こんにちは!柴田圭ですっ。
今日は朝から春日丘でコーチをして、春日丘の子の短時間で課題をいくつか伝える形でプライベートレッスンをして、そのまま移動して午後からツクルの練習でした。
春日丘の男子が3人、まだウィンターで勝ち上がっていて、明日がウィンターなので試合用の練習をしていました。
次の試合の相手の話を聞いていると僕より全てが上なので、ん〜、みたいな感じでしたが、
相手の強い部分だけ見ていて自信がない感じが。
テニスは相手の良い部分を封じて弱い部分を出させ、自分の良い部分を出して行くスポーツです。
都合が良すぎですかね?笑
でもそれが理想ですよね!
話を聞いていると、相手の強い部分しか見ていない。
だから勝とうと思ったら相手以上のプレーを目指す。
話を聞いたり試合を見ていると、相手の強い部分で相手の上を行こうとする思考の選手が多いんですよね〜
僕からしたらアイススケートの選手にアイススケートで勝とうとしてるようなものです。
テニスやったら勝てるのに。
テニスでもストロークが強い選手ならボレーに出させるとか、高い打点が得意ならスライスで低い打点で打たせるとか、勝負は相手の強い部分ではなく弱い部分とするものです。
(ダブルスでも強い選手とその選手より弱い選手がペアを組んでいたら、勝ちに拘るなら弱い方の選手を出来る限り狙いますよね。)
そこが分かっていない。
相手の強い部分を上回ろうとしている。
だから自分がオーバーペースでプレーするのでミスも多くなるしプレーの幅も狭くなる。
そして自分が良いプレーをする事しか考えないで自分勝手なプレーをしてしまう。
という循環になります。
僕は試合に入る時に良いプレーをしようなんて全く考えてませんでした。
常に考えるのは、相手がどれぐらいのショットや深さなら決めて来れるか。
自分がその選手のショットを拾い切れるか。
あとは試合で色々な高さや球種を打って、自分がその選手の攻めを上手く凌ぎながら拾い切れるようなら勝つチャンスが広がるので、自分よりショットが強い選手との対戦はいつもこういう感じで考えて試合に臨んでいました。
(試合前に相手の試合を見れたら、どのようなショットを打ちやすそうか?打ちにくそうか?得意なウイナーは何か?などを見て予めデータに入れてシミュレーションしていました)
どんな強い選手でも攻撃ではなくニュートラルに繋げなくてはいけないショットはあります。
そこを探す事が何より大切だと僕は思います。
こんな言い方をするのは失礼かもしれませんが、全ての打点、球種をしっかりコントロールして攻撃的に打てる選手がジュニアウィンターに出ているとは思えません。
どんな選手にも大抵穴はあります。
自分が良いプレーをする事よりも、まずは穴を少しでも多く探す事、そして強い部分とその穴を元に良い作戦を立てること。
これが競技テニスで勝って行くにはとても大切な事だと僕は思います。
春日丘の試合のある選手に伝えた内容ですが、ツクルのみんなにももっと意識して欲しい部分ですし、これから覚えて行って欲しい部分です☆