘惑してしまい
姉に現場を見られて・・・

このシリーズと「痴漢電車」の違いはこの作品が「揺れる電車の中で」の初見ですので
よくは知らないのですが、一応は先に書いたように一応は電車内での痴漢描写はあるものの
それはプロットとしての一部であって
この作品は、ヒロインのサイコ・サスペンスの要素が強いので、他作品の「揺れる電車の中で」はどうかわかんないのですが
敢えてこの「揺れる電車の中で」のシリーズでなくてもいいような気がしましたが

まあ、痴漢されている自分をもう一人の自分が見る、という多重人格の様相を取り入れるのシーンだけでこのシリーズは絶好だったのでしょうかねぇ

2006年の作品ですので亜紗美姐さんは弱冠二十歳って言う年齢だったようで
最近はなんか体質なんでしょうかむっちりとお肉が全体についてきてる亜紗美姐さんとは
格段と違って、程よいおっぱいが実に素敵です

さてこの大人しい万由里の亜紗美姐さんではなくて
別人格のが亜紗美姐さんがこのOVすべての濡れ場シーンを演じます
そうなんです電車内での痴漢行為でもなんとB地区露出してコリコリされていますです
と言うことで濡れ場でもやたらと乳房を揉まれまくっていましたが

なんだか見終わって一応は調べるんですがこの「揺れる電車の中で」シリーズは
ある意味ピンク映画館の三本立番線の埋め草として上映もされたりしてるんですね
知らなかったなぁ

結果として姉の口から多重人格の原因が語られる訳ですが
このようなシノップスはエロチックOVにはよくある題材で、
AV女優さんの幼稚園演技には辟易すること暫しなんですが
この作品での亜紗美姐さんは流石にちゃんと演じ分けていましたねぇ
2006年製作、日本OV、O・H・C作品
京谷唯志監督作品
出演：亜紗美、小川ちひろ、山口真理、内山太郎、天川真澄

戒厳令の夜

日本映画専門チャンネルでは、東映チャンネルとの共同企画で昨年鶴田浩二の特集をした(現在は若山富三郎特集をOA中)
鶴田浩二さんも若山富三郎さんも高倉健さんとは違い東映生え抜きの役者さんではなくて
鶴田さんは松竹を皮切りに東宝でも主演を張っておられた役者さんでして
今回の鶴田浩二特集企画は東映以外での鶴田浩二作品に限っての作品でチョイスされており

その関係からか、角川映画とか旧大映の徳間作品(現在は角川さんが全コンテンツを買い取ってる)等の作品を特集OAしてくれていて
VHSしかソフト化されてなくてDVDになっていない「黄金の犬」を5月に、そしてこの「戒厳令の夜」を今月OAしてくれているので実に助かる
「黄金の犬」ではちょっと書きたいこともあるのですが、こちらの作品を先にブログアップさせてもらうことに

未だデジタルなんて知らない時代ですから映画撮影用の35mmカメラやシネスコフィルムの重たいデッカイカメラではなくて
16mmのフィルムとそのカメラでは軽量と機動性があり、さらにスーパー16mmはなんと所謂16mmでありながら3:4比サイズではなく、シネスコと言うよりかは1:1.3のビスタサイズで撮影できて
さらに劇場での70mm画面にも対応できる優れものを使用した最初の作品ですか
と言うことで海外のロケでも活用されたようで
この作品でもフランス・コロンビアと海外ロケを敢行してますよねぇ

この映画は五木寛之さんの原作を元に映画化されたものだが、マイナーな独立プロダクションの制作でもあり、版権所有が明らかになってないようでDVD化されていないンでしょうか
ってことで鶴田浩二がクレジット第一ではありますが
伊藤孝雄が実質主演を勤め、なんとポスターにもデカデカとSBの白戸家のお母さん樋口可南子さんの映画デビュー作であり、なんとものすごくちっパイなお胸も披露されておられます
そして笑ったのはなんと長門勇さんがオカマの役で登場されます

鶴田浩二は九州に在所する大物の役で自衛隊レンジャー部隊の教官伊吹吾郎を手足として使ってる人物だが
なんとその他にさらに政財界に通じる大物大木実や伊藤雄之助などが敵側の人物で
最後には現役首相までをも謀殺してしまうような人物でしたねぇ

ってことで舞台は日本の九州、時代は70年代、ナチスのゲーリングが集めた美術品が戦時下密かにUｰboatで日本に運ばれたって言う架空のお話をメインにして
架空の南米の国の画家の絵を日本で偶然発見して伊藤孝雄演じる主人公と
鶴田浩二演じる大物が私利私欲で隠匿してる美術品を公にしていくのですが・・・

銃撃戦あり、大物同士の腹の探り合いとか2時間16分の長尺の中で展開されていくのですが
結局はなんと言うか大物たちも死に
なんと伊藤、樋口両氏も最終的には架空の南米の国のクーデターによって命を落としてしまうと言う作品でした

ようやっと見られたと言う作品でしたが、娯楽映画としては良くできてはいましたが
ただそれだけの作品で
話が日本の暗部と言うこともあったりで
所謂映画としてのクライマックスのケレンがないのと
上下二巻の原作のダイジェスト感が強く、台詞的に説明台詞が多くてあんまり映画としての盛り上がりがなかったなぁ

東映の役者さんを多用していたのは山下天皇が監督されていたからか
独立プロと言うことで山下監督としてもキレの悪い映画でした

1980年製作、日本映画、夢幻工房ジャパド作品、東宝配給
山下耕作監督作品
出演：鶴田浩二、伊藤孝雄、樋口可南子、佐藤慶、伊吹吾郎、長門勇、殿山泰司、浜村純、大木実、伊藤雄之助、岩城滉一、常田富士男、東郷健、朝丘百合子、岡島艶子、桐原五月、江角英明、稲葉義男、青木義朗、幸田宗丸

闇の女手配師-リオ- キャバクラ・AV・風俗 妖艶美女スカウト

一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本は山内大輔が「嬢王ゲーム」から作り出した古川いおりさん演じる千鶴を主軸にして一連の「嬢王」「夜王」「女闇金」「ブラックスワン」の世界観を作り出し
ついこの間「女闇金-千鶴-完熟」をもって千鶴サーガを終了させましたが

この「闇の手配師」と言う作品は千鶴サーガでの"ブラックスワン"のシリーズに位地してるものの
なんと千鶴を夜と闇の裏社会に送り出した伝説のホスト黒崎の世界観の中での一エピソードになってるんですね
ってことでブラックスワン"ZERO"的な作品と言って良いし

なんでしょうか主人公のリオのお話ではあるのですが
明らかにリオは主役ではあるものの、ある意味語り部的な存在でもあって
実はメインとなるお話は「嬢王夜曲～姉妹キャバ嬢SEX対決～」の後日譚となっていたんですね

ってことでちょっと時制が合わないような気もしないでもないのですが
黒崎オーナーの実子で池袋のキャバクラ”Club Grace”の雇われ店長淳也と燐が再び登場しますし
燐には再び永井すみれさんでした

闇金として画面には登場はしませんがあの森羅万象さんが演じる三上の親分さんが
未だ三沢ファイナンスですし
なんと黒崎オーナーが自宅でキャストに刺されるって言うのは「嬢王ゲーム 女の下克上決戦第二章」のラストシーンでしょう

ってことで再びこの山内大輔ワールドが、今度は誰がメインになるのか
改めてと言うかこの世界観をマダマダつけられることは山内大輔ファンとしては喜びにたえない

って言うかしじみさんが金髪のホスト狂いのフーゾク嬢の、堕ちるまえが
なんと帰国子女で外資のOLさんだったんですねぇ
黒木歩さんはキャスティングクレジットされていなくて・・・

文末になっちゃいましたが主演のリオを演じてるAV女優さんの長瀬麻美さんって
私にはお初のお方ですが、おっぱいも乳暈もデッカイお方でした


2019年製作、日本OV、ネクスタシーEX作品
山内大輔脚本・監督作品
出演：長瀬麻美、永井すみれ、淺場万矢、可児正光、竹本泰志

カメラを止めるな！スピンオフ『ハリウッド大作戦！』

あの低予算で映画人の根性と手作り感満載の映画製作の裏側をドタバタで描いて見せて
なんと2018年最大の大ヒットとなった「カメラを止めるな！」の第二弾と言うか
今回はスピンオフ作品となってますが
製作陣も二匹目の鰌はいないってわかっちゃいるけど止められない

ってことで一応続編と言うコンセプトで今回はなんとAbemaTVでのネット配信用のコンテンツとして作られた作品となってますが
「カメラを止めるな！」のスタッフ、キャストが再び集結し同じキャラクターを踏襲しての続編だったりして
ってことでネット配信後に一応劇場公開もされたようですが
ネット配信のコンテンツと言うことで全尺自体が56分しかありませんが

一応ザックリあらすじを説明すると、前作"ONE CUT OF THE DEAD"から半年後、
ヒロインの千夏はアメリカへ渡り、ハリウッドのレストランでウェイトレスをしていたが
髪を金髪に染め、新しい人生を歩もうとしていた彼女だったが、前作の恐怖で口が聞けなくなっていたが
新しいアメリカ人の恋人もできていて一応幸せに暮らしているものの
またしてもゾンビに襲われて・・・
千夏を演じる秋山ゆずきさんのパツキンが似合いすぎ

「カメラを止めるな！」同様に上記のお話は17分のワンカットの作品となっており
後半はこの作品を作ることになった一ヶ月前からの経緯とワンカット生放送の撮影時の裏側のドタバタといった相変わらずの展開でして
尺が短い分面白さもある意味半減と言うか
やっぱ二匹目の鰌を出しちゃあかんやろ

ってことで劇中の監督の娘の恋物語を多少のスパイスにはしてるものの
見てて飽きるのは否めないって言うのはねぇ
やっぱワンカットにこだわるんなら後半のドタバタ自体もワンカットにできなかったのか
もうこういった手法は使えないのでこの作家さんや俳優さんたちの本当の真価を問われるのは
第三作でどんなアイデアで勝負するかでしょうかねぇ

一応は前作でのワンカット映像で”フリ”を作り、後半でその伏線の正体を回収解明していくというパターンでしたが
今回はなんと後半のドタバタでなんと伏線を作っていて
そのフリを確認するために前半のワンカット映像をもう一回見直しました
もう真魚さんと秋山さんが途中で入れ替わっていたとは
ちゃんとわかんないような撮影ですが一瞬ですがネタみせしていましたねぇ

しかしHOLLYWOODのあの文字に隠された意味には・・・完全にやられた
だから千夏はアメリカではホリーだったんですねぇ
ここだけは買えた

2019年製作、WEBドラマ、AbemaTV作品
中泉裕矢監督作品
出演：真魚、濱津隆之、しゅはまはるみ、秋山ゆずき、ド・ランクザン望、チャールズ・グラバー、細井学、長屋和彰、市原洋、山崎俊太郎、吉田美紀、合田純奈、藤村拓矢、どんぐり、大沢真一郎、曽我真臣、山口友和、浅森咲希奈、生見司織、久場寿幸、白岡優

ラブ＆ドール

一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本はこの作品を挟んで吉沢明歩、吉岡睦雄、城定秀夫の「デコトラギャル奈美」の黄金トリオのエロチックOV作品です
お人形さんが人間になってご主人様や、その他の人間とセックスをしていくことで
なんと人間とは何かをファンタジーで描いた城定監督お得意のエロチックファンタジー作品です

城定作品は結構な数を見てきていますが、これって見てなかったって言うのに気づいて
日本映画専門チャンネルの10日の深夜枠でOAされたものの録画視聴です

三十七歳にして童貞と噂される独身サラリーマン洋平クン。
彼は無数のアンティークドールを集め、夜毎ドールたちを愛でる趣味を持っていた
そんなある日、洋平がマリーと名付けたドールが元人間のお姫様で今はドールになってる人形から魔法の呪文を教わり突然人間になって洋平の前に現れて・・・
洋平はなんとマリーが人間に変身してるのになんの違和感もなく
一緒にお風呂に入ったりご飯を食ったり
いや実にこんなキモドールヲタを見事に演じる福天クンにデブキャラはナイスキャスティングでした

でもって結局は洋平とマリーは結ばれて・・・
この後セックスを知ったマリーは洋平に内緒で外へと飛び出し
マリーは人形でしたから人間の本質を知らないまま
原宿で出会った胡散臭い吉岡睦雄演じる音楽プロデューサーと出会い
吉岡プロデューサーに命じられるがまま、
世間知らずですし、セックスの快感のみ知ってる世間知らずのドールですから
枕営業で業界の大物によってアイドルとして君臨していくのですが
武道館での公演で貰った日本人形に、人間にさせてくれと言われ
彼女を人間にさせてしまうと

しじみさん演じる日本人形が枕営業でマリーに地位を奪い取り
なんとこのOVでのしじみさんはある意味吉沢明歩さんを完全に喰っていたような・・・

なんか普通に楽しめるエロチック作品でしたが吉沢さんはやっぱこっちにも先入観が先に出て来てしまって純粋ドールとは違かったんちゃうかな？
そういう意味で最初っからお色気を全面に出せていられるしじみ姐さんに喰われた訳でしょうねぇ

そして今回はお人形さんがテーマですから、音楽は当然”青い眼の人形”です
しじみさんのお歌は一応演歌ですがなんと"月の砂漠"に別歌詞つけていたようですね

2011年製作、日本OV、ブリーズ作品
城定秀夫脚本・監督作品
出演：吉沢明歩、しじみ、福天、吉岡睦雄、ホリケン。

特捜部Ｑ カルテ番号６４

この「特捜部Q」シリーズは好きな作品ですが
なんだろうなここんとこ大手レンタルチェーン店の限定レンタルなんですよね
ってことで＜未体験ゾーンの映画たち＞の企画興行に渋谷の映画館には精神的に行けないし、ってことで
いつもなら行きつけのDVD屋さんに予約いれるんだけども
実は行きつけのDVD屋さんも4月に閉店しちゃってまして
何店かの店舗を回ってようやく見つけましたので早速購入してきましたので
早速視聴です

なんと移民刑事のアサドの転勤話から話が始まるんですが
今作はなんと人権問題がテーマになってるんですね
それもある意味日本でもタイムリーな内容になっていた
そうなんです日本でも1948年から1996年までの間"優生保護法"の名の下で
知的障害者の男女性に対しての、本人の同意なき不妊手術が法の元で行われ、
それによって人権を奪われた方々が現在裁判を起こし勝訴を勝ち得ています

日本だけの問題だと私は思い込んでましたが、この映画で知りましたが
デンマークでも”優勢保護”の法の下でなんと女性だけを一つの島に集めて
不妊手術を行っていたんですねぇ
デンマークでは戦前の1934年から戦後の1967年まで行われていたようで

その時の不本意ながら不妊手術を受けた女性が
なんと当時の仇をうつお話としてはなかなか面白いといったらあかんけども
そんな優勢保護を現代のデンマークに移民が多くなり移民に対して医師と行政の政府役人になんと司法の警官まで加わって組織化しての不妊手術を

今作は移民のアサドをクローズアップしていた作品になっています
過去の事件を掘り起こす”特捜部Q”としては過去の優勢保護法を現代によみがえさせて
移民の人権問題を社会問題にして、それをこれだけの娯楽映画に仕立てて見せるのはお見事としか言いようがないものの

過去と現在とがクロスして物語が展開していくのに
これほど分かりやすく見せてくれる監督の手腕も見事でしたが
アサドが転勤だし、敵に撃たれてしまいドーなる
って言うのは危惧でしたねぇ
マダマダ続編が作られそうなので安心ですが、○○限定ってのだけは止めてほしいなぁ

2018年製作、デンマーク・ドイツ合作映画
クリストファー・ボー監督作品
出演：ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ヨハンネ・ルイーズ・スミット、ソーレン・ピルマーク

戦争と一人の女

一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本はピンク映画とかエロチックOVではなくて
ちゃんとしたっていったらいけないのでしょうねでもミニシアター系の映画館で公開されたRｰ18作品です。
さらに永瀬正敏、柄本明さんが主演と言うか出演してるし
主演の江口のりこさんがヘア丸出しの全裸で頑張っておられました

そうなんですRｰ18と言うことで坂口安吾の短編小説『戦争と一人の女』を原作とし
荒井晴彦と中野太が脚本を書き、井上淳一が監督した文芸エロス作品となってます
一時代いや二時代前ならATGあたりが1000万で作ったような作品
かなりな低予算で製作されたらしいような作品は否めませんが

さほどと言うか期待してたほどのエロっぽさではありませんが
先に書いた通り主演の江口のりこさんを筆頭に
支那戦線で右腕を失い傷病兵として帰還した男が戦争で一時的な不能に陥ったものの
ある女のレイプ場面に遭遇しそれを見ていて男としての機能を回復したことから
なんと強姦魔になってしまいその被害者としての女優さんの2、3人もヘアヌードで頑張ってる
って言うとこがRｰ18に指定されたのかな

元娼婦で今では飲み屋の女将をしている女は、戦争に絶望し飲んだくれた作家に押し掛け同棲婚するものの、なんと娼婦時代に身に付いた所謂セックスをしても男はいかせるものの自分はいかない女の体になっていた
そして、その一方で支那戦線で右腕を失った帰還兵は、数人の男に襲われている女を見て興奮し、それがきっかけで毎日のように強姦殺人を繰り返していた
　
こんな話だから女の裸が満載の映画ではあるだが、話がそんなに面白くないのが難点
って江口のりこの肉体もさほどエロっぽさはないし
ヘアもまさかの天日に干してとかもうあっけらかんとしていたモノで
江口のりこ自体エロさもなにもないのが大変残念なところ

2012年製作、日本映画、「戦争と一人の女」製作委員会作品
井上淳一監督作品
出演：江口のりこ、永瀬正敏、村上淳、柄本明、高尾祥子、大島葉子、酒向芳、川瀬陽太、佐野和宏、千葉美紅、牧野風子、marron、瀬田直、福士唯斗