MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

大阪野郎

2024-10-21 18:59:12 | 邦画
大木実さん主演の松竹映画です。衛星劇場で拾った作品なんですが
見終わって周辺情報をネットで探していたら、なんとこのシノプシスではないものも
舞台は大阪のドヤ街でそこに蠢く人々を活写した群像TVドラマの映画化作品だそうで
記録がネット上にほとんど残ってないんですが
30分のTVドラマで録画ではあるもののほとんどビデオテープのでない時代ですからカット割での撮影ができなくてほぼ生放送同様の劇進行通りに収録されてた時代の作品だったようで
 
そんな中、遠藤辰夫、浪花千栄子、園佳也子あたりが映画とTVドラマの両方に出演しているようで
主題歌もTVドラマそのまんまフランク永井さんなんですね
っていうことで、主人公の青年が行方不明になった妹を大阪に探しにきて
ドヤ街の人々と交流をしつつ妹を探していく中でドヤ街の人々の欲望と人生とが交錯していく物語なのね
したがって浪花千栄子さんを筆頭に藤山寛美、伴淳三郎、曽我廼家明蝶、曽我廼家五郎八と喜劇役者が出演してるけど
コメディ演技を封印してシリアスな演技に徹してノワール作品を盛り上げてくれてるんですね
 
一番のワルは相変わらずって言っていいのかな二枚目俳優として松竹作品を支えてきてた名和宏さん
やっぱ悪役が一番似合うよね
っていうか土地のボスを演じてた五味勝雄さんのあの長いお顔は大映に移籍され時代劇で悪役だった五味龍太郎さんですよね
 
売春、人身売買、麻薬まだなんでもありのドヤ街の中で
夫であった名和宏に売られてしまった妹を探す大木実さんはそれなりに女たちにモテる役ではあるものの女たちには目もくれずに妹探しに明け暮れる
土地のボスは再開発目的でドヤ街の人たちを立ち退かそうとしていたりと
そんな周りに支えられて妹探しする大木実もそれなりに腕っぷしも強かったり何故か銃の扱いも・・・
 
最終的には夫に売られてヤク付けの果てにノウバイに侵されて兄貴ので顔もわからなくなった妹とか
結構内容は暗いものの
散々ワルを重ねてきてた名和宏ですが大木実じゃないやつに始末されてしまうんですね
 
通天閣がこの土地の象徴として描かれているのですがドヤ街には名称というか地名は一切映画の中ではでてきませんでしたねぇ
 
1961年製作、日本映画、松竹作品
大曾根辰夫監督作品
出演:大木実、藤山寛美、山田百合子、浪花千栄子、伴淳三郎、曽我廼家明蝶、環三千世、葵京子、曽我廼家五郎八、島かおり、遠藤辰雄、青山宏、高野真二、名和宏、五味勝雄、水島道太郎、天王寺虎之助、中田耕二、高山裕子、園佳也子、松井康子、岡田御歳
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お終活 再春!人生ラプソディ

2024-10-21 05:05:14 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画と、この作品をみておかないと今月のレンタル作品が不足するかも?って言う恐怖心とで視聴した映画
見終わって調べていたらなんと、これって2021年に製作された「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」(未見)と言う映画の続編だったんですね
 
製作側もレギュラー出演者も前作からそのまま引き続いて出演されてるようでのシリーズ二作目。
さらに驚いたのは前作今作ともに脚本・監督が香月秀之さんってことで、私が知ってる香月秀之さんといったら、私の好きなVシネマのジャンル映画の脚本&監督さんだって言う認識しかなくて
まぁああいったジャンル作品が少なくなってきてる現在ではこういった作品も手掛けられるお方だとは
まぁいわゆる笑って泣いてちょっぴり人生に役に立つって言うような作品も作れるとは知らなんだ
 
ってことである意味身につまされる高齢化者会を迎えてのコメディ映画
いづれ誰でも迎える人生の終焉を見つめさせられる作品ということでコメディとして作るしか手段はないよね
だって現実描いたらお先真っ暗でしかないんだから
また、こういった作品のターゲットはこの作品中の人物と同年代のいわゆるシニア向けの作品で
現実社会でも終活の手引き書とか、人生100年と言いつつも76歳の若さ?でぽっくり逝かれた西田敏行さんのこともあったり
保険会社は死亡保険を売り出し、銀行は土地家屋を担保に老後のローンを売り出したり
TVCMでは老人ホームのCMまで
老人ホームの空き部屋探しってあれってある意味事故物件ですからね、もう老人ホームはどこもが満室状態で、空きができるって言う時とはその部屋の先住民が亡くなられなきゃ空きができないわけで、ろうすい、病死色々あるでしょうが現実部屋主は亡くなられたから空きができる
これはもうある意味事故物件に他ならないよね
 
そんな暗いお話は身につまされるからだれも見ないよね、まぁ先に書いたようにコメディ映画ですから楽しい老後の人生をただ生きてるだけでなく登場人物の若い時の夢だったことを
なんとか実現させようって言うことでのアクティブロウご人生というような楽しい作品でしたね
まぁしかし役者さんもみんな老人ばっかりで、なんと宮下順子さんまでもう老人俳優ですからねぇときの経過っていうのもそういう意味では西田さんもそうでしたがたまにきびいしい現実をむせてくれてるから、せめて映画だけでも明るく楽しく希望を持ってっていうことでしょうか
 
ってか大村崑さんが92歳とはびっくり、まだまだボケずにかくしゃくと演技されてましたねぇ
三浦友和さんは洋服の青山の店舗内をただ歩いてるだけ
これもタイアップの一環ですかね
 
2024年製作、日本映画、「お終活 再春!人生ラプソディ」製作委員会作品
香月秀之脚本・監督作品
出演:高畑淳子、剛力彩芽、松下由樹、水野勝、西村まさ彦、石橋蓮司、藤吉久美子、増子倭文江、福井裕子、宮下順子、篠原哲雄、LiLiCo、橋本マナミ、窪塚俊介、勝俣州和、藤原紀香、三浦友和、大村崑、凰稀かなめ、長塚京三、橋爪功
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地獄の底をぶち破れ

2024-10-20 18:49:21 | 邦画
片岡千恵蔵御大のギャングものっていうか、これはどちらかと言ったらやくざものかも知れない
松浦健郎さんが原案脚本で1961年製作のニュー東映カラー作品
ニュー東映については昨日書いてるから何にも言わないけど
千恵蔵御大で映画を作ってるから東映本体との差別化はないみたいですね
要は月8本の新作をイケイケドンドンで制作した上で東映番線とはまた違う直営館で上映していこうって言う欲張りなだけみたいですね
 
いちおう千恵蔵さんはGHQのお達しでポン刀での立ち回り映画の制作が出来なくなって何本か現代劇として多羅尾伴内シリーズとかもっておりましたが
ポン刀解禁されてもギャング映画を作り続けていたお方
そんなギャング映画の中で本作はある意味異色な作品だったと言えるのではないかな
 
いちおう戦後16年(映画製作は1961年ですから昭和36年ですから計算が合う勘定)のこの時代に毎月2万円ばかりを自分の部下で特攻で死んでいった兵士の遺族に渡しに行く
ある意味足長おじさんみたいな主人公ですが
なんとそんな戦争未亡人である淡島千景さんと恋仲になってみたり
親分の情婦である久保菜穂子さんにも岡惚れされてみたりと
今までの千恵蔵さんとは全く違う役で登場する映画でしたね
結局戦争未亡人の淡島千景さんとはいかんいかんと言いつつも関係をもってしまいますし・・・
 
ここまでギャングもの2作品見てるともうオープニングから拳銃バリバリの映画でしたが
この作品全く最後のクライマックスまで千恵蔵御大拳銃ももたない映画でしたね
まぁ戦後16年後でも日本人はある意味戦争を引きずって生きてきてるんですね
ある意味特攻の自戒を込めた作品でもあるようでして
それに男女の恋心を千恵蔵御大で見せてくるとこなんぞは
時代劇で散々千恵蔵御大作品を撮ってる佐々木康監督も戸惑われたんじゃないだろうか
 
何せクライマックスので銃撃戦もアットいう間に終わっちゃうし
この映画のクライマックスは親分殺しの罪を千恵蔵御大に着せて組を乗っ取ろうとするライバルである富田仲次郎さんの策略によるやくざ同士の模擬裁判がクライマックスだったようですね
ここでいろんなことだわかり結局銃撃になだれ込むものの
この銃撃自体も実は千恵蔵御大が被弾するというひとつの伏線に過ぎず・・・
 
ってことでラスト淡島千景さんとのラブよりは千恵蔵御大の死の方が良かったような気もしないでもないが
里見浩太朗さんの出番が少な過ぎな気もする作品でした
 
1961年製作、日本映画、東映作品
松浦健郎原作・脚本、佐々木康監督作品
出演:片岡千恵蔵、淡島千景、江原真二郎、里見浩太朗、三田佳子、久保菜穂子、ー福島卓、富田仲次郎、大村文武、宇佐美淳也、柳永二郎、花沢徳衛、北原しげみ、小川守、南廣、大東良、加藤浩、高田博、吉川英蘭、近藤秀子、菅沼正、杉義一、森弦太郎、大東俊二大東良、小塚十紀雄、曽根秀介、西村伊久子、堀口由紀子
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー

2024-10-20 05:05:39 | 洋画
「ゴーストバスターズ」シリーズの5作目ですか
開巻コロンビア映画(SONY傘下)100周年のロゴが出てくるのね
でもってこの「ゴーストバスターズ」も40年に渡ってのシリーズ化ですが
前作「ゴーストバスターズ/アフターライフ」の続編となっていたのね
って言うことでマッケンナ・グレイス演じる眼鏡っ子フィービーはこの作品では15歳の設定ですが
前作ではいくつだったんだろうって言う思いつつ見てましたが
 
いちおうダン・エイクロイドがエグゼクティブプロデューサーとして再び製作したのね
自身も出演してるけど得体の知れないゴーストグッズの売り買いと研究施設を持ってるのに
ビル・マーレイは何をしてるんやら
でも前作から「ゴーストバスターズ」のもう一つの持ち味であったゴーストとかバスターズの面々との掛け合いとかのユーモアがなくなり結構シリアスな作品に変わってしまい、もうコメディっていうジャンルはつけられないかな、マシュマロマンもちっちゃくなっちゃってたし
今作でもラスボスの造形からしても一切笑いがなくなってしなってるのが残念
ビル・マーレイも喜劇役者を封印してるし
 
今作では一応フィービーの成長の物語に主軸を置いていたようですが
ようやっとゲイリーを最後にはパパって呼んだのね
 
この作品も結局は新旧のゴーストバスターズ8人の協力の元でラスボスのゴーストを倒すんですが
今作ではラスボスの出現の大元を作った冴えないおっさんがなんとファイアーマンであって
彼のは強力で倒すことができたのね
ってか市長さんもう四十年も市長してるよね
 
2023年製作、アメリカ映画
ギル・キーナン監督作品
出演:マッケナ・グレイス、フィン・ウルフハード、キャリー・クーン、ポール・ラッド、ダン・エイクロイド、ビル・マーレイ、アーニー・ハドソン、アニー・ポッツ、セレステ・オコナー、ローガン・キム、ウィリアム・アザートン、クメイル・ナンジアニ、パットン・オズワルト、ジェームズ・エイキャスター、エミリー・アリン・リンド
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二・二六事件 脱出

2024-10-19 18:23:00 | 邦画
夙に有名な二・二六事件で、時の総理大臣は岡田啓介
彼を襲撃した栗原中尉率いる約300の将兵たちだけを描いた作品
実録路線映画の走りと言えるのかも知れません、岡田啓介大臣だけはなぜか義弟の秘書である杉尾海軍大佐を首相と間違えて射殺して首相官邸を乗っ取り籠城するものの、
女中部屋の押し入れに間一髪で隠れた首相はそのまま女中二人に守られており

なんと娘婿の秘書が首相の死顔を見て誰が死んだかをしり、そして女中部屋に隠れてることを知り
いかにこのクーデター兵士たちからこの官邸から首相をいかにして脱出させるかっていうだけのお話

なんですが、これが実に緊張感を孕んだ脱出サスペンス映画としてよく出来た作品で
この昭和37年というと1964年の東京オリンピック開催の二年前で
この時代東京オリンピックによって各家庭にTV受信機が完備されたことにより
映画館に足を運ぶ人たちが減少していく前で
各社直営館に二本立て2週で映画代わりっていうことで月4本の映画を作っていた時代
東映さんだけは第二東映を作り、直営館にもう一つスクリーン劇場を作ってイケイケドンドンでなんと月8本もの映画を作っていた時代
いちおうニュー東映というロゴですが第二東映の発展した社名でしたが
翌々年には先程の理由から消滅してしまうんですが
そんな勢いの中で作られてるがほとんど手抜きなしということで
主演も高倉健さんですからねぇ

健さんは首相を官邸から脱出させようとする憲兵曹長でこの原作を書いた人物を演じてる
神田隆が上役ではあるもののことなかれを選んでしまうので憲兵隊がクーデター兵士たちとの衝突だけは避けられた
首相救出に同僚憲兵の山麟さんと今井俊二さんの三人だけで計画練るもののことの成就が望めませんので
首相秘書に相談に行き、ここで首相をどう脱出させるかに悩んでいた民間人と憲兵との2組が合体し
岡田首相の救出を成功させるものの

織本順吉さんが演じる反乱軍の一人の曹長が首相暗殺の成功に疑問を持っており
余計映画としてもイヤが上に緊張感を煽ってくれる
この時代にこのような映画として面白い作品が作られていたんですね

一応健さん映画っていうこともあってパッケージ化されてる作品だったんですね

1962製作、日本映画、東映作品
小林恒夫監督作品
出演:高倉健、三國連太郎、江原真二郎、柳永二郎、志摩栄、星美智子、中山昭二、久保菜穂子、中原ひとみ、今井俊二、山本麟一、河野秋武、千葉真一、 大村文武、北山達也、亀石征一郎、北川恵一、織本順吉、岡本四郎、江川宇礼雄、神田隆、須藤健
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ゴールデンカムイ

2024-10-19 05:05:19 | 邦画
個人的にレンタルDVDの終焉を見定めることをこのブログの窮極の目途としている現在
その終焉を早めようという周りからの行為が多くて
その際たるものがディズニージャパンのディズニー製作配給作品の二次使用(DVD化作品)のレンタル店への提供廃止に端を発して
最近では邦画でもハシカンの「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う」が二次使用が許可されてもレンタル店にはさらに半年遅れで導入されたりと・・・
もうレンタル店の末期(まっき)というか末期(まつご)の叫びが聞こえてきてるような
 
そんな中この作品もレンタル店にはセルリリースはされても導入されておらずということで
まぁこの作品は最初っからセル購入を決め込んでいましたが
できればレンタルも同時導入して欲しかったかな
この作品も漫画原作でアニメ化されての映画化っていう道を経てきてるんですね
どうやら原作の方は完結されてるようですし
この作品そんな長編漫画の実写化ですから当然単体作品としては終わるわけもなくシリーズ化されてたいくものと思っていましたが
見終わって周辺をいつものようにネット検索していたら製作委員会の筆頭幹事会社がWOWOWってこともあって、どうやらこの映画の続編はこの10月から全9話のWOWOWでドラマ化されてるようで
個人的にWOWOW加入しとらんから見れんけど映画はレンタル店には導入未だされとらんけどドラマはOA終了後はどうなるのか・・・
 
北海道を舞台にして帝国陸軍の兵士であり不死身の杉元とアイヌの少女で金塊で父親を殺されたアシリパの二人が金塊と父親の仇を求めて
金塊を狙うなんと五稜郭戦争で死なずに生き残った土方歳三以下の旧幕軍の浪人部隊と
日露戦争で頭に傷を負いちょっと狂った隊長率いる帝国陸軍との三つ巴の金塊争奪をめぐる闘争劇がメインシノプシスの作品なのね
 
まぁ主人公は不死身だしヒロインは人殺しはダメって言うコンビがいかにして殺戮しまくりの2グループとどう闘っていくのかっていうのが見どころになってるなぁって言う導入と人物たちの紹介だけで終わってしまった今作でしたが
オープニングの二百三高地での戦闘シーンのつかみはなんとも秀逸すぎまして
この作品のその後半のアクションもそれなりに見応えと面白さで持って二時間退屈はさせないもののちょっと尻すぼみ感があってギャップがありすぎてでしたが
作品としてはこの日露戦争がまさかの後半にあんな風に繋がってるとはねぇ
それでの高畑充希さんだったにね
今後もでこられそう
 
まぁこの10月からのWOWOWドラマの二次使用と同時にこの本編もその時にレンタル店に並ぶ事に期待をかけて・・・
 
2023年製作、日本映画、「ゴールデンカムイ」製作委員会作品(幹事会社WOWOW、集英社)、東宝配給
久保茂昭監督作品、下村勇二アクション監督
出演:山﨑賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、工藤阿須加、柳俊太郎、泉澤祐希、矢本悠馬、大谷亮平、勝矢、高畑充希、木場勝己、大方斐紗子、永尾柚乃、マキタスポーツ、島津健太郎、山内圭哉、堀部圭亮、井浦新、玉木宏、舘ひろし
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あばずれ

2024-10-18 18:43:43 | 邦画
2部の作品を色々探してて見つけたこの作品
日本映画専門チャンネルの恒例番組“蔵出し名画座”でOAされたものの録画視聴です。
1965年に扇映画プロダクション(ピンク映画制作会社)で渡辺護初監督作品だそうで
番組の紹介によるとこの作品原盤もプリントも行方不明で幻の作品と言われていた模様ですが
2014年のどっかの蔵の中から16mmの短縮版のプリントが発見されたそうで
現在もそれが唯一の現存作品であり
どうやらそれをOAするにあたり再審査受けたらPG - 12の指定遠受けたようで
そのPG− 12版がOAされたようで
 
確かに濡れ場はあるもののB地区一つ出てこない作品でしたので納得のPG - 12指定でしょうかねぇ
いちおう短縮版とはいえ映画としての起承転結のしっかりしたストーリーとなっており
モノクロシネスコ画面も傷もなく保存状態はそれなりに良かったようですね
 
日本映画専門チャンネルの解説によると三上於菟吉の「雪之丞変化」の現代版として作られたyいうですが
極々普通の復讐譚でしかなく女性を主人公にしてるからそのヒロイン自体も逆境のは坩堝に落とされたりで
そういった点とかがエロ風味として加味されてる点が初期のピンク劇場でかけられてもその主旨に耐えられるって言っても現代から見ればかなりゆるい作品でしかないものでした
 
17歳になるヒロインは印刷工場経営の父親が再婚した相手がスナックのママさん
思春期の娘として義母に接するものの
この義母が相当なタマでして経理担当の若手社員を園肉体でてなずけて
返す刀で邪魔なギリの娘を元バーテンに頼んだ輪姦させただけでなく旦那も自殺に追いやり工場遠売った金で新しい店を開いて・・・
父親を自殺に追いやられ自分も男たちの餌食にされた娘は
なんと自分の体を売ってお金を貯め、さらに自分を輪姦した男を味方にして元経理の社員と義母に復讐することに
そんな復讐を手伝うのが元バーテンの男だがそいつもついでに始末して・・・・
 
復讐を果たしたヒロインはことを為し終えたことでの空虚なのか
それとも・・・
なんと海に向かっていくカットでエンドマーク
 
まぁ私から言わせてもらうなら単なる復讐譚に過ぎない作品でどこのドイツが三上於菟吉と結ぶつけたのやらって言う感じでした
まぁピンク映画の初期から業界をさせてきた渡辺護監督の処女作品ということでは貴重な作品になるのでしょうがピンク映画というよりは普通の復讐劇だったっていうのが本当のところ
 
なお、1966年に東映で渡辺裕介監督、緑魔子さん主演で同名の「あばずれ」という作品がありもが、この作品とは一切関係ありません
ってことで機会があったらこっちも見てみたい
 
1965年製作、日本映画、扇映画プロダクション作品
渡辺護監督作品
出演:飛鳥公子、左京未知子、黒木純一郎 、天野良一 、千田啓介、喜多ひろみ、宇佐美健
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イコライザー THE FINAL

2024-10-18 05:05:21 | 洋画
私は自分で言うのももう飽きたんですが、さすらいのブロガーでして、今現在どこにあるのかも自分では探れませんが
確実にこのデンゼル・ワシントンの「イコライザー」シリーズの前二作は見てます
個人的にはクロエちゃんがデンゼルを目覚めさせるトリガー的な役で出演して
徐々に殺しの能力の凄さと過去の身分が明かされていく過程や
最終的には彼がリタイアして働いていたホームセンターで殺しのアイテムとして商品を利用しつつクライマックスを迎える1が好きでしたね
2には正体がこっちに知れてるってことでもう殺しのテクニックを見る作品でしてアクション的には2が面白かったかなぁと思っておりますが
 
3のこの作品もオープニッングからイタリアンマフィアのある一家を殲滅するシーンから始まるんですが
何故にこのマフィア一家を殲滅させたのかは一切語られておらず、なんらかの組織からの依頼だったんでしょうねと思わせられてましたがな
麻薬とか洗浄資金とかが見つかるようにしていたので・・・
まぁそんオープニングの殲滅もなもなき庶民のためのマッコールのあくまで個人プレイだったってわかるのは最後なのね
 
で結局この襲撃で撃たれてしまったマッコールを助けたのがまさかの憲兵警察官
彼が医者に運び傷の手当てを受けた風光明媚なナポリの港町
ここを牛耳ってるのもマフィアの別一家
これがこの町をさらに自分たちで金儲けのできるリゾート地にしようと堅気の人をいたぶり始めたことでマッコールの血が騒ぎ・・・・
ってことでこのシリーズのパターン通りのプロット展開になっていくんですが
 
こいつらテロを装って見たりでやることがえげつなさすぎ
CIAのスーザンの娘さんにオープニングの資金とかヤクネタ情報を提供して彼女を仕事に駆り出してくれるのね
ってことでこの娘捜査官をダコタ・ファニングが演じており
ってスーザンの娘っても見てるこっちにはなんとなくわかるんですが最後にちゃんとスーザンの娘ってしっかりと見せてくれるのね
 
無双のマッコールもまさかそうだよねあれは油断するよね撃たれて当然でしょう
撃たれたからこそ物語りはさらに続いていくわけでうまいシノプシスでしたねぇ
彼はこの町に落ち着いて余生を送るんですかね
ってことで邦題は「THE FINAL 」ってついてるんですが、
原題は「EQUALIZER3」なんだよね
ここいら微妙な大人のなんかが含まれてるような気もしないでもないですけど・・・
 
2023年製作、アメリカ映画
アントワン・フークア監督作品
出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、デヴィッド・デンマン
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俺が地獄の手品師だ

2024-10-17 20:08:32 | 邦画
何日か前に見たベストフィールドという旧作のドラマやアニメをリリースしてる会社から10月9日にリリースされた片岡千恵蔵 活劇シリーズVol.1からポン刀と髷から離れての背広と二丁拳銃の千恵蔵御大のギャング映画「奴の拳銃は地獄だぜ」という作品を見ましたが、どうやらベストフィールドでは2本組でこの千恵蔵御大のギャング拳銃活劇を製作順にリリースしていくみたいでその第二弾「片岡千恵蔵 活劇シリーズVol.2 地獄の底までつき合うぜ/二発目は地獄行きだぜ」を11月に
そして第三弾「片岡千恵蔵 活劇シリーズVol.3 俺が地獄の手品師だ /地獄の底をぶち破れ 」を 12月にリリース予定してるようですが

昔東映チャンネルでOAされていてそれを録画しておいたものを見つけましたので
パッケージリリース前に視聴してみました
ベストフィールドも製作順にリリースされてるよですのでこの「俺が地獄の手品師だ」は片岡千恵蔵活劇シリーズの第5作にあたるようですね
で製作は1960年ということで江原真二郎さんや健さんや久保菜穂子さんとか言ったレギュラーというか常連さんに加えて
女優さんでは佐久間良子さん、男優さんでは中村賀津雄さんに鶴田浩二さんが客演されての1961年のお正月映画だったのね
いつもの進藤英太郎さんの出番が多くて千恵蔵さんもお二人でコントというか漫才でもやってるような息ピッタリ


映画という合成とカット割って言う特性を生かしての手品も今回の見せ所でしたねぇ
相変わらずのクライマックスではリロードなしでの無尽蔵に弾が・・・
健さんはこれまた控え目で客演の鶴田さんがやっぱ多めのカットでしたかねぇ
先が読めるプロットではあるんですが当時はプログラムピクチャーとして、それでもお客さんがまだまだ入って
映画が娯楽の王様だった時代なのよね

1960年製作、日本映画、東映作品
小沢茂弘監督作品
出演:片岡千恵蔵、進藤英太郎、中村賀津雄、松本克平!神田隆、須藤健山本麟一、宇佐美淳也、江原真二郎、柳永二郎、堀正夫、入江千恵子、水木襄、山東昭子、小宮光江、花澤徳衛、佐久間良子、久保菜穂子、山村聡、小林裕子、永田靖、菅沼正、高田信二、沢彰謙、大東良、伊藤雄之助、高倉健、鶴田浩二
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クワイエット・プレイス:DAY 1

2024-10-17 05:05:31 | 洋画
“音を立てたら、即死”という内容で世界中を震撼させたホラー映画「クワイエット・プレイス」そしてさらにその後日譚として宇宙からのモンスターに地球が占拠され音のない世界で400日以上も過ごしてきたある家族の恐怖の日常を描いた第二弾「クワイエット・プレイス 破られた沈黙 」と私も楽しませてもらってきましたが
この二作に関しては結末が投げっぱなしで特に二作目の私の感想では次作品作るなら是非この後が続くようにって書いているんですが
 
待望の第三弾は監督も変わったからではないのでしょうが第一作の前日譚になんと逆戻りちゅうことで
モンスターたちが地球に降り立ったその日を描いた作品ということに・・・
まぁ何故に彼らたちが地球にやってきたかって言う根本的なことは前二作同様置いといて
突然宇宙からのクリーチャーたちに襲われてNYの人たちはパニックだし、たちまち殺されていくわけで
彼らの一応音に反応することと水に弱いってことも逃げてく中で知っていくって言う寸法っていうかおさらいというか逃げる人間の学習能力をしっかりと見せてくれるのがこの映画の主人公の末期癌で余命宣告されて人生の思い出ひたりにNYにきた黒人女性とその家族である一匹の猫ちゃん
 
そしてサバイバル中に知り合ったイギリス留学生の男性
二人がクリーチャーから逃げる間の交流の中でしっかりとお互いが信頼で結ばれて
人間最期の晩餐に何が食べたいかっていうとこの黒人っても何系の黒人なのか肌の色が本当に真っ黒な黒人さんなので
普通にライトの下で演技されるならその演技力で観客を魅了されてる女優さんでしょうが
こう言ったホラーになると夜のシーンや暗がりに逃げ込むとその闇のくらさに溶け込んでしまわれてちょっと見づらかったのが残念な映画でもありましたが
 
どうなんだろうそこは映画だから許容の範囲だろうっていうのかこんな状況でよくピザがあったもんですよね
まぁピザ作るには音がするだろうしっていうことで店にできてたのを頂いてきたんですかねぇ
ってこんまいことは置いといて、この映画ひょっとしたら主役は人間ではなくて猫ちゃんだったっていうくらい
ヒロインがつれてる猫が視聴者を惹きつけます
 
いやほんと人間よりも芝居巧者でして一人歩きしててもちゃんと後ろ振り返り振り返りでご主人を見守ってるような、そして劇中一度も鳴かない
ネズミがタイミングよく出てくるとおっかけてみたりで、ふとこの猫もネズミ同様CGではなかったんじゃないかって思い見てましたが、さてどっち?
 
 
ラストが泣ける作品でしたねぇ
この作品はこれで完結な訳でよろしい、人間余命宣告されるとここまで精神が強くなれるんですかねぇ
 
2024年製作、アメリカ映画
マイケル・サルノスキ原案・脚本・監督作品
出演:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クインルーベン、アレックス・ウルフアンリ、ジャイモン・フンスー
 
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