柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀スタッフの為の「葬儀勉強会」のお知らせ

2010年03月11日 | 葬儀専門学校
3月11日まで新規ブログは次ページになります


葬儀は究極のサービス業である。それには無類の優しさを提供する」を葬儀理念に
葬儀の現場に立ってきました。
そこで得た体験をお伝えしたくて、長年考えてきた「葬儀勉強会」を開催することにしました。
葬儀社の方、一緒に勉強しませんか!

オフィス・シバタの葬儀勉強会

第一回 『来てよかった!と感じる 事前相談』

葬儀スタッフは、優しくて、人の役に立ちたい人が多いのですが、
その良さが充分にお客様に伝わるのは、大変難しいことです。
「葬儀勉強会」に参加しませんか?
気付きが一体何なのか、
話し合いやロールプレイから学び、「葬儀力」をUPしましょう。

日時  3月11日(木)友引  9:30~12:30
会場  渋谷フラッグ7階G会議室 東京都渋谷区宇田川町33番6号
定員  20名
費用  ¥10,500
お申込 メールで申込をお願い致します
    申込受付後に、詳細をご連絡致します
    Eメール sbt-mn@s7.dion.ne.jp
    (昨日までのアドレス記載にミスがあり、訂正しました)
 

    お申込み内容  参加者氏名
          会社名
          住所
          TEL
          Eメール

ご相談者はすでに「死」と隣り合わせの状態です。
この場面からグリーフケアが始まります。
相談者の心をつかむのは、優しさだけではありません。
情報提供、説明力、会話力なども重要ポイントです。


葬儀の工程はいくつかにわかれています。
その場面ごとに学べるように、オフィス・シバタの葬儀勉強会は、各地で開催を予定しております。
社員の気付き教育にぜひ、ご活用ください。

【葬儀勉強会の内容】
   *「搬送以来の対応」「遺体安置と処置」「葬儀打ち合わせ」
    「通夜・告別式の気遣い」「葬儀後の対応」等の勉強を予定しています。

*今回不参加の方でも、「葬儀勉強会」のお知らせをご希望の場合は、メールにて
 「葬儀勉強会」の案内希望・会社名・担当者名・住所。電話・Eメールをご連絡ください。

エンディングデザイン・コンサルタント オフィス・シバタ

葬儀専門学校の授業

2009年12月22日 | 葬儀専門学校
今年も葬儀専門学校の授業が終わりました。
秋口から5回の授業です。
今年は例年より人数が多く、年齢の若い生徒が多くいました。
ここは夜間の学校なので昼間は葬儀社でアルバイトをしている
生徒もいます。
学んだことが即実践で体験することができます。
早くも内定をもらえた人もいれば
まだ目途もつかない人もいますが
卒業までにはほとんどの生徒が就職をしています。

でも、さすがに今年は厳しいようです。

私はここで授業をするのが好きです。
私は通夜から葬儀の終了までの工程を
実際に体験して教えます。
その時に
「どうしてこの動きが必要なのか?」
「このとき遺族はどう感じているのか?」
などを説明していきます。

私の子供より若い生徒はまるで宇宙人のようです。
見た目だけではなかなか判断がしにくい。
こりゃー、だめじゃない!と思った子が
素晴らしい感性を持ていたり
とても真面目だったり。
とにかく楽しい時間が持てています。


今日は最後の授業でテストをしてきました。

今年の生徒もいい子ばかりです。
早く就職が決まりますように・・・


60歳で再スタート

2009年04月27日 | 葬儀専門学校
彼女はある仏壇店に勤めています。

先日、仕事の合間に時間が出来たので
久日ぶりに尋ねてみました。

葬儀の専門学校を卒業して、その仏壇店に入社。
今年で60歳になるそうです。
葬儀の学校を卒業したのは50代半ば。
その年の生徒さんは、なぜか年配の方が多くいましたが
殆どの方が、葬儀に関わる仕事に就いています。

仏壇店は彼女の人柄と経験が活かされた職場でした。
すぐに銀座のショウルームに勤務が変わっています。

そこは60歳が定年ですが、残ることも出来るそうです。
でも、彼女からは転職の話を聞かされました。

「私は葬儀の現場を経験していないので、それが心残り」というのです。

50代になって葬儀の専門学校に入り
その後、就職をして、
それだけでもすごいパワーだと感心していたのに
60歳になってから更にハードな葬儀の現場に入りたい・・・
と聞いて、正直、驚かされました。

彼女を迎え入れた葬儀社は
やはり60代の女性が始めた葬儀社です。
そして、この方も葬儀学校の卒業生ですよ。
まだ初めて数年の葬儀社なので、そう仕事が多い訳ではありません。
しかし、自分が中心になって一つ一つ丁寧に仕事をしています。

そこで、一緒に葬儀をしていきたいのだそうです。

「私たちの年だからこそ出来る葬儀があるはず!」
と、輝く笑顔で話してくれました。

そうですね、
最近では家族中心の葬儀が望まれています。
「心から送りたい」と願う家族が沢山います。
そのお手伝いをするのには、とてもふさわしい年齢かもしれません。

今度は葬儀の現場でお2人に逢いたいと思います。






葬儀学校の模擬葬儀

2009年02月20日 | 葬儀専門学校
葬儀学校では、明日卒業イベントとして「模擬葬儀」を行ないます。
毎年、雑誌社も取り上げてくれるイベントです。

生徒達が企画して内容を決まるのですが
今年は「納棺」と「葬儀式場での遺族と葬儀スタッフのやり取り」を
寸劇とナレーションとパワーポイントでの説明で披露します。

自宅の納棺から始まって
式場でのやり取り、出棺の様子
式後49日法要が終わって、茶の間の親子の会話
「今度は、私の番ね」
「エンディングノートがあるんだって」
「へー、どれどれ」
そんな寸劇です。

実は数日前に、生徒の練習を見てきました。

台本も中々良くできていましたし
演技にも熱が入っていました。

多分、本番は上手に出来ると思います。

私は仕事で名演技を見ることが出来ません。

残念です。

皆この後卒業して、それぞれの道へ進んで行きます。
頑張って欲しいですね。

葬儀の仕事はどうですか?

2009年01月28日 | 葬儀専門学校
東京都豊島区巣鴨1-25-12
駿台トラベル&ホテル専門学校 ライフステージプロデュース科
03-3946-1211

ここは、葬儀の専門学校です。
毎年4月には、全国から入学生が集まってきます。

年齢も、職歴も多種多様です。

夜間学校で1年間ですが、昼間は働くこともできますし
葬儀関係のアルバイト先も紹介してくれます。

そのまま、葬儀社に就職する人もいます。
毎年、就職率も意外と高いと思います。

葬儀の仕事を選ぶ人は基本的に優しい人が多いのです。
役に立つ仕事がしたいと、言います。

葬儀の仕事は女性でも十分できるので、
自活している人にも向いています。
ただし、時間は不規則なので子供が小さいと
周りの手助けが必要になります。


1月31日13時から学校で体験入学があります
私も講師として参加しますが
興味のある方は、どうぞいらしてください。

葬儀業界は、まだまだ需要がある業界です。
自分の将来を悩んでいる方、どうですか?

体験入学は、学校に申込をして下さいね。

11名の生徒達

2008年10月28日 | 葬儀専門学校
今年も葬儀の専門学校で講師をしています。
今年は大半が20代の、若い生徒さんです。

毎年、講義の初めに
入学の動機を聞き出します。

約半数の生徒が家族を亡くしています。
そのときの葬儀が
葬儀業界を目指したキッカケになっているようです。

こんなに若いの家族を送る経験をしているなんて。
男女とも平均寿命は80歳を越え、女性は世界一の長寿国だというのに。

葬儀という辛い時間の中で
葬儀社の行動を見極めているんですね。
このことを
葬儀に携わる者は、どれだけ感じているでしょうか?

自分の言葉が
自分の行動が
人の一生に関わる選択をさせているなんて!

この生徒達が出会った葬儀スタッフは
優秀な人達だったんでしょうね。
技術も心も、そうであったんでしょうね。

ここを卒業した先輩達は
転職することもなく、葬儀の仕事に励んでいる人が
とても多くいます。

転職をしないという事は
何はともあれ、そこに遣り甲斐のある職場だということです。

いつも、苦言ばかりを書き並べていますが
この現象を見ていると
葬儀業界も少しづつ、変わり始めているのでしょう。

若者が働き甲斐を感じる業界なら
将来は明るいはずです。


私は専門学校のほんの一部を教えているだけですが
この生徒達が将来、受け持ったご遺族に
同じような影響を与える人になっってくれることを
望んでいます。




お葬式の専門学校

2008年05月11日 | 葬儀専門学校
葬儀業界へ就職したい人の為に、専門学校があります。
初めて知りましたか?

ホテル、観光、福祉などの専門学校と同じように、葬儀のイロハを教わります。

私もそこで、講師として教えているんです。
一年間の夜間学校ですが、授業内容はかなり濃いんですよ。

カラーコーディネート、マーケッティング、ホスピタリティー、マナー、着付け、作動、バンケット、フラワーアレンジ、死生学、宗教、空間デザイン論などなど・・・

そして当然、葬儀概論から葬儀実務まで全般にわたる授業があるんです。

私は授業プログラムの終盤で、実際の葬儀の流れを教えます。

生徒の年齢は18歳から60歳を過ぎ方まで
経歴も学生、会社員、ホテルマン、僧侶、葬儀関係、ほんとに多種多様です。

15人前後なので、皆とても仲良しの小クラスです。

入学した動機は、若い子はこれから伸びる業界だ!と思って。
30代後半になると、家族を亡くし葬儀社にお世話になってこの仕事がしたいと思った、とか
この仕事にとても興味があるとか、自分が何かの役に立ちたい、とかですね。

中には、
「自分は葬儀社にいたんです。でも、今の葬儀はなんか違うと思って、勉強しに来た」
「自分で葬儀社を始めたが、葬儀経験者を雇って任せると、手抜きで歯がゆい思いをする。何も知らないと注意も出来ない。いい葬儀がしたいから来ました」
そんな生徒さんもいます。


そして、ほぼ全員が卒業後、葬儀関連の会社に就職していきます。
もちろん、年齢が高くなるほど、難しくはなりますが。

でも、50代の女性がある仏壇店に就職。人生経験を活かして
支店の店長に、2年後には銀座のショウルームに配属された人もいます。

私はここの生徒さんと触れ合うのが、とても楽しいんですね。
授業が終わっても、熱心に話を聞いてくれる生徒が毎年、何人もいます。

話しているうちに、私が教えられることも多くて。


だって、昼間は働いていて、月曜から金曜日まで
6時過ぎから9時半まで学校に通うのは、並大抵のことじゃないですよ。

そして、科目毎に、テストもあるんです。
出席率も厳しいし。授業料も結構、高額です。

こうして皆を見ていると、幅広い年齢がなせる業か
それぞれの弱点を上手くカバーし合ってる。

若い子が、年上の人を刺激したり、いたわったり。
年上の人が、若い子を、なだめたり、感心したり。

誰も無視してない。
コレって、かなり重要ような関係だと思いません?
誰も、エラぶってないのもすごい。

皆が、熱い鉄の塊みたいな気がしてくるんですね。



実際の葬儀の現場では、生徒達が学んだ事は
ほんの入り口だから通用はしないんですけど。

でも、多彩な授業内容は
ほとんどの葬儀スタッフが知らない事が多いはず。
葬儀は先輩からやり方を教わって覚える世界だから。

又、一度教われば、それで完璧と思う世界でもあるんです。
コレは大きな、勘違いを生んでしまうおそれがあり。

今の葬儀業界では
葬儀に必要な知識が、どんどん変わってる。幅広くなっている。
お客様の意識も、ハイスピードで変化している。

生徒が、その職場でそこのやり方を学びきるまで
学校で得た知識を、意欲を失わないでいて欲しい・・・といつも願ってます。

先日、ブログに写真を載せる方法を教えてもらったので
専門学校の授業の写真を載せます。