柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

供花スタイルも時代にのって

2018年09月06日 | お葬式
先月行われたエンディング産業展でのこと。

供花リースのコンテストが行われていました。





葬儀の供花といえばスタンド形式の盛花でしたね。

最近は地方の葬儀社にいっても

盛花が少なくなりました。

これって、葬儀社のすすめ方もあると思うのですが・・・

請求書に全ての供花を含めている葬儀社さんが多いのも不思議です。

請求額は当然上がりますよね。

供花は親しい人が弔意として出すものなので個別の請求書にすべきです。

話が脱線しましたが



供花をリースにするのも素敵だと思いました。

祭壇の飾り方も変わってくるでしょうね。

祭壇の両脇に上手に組み込んだり

いっそのこと、供花リースと棺だけにしたり。


受付から式場までの通路に飾って展覧会のようにしたり

供花リースの下にメッセージを添えたり


葬儀後は

お子様方がそれぞれ持ち帰り

ご自宅で故人お写真の横に置いたり


少額な供花リースをつくれば、お孫さんがそれぞれの名前で備えたり

それをお棺に入れたり


供花は高額なので喪主も遠慮する方が多いし

親族も気持ちがあっても負担が大きいことも。

でも弔意を表すのは、親しい方の権利でもあるので・・・

それなら、供養のための商品を買いやすくするのも一案。


会場でたくさんのリースを見ながら

イメージがどんどん膨らんできました。

皆さんはどうですか?



葬儀社のイベントを効果的にするには

2018年09月01日 | 葬儀の世界
葬儀社が人集めのために開催するイベントが多くなりました。

何のために人を集めるのでしょうか?

「葬儀社に来て会館を見てほしい」
「名前を知ってほしい」
「地域の人に楽しんでもらう場として」
「事前相談の受け口」
「会員を増やしたい」

大体こんな答えがかえってきます。

販売店や飲食店なら

いろんな年代の人が何回も足を運ぶ可能性があるので

とにかく人に知ってもらうことは重要です。

葬儀社はちょっと違います。

葬儀社を葬儀のみの場としているなら、余計来る目的は限定されますね。


高齢者の生活~死~後始末~遺族のグリーフ~遺族の終活までを

「ライフエンディング」と名付ける時代になりました。

葬儀社が葬儀だけに関わっている時代ではなくなりました。



イベントをするには経費も掛かります。

「大勢来てくれたね」「大成功だったね」と喜んでいても

その後に何を得るのか、明確にしないと

結果を残せないことになります。


大勢の人を集める・・・・子供からお年寄りまで楽しんでもらうだけでいいですか?

せっかく集めた人をそのまま手放していいですか?

会員になってくれる人もいますが

その人は「心からここがいい」と思った会員ですか?

他で同じようなイベントがあったら、そこでも会員になる可能性も大ですね。


お楽しみ中心の人集めなら・・・感謝祭

葬儀を知ってもらうためには・・・勉強会や見学会

地域の人に終活を学んでもらうためには・・・継続セミナー

まだ葬儀に縁はないけど、楽しむ集まりなら・・・・カルチャー教室

遺族となった人が安心して来られる場所なら・・・遺族会、追悼祭


お客様をしっかりキャッチするには
目的別にイベント開催を考えてみるといいですね