柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

将来、子供と同居しよう・・・37.5%

2011年07月30日 | 老後
全国の60歳以上の男女、3000人に聞きました

「初来、子供との同居を見込む」人たちは37.5%だそうです
これって多いの?
実は、10年前は46.8%だったらしいですよ

やはり子供には頼れない現状があるのでしょうね

以前より、子供が親への関心が薄くなった、とか
親が子供を信頼してないとか

または
子供が未だに親を頼っている、とか
親が子供に負担をかけさせたくない、とか

これに関連した質問があります
「資産の使い方」について、です

「できるだけ子孫のために、残してやる方が良い」と答えた人が49.5%
ちなみに、10年前は65.5%いました

「自分の老後を豊かにするために活用する」と答えた人は38.2%です
10年前は32.2%でした

そして、もう一つ興味深い質問が
「自分が虚弱化した場合の住まい」を聞いています

特別養護老人ホームと有料老人ホームなどの施設をあげた人は28.7%
10年前は42.8%ですって

以前の新聞記事からのデーターですが
親の自立が相当目立っていますね

私の母親も、
一緒に住むには、迷惑をかけてしまうし
自分の老後のために、お金は必要だし
最近、見る機会が増え、想像以上だった老人施設を知り
「私もいざとなったら、老人向けの施設に入ろうかしら?」

といい始めています



でも、本心はどうなんでしょうか?
聞かれて答えるのと、本音の違いがあるような気がしませんか?



葬儀社の経営に葬儀理念を!

2011年07月20日 | 葬祭スタッフ
葬儀社のスタッフには、いい人が沢山います
優しいし、仕事になると一生懸命です

「どんな葬儀がしたいの?」
「どうしてお葬式をするの?」
「ご遺族は何が必要で、何をしてあげられるの?」


こういう質問に正解はありません
この答えを即答できる人は少ないです
スタッフのいる環境によってそれぞれの葬儀意識が違ってきます

葬儀社の中、というより
経営者の口から、常に自社の葬儀の考え方や将来の展望が伝えられていると
スタッフは、自分がどんな考えで、葬儀を進めていくのかを知ることができます

葬儀の理念を経営者が持つかどうかです

経営者の葬儀への考え方や進む方向がわかれば
下で働く者はとても動きやすくなります

目の前に出されるものが「売上」だけなら
それが目的になり、利益を売るための手練手管に努力します
それ以外の、気配りや遺族への提案など金銭に表れないものへの
努力は、遠のいてくるでしょうね


どうしてこんな小難しい話になったかというと
葬儀スタッフの研修をするより
葬儀経営者の研修のほうが大事じゃないかと
考え始めているからです


学んだ事を活用したくてもできない実情があります

はじめは、行動を起こしても
やがて持続できまくなる・・・・

葬儀レベルの質をあげたい、と訴える経営者ですが
なかなか質は上がりそうにありません

ショックな訃報

2011年07月20日 | sibatanoriko?
夕方のニュースで原田芳雄の訃報を知りました。

あまり公言してないけど、大好きな俳優です
彼は役者と呼んだほうが似合います


40年前ですよ
初めて原田芳雄を雑誌で見たのは
その時、ドキっとしたのを今でも覚えてます

まだ名前も知られてない頃で
急に人気が出始め、そのうちに映画やテレビでも
よく見かけるようになって
彼のブルースも、よく聞きました
意外なほど声が高くて、でも渋い
彼の長男は喧嘩の喧を書いて喧太と付けたんです

数年後に私の長男にも同じ名前を付けました
字は違いますが、読み方は同じ
私ってミーハーですね


昔はいつも同じキャラだったけど
最近では優しい、穏やかな役も妙に似合ってきて

つい先日の「大鹿村騒動記」の舞台挨拶に出てきた原田芳雄を見て
正直「もう駄目かも」って感じました
あの目は死の予感がありました
そして車いすを押していたのが彼の娘、
このことも私には意外に移りました

芸能界もこのところ訃報がつづいてますが
原田芳雄の訃報はショックです

新盆

2011年07月14日 | sibatanoriko?
父の新盆です

仏壇の前に、お盆の飾りつけをしました

母の実家は神道で、祖父は神主でしたので
仏事は、初めてのコトばかりで母は戸惑っています

お盆の用品一式を買ってきて、私も一緒に手伝いました
次第に精霊棚が出来上がってくると
母は安心した、というよりウキウキしているような気がします

父の死後、母の変わり様に周囲は驚き心配をしてきましたが
最近では、だいぶ落ち着いてきました
「前のおばあちゃんに戻っているね」と孫達も感じています

母は亡くなった父がいつも逢いに来てくれる、と言い出しました
実際には夢と現実が重なっているのだと思いますが
父の気配を感じて、勇気をもらったり、癒しをもらっているようです

私たちも、父ならきっとそうするに違いないと思い、あえて否定はしていません

「やっと、一人でいることに慣れたのよ」
「お父さんがいつもそばにいるから、心強い」と母は話しています

そう言いつつも、一人で食事をする寂しさを時折漏らします

だからと言って、子供と同居はあくまで拒否しています

母の成すままにしておこうと思います

昨年の今頃は、まで父は生きており熱中症で倒れてから一挙に弱ってきました

母に熱中症対策を言い続けています

今年も暑い夏です

信じられない葬儀社の話3

2011年07月11日 | 葬儀の世界
葬儀とは宗教儀式が主体であるべきだと、私は思っています
宗教儀式が無くても、故人は物理的に送ることが出来ます
(無宗教葬儀も、否定はしませんが、それをするには遺族が宗教者に代わって故人を送り出す使命があると考えて
その役目をご理解していただきます)

しかし、多くのご遺族を見ていると、そこに宗教が関わることで
ご遺族自身が救われている事実があります
普段、宗教を意識することが無い、とおっしゃる方でも
神社や寺や墓地や仏壇に手を合わせて、時には太陽や木や海などにも手を合せ
目に見えぬ対象に語りかけている人が多いのは
私たちは日常のなかでの祈りが知らぬうちに身についているのはないのか?と
そんなふうに感じます

葬儀という仕事に携わり、故人を送るサポートをする立場なら
宗教儀式は宗教者の意向を立てるのが当然です
葬儀式を勝手に葬儀社が決めていいはずはありません

葬儀を承ると、まず日程の調整をしますが
お寺側は「勝手に日程を決めて伝えてくる葬儀社が多い」と嘆いています

菩提寺ならその僧侶が葬儀式をされるのに
その方のご都合をうかがわない、のは道理が通りません
そうしている葬儀社は思い違いをしています

こういう話をすると、非常識な寺院の批判を並べる葬儀社がいますが
それと一緒にして語るのは、意味がないでしょう

ご遺族の中にも菩提寺があるにもかかわらず
他の寺を紹介されてそのまま葬儀を依頼する人もいます
ご遺族の知識の無さも問題ですが
それを指導するのは葬儀社でなくてはなりません

遺族が望めば、何でも叶えるのが葬儀社の仕事、と思っている人もいますね
それは優しさの履き違えです

そして檀家に何も教えられない寺にも大きな問題があります

最近では葬儀に司会やナレーションが入るようになりました
葬儀を儀式で終わらせずその故人と遺族のための別れにするために
私は良い変化だと思っていますが
それが読経時間を圧迫してはいけない、と考えています

お寺側が「長すぎる司会やナレーションは困る」と訴えても
聞き入れてもらえない、と嘆くのも肯けます

葬儀によって、お寺によって司会やナレーションの時間が変動するのは
当然ありえます
自分が考えた司会やナレーションを全部言わないと次に進めない、と言うのなら
その人の力量を疑います。
葬儀は予行練習などできないのです
その場に合わせて収めるのが、司会者の務めです

ある御住職と膝つけて話を伺い、いたらない葬儀社が多くいることを知りました。
この御住職は、非常に勉強熱心で前向きに行動される方で、柔軟なお考えをお持ちの方です
そんな葬儀社はごく一部だと思ってましたが、東京では半数近くがそれに当たると聞き
ちょっとショックを受けました

葬儀社も宗教者も遺族も、もっとお互いに望むところを話合う必要がありますね

それぞれがもっと知識、意識を高めないといけない、と心から実感しました




女性の制服姿が減りました!

2011年07月07日 | 葬祭スタッフ
フューネラルビジネスフェアは日本全国から葬儀社が集まります
九州から沖縄まで

そこに集まる人の服装が変わってきました
以前はほとんどの人が葬儀社の制服をきていました

この業界に入って、不思議に感じたことの一つがこの制服問題です
葬儀社が集まるところ、制服の人しかいませんでしたよ、つい、この前まで

葬儀社の制服は葬式に立ち会うものです
それをメインに考えられています
その制服を葬式以外の業務に着ることすら、私には抵抗があります

だって、葬式は故人を見送るセレモニーなのに
ひとつしか与えられていない制服は
普段の業務で汚れているし、シワになっている制服も多いのですよ
葬儀社は結構、力仕事をしますし、汗やホコリまみれにもなります
年中無休で24時間営業ですし・・・
葬儀に行く機会があったら、スタッフの制服を観察してみてください
汚れていても気にしない葬儀社が意外と多くあります

これはスタッフ自身よりも葬儀社の意識の問題です
葬式を大事な仕事の場と考えていない証拠!!

でもフェアに行く時の服装は、スタッフ自身が決めているかもしれませんが
「何着ていく?」「制服でいいんじゃない」って感じで
葬儀社は外の仕事場が多いせいでしょうか?
制服移動が違和感ないのかも

そのセレモニー用の制服で電車に乗って街中に出かけてくるのです
セミナーでも、試験会場でも、フェアでも

ホテル、銀行、デパート、看護士、理容師、飲食店など
制服着用当たり前の業界はいくらでもありますが
展示会見学に制服を着たまま、ってあまり目にしませんが
葬儀業界では、男女を問わず制服姿がほとんどでした。

それが、今年は私服が多く目に付きます
女性が制服集団で歩いているのが気になっていたのです
何故だか、女性の制服姿は群れている感じを強く受けます?どうしてかしら?

でも今年は女性が綺麗です!
数人で連れ立っていても怖さ?がありません
私服の方がその人の人柄を感じます

私は葬式以外は普段の業務も
亡くなった時の打ち合わせにご自宅へ伺うときも
私服を着用して欲しい、と常にスタッフに話していました

制服は誰でも同じ能力に見せる効果はありますが
その場にあった私服を選べる人は、人の気遣いも出来るし
その人らしさも感じる事が出来ます

葬儀を志した人は、もともと素敵な人が多いのですから
服装からもそれを感じさせて欲しいです




フューネラルビジネスフェア2011

2011年07月04日 | 葬儀の世界
6月28,29日に横浜パシフィコでフューネラルビジネスフェアが開催されました
来場者数は9385人
毎年、来場者が増えています

今年も、生前契約「ささえびと」をお知らせする為にブースを準備しました。
今回は、生前契約に不可欠なNP少額短期保険とのタイアップです

生前契約は将来の自分の葬儀を葬儀社に契約するシステムですが
その支払い方法としてNP少額短期保険を利用しています

毎年、生前契約の関心度が高まっっているのを感じています
ここまでに数年を要しています
新しいものへの葬儀社反応は、とにかく鈍い、のです

でも、少しづつ関心が集まっています

しかし、ブースには葬儀社以外の反応が存在します
それは士業の皆さんです
今年は特に行政書士の方が目立ちます

葬儀業界より先に、外界でその必要性を感じています
もちろん、生前より死後への関心の方が高いと思いますが・・・

その中に、このブログのファンです!とおっしゃる方がチラホラ
嬉しいやら、有難いやら・・・・

サボっていないで真面目に取り組まねば
と、思った矢先ですが
フェアが終わってすぐに報告ができず、今日になってしまいました

フェアと同時におこなわれたシンポジュームでは
≪オリジナルを創る、想いを実現する「企画型」でつくる葬儀の価値≫
と言うテーマで講演をしました

講演するテーマは、フェアの主催者側から投げかけがあります
シンポジュームの担当者の方が、一年間の私の活動をよくご存知なので
大方の路線を示してくれます
お陰で、毎年私らしい講演をする事が出来ており
私自身も「企画」の大切さを痛感させられています

ブースを訪ねてくださった皆さま
講演を聞いて下さった皆さま
有難うございました