柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

終活セミナー参加者の本音・・・だと思うけど

2014年08月29日 | 老後
終活セミナーでお墓の話をしました。

これからお墓の購入を考えている方ばかりかと
思っていましたが、
約半数がすでにお墓を持っている方です。

お墓を簡単に識別すると
寺院墓地
公営墓地
民間墓地
となります。

先祖の墓をそのまま受け継いでいる方や
まだお元気な頃に、「今のうちに・・・」とお墓を購入された方も
それぞれの特性を改めて知り、現状の墓に色々な感想を持ったようです。

セミナー後の質疑応答も無事に済み
個別のご相談がありました。

まだ高齢者とは呼べない年齢の方ですが
お子様がいない為、後継者不要のお墓を買われ
その直後にご主人が突然亡くなりそこに納骨。
自分の死後、このお墓をどうしたらいいのか?
というご相談です。

お話をお聞きするうちに
この方の不安はお墓だけではないことを察知しました。

親しいご親戚の方がいて
「何かあった駆けつけるから、何も心配いらない」と
常々言ってはくれるそうですが
実際に、自分が倒れたり、亡くなったら
全てを託すことができるのだろうか?
自分と同じようにその人も年を取るのに
将来、大変な始末をできるだろうか?
その子供も「私もしてあげる」といってくれるが
その子が家族を持った時、負担にはならないだろうか?
などなど

心のなかで
普段は気になりながらも
見ないで過ごしてきた疑問に
きっと気がつかれてしまったのだと感じました。

お1人ならば、、年齢ではなく
今から急に事情が変わっても対処できるようにしておくべき。
その話をしたら、表情がパット明るくなり
「そんなことが出来るのね」
と安心されれ具体的な相談をされる決心をがついたようです。

実はこの方だけが、特別ではなく
セミナーに参加されている方の殆どが
個別に話すと、安心への答えを求めていることが分かります。

不思議と自分からはおっしゃらない方が多いのですが・・・

みんなの悩み?荷物の片付け

2014年08月22日 | 老後
昨日行った終活セミナー「荷物の始末」

私は1人住まいの叔母が亡くなったときに
遺品の整理をした経験があり
一家にどれだけ不用品があるのかを十分に承知しています。

その片付けはそれはそれは、大変でした!!!!

どうして買い物時に貰う袋がこんなにあるのか?
頂き物を使わずに、後生大事にとってあるのか?
領収書や古い雑誌類がすてられないのか?
同じような食材がいくつもあるのか?
壊れているにもかかわらず、しまってあるのか?

数えだしたら限がありません。

でも、これはどちらのお宅も同じようです。

自分の始末を行う終活のなかで
一番手っ取り早くできるのが荷物の整理です。

お金を掛けずに毎回のゴミの日に少しずつ捨てるか?
思い切って一度にお金を掛けてでも捨てるか?

迷いますが
とにかく手をつけたほうが良いですよ。

私は、勇気をふるって
ゴミを捨てるようにしていますが
それでも迷います。

でも、捨てた後に困ったことは一度も無い・・・
いつか人の役に立つかも~
は、まずありえませんね。

皆さんも是非、取り組んで下さいね。

お久しぶりです

2014年08月19日 | sibatanoriko?
長いことご無沙汰してしまいました。
個人的に色々とありまして、
事務所も留守がちにしてしまいました。

最後の記事が「慰霊祭」の話でしたね。
コメントを頂いたままでお返事も書けず・・・
申し訳ありません。

「慰霊祭」や「遺族ケア」に疑問を投げかけていらっしゃいましたね。
簡単な記事で多くの方のご理解をいただくのは、大変なことですね。

私は自分が葬儀の現場で得た経験から「慰霊祭」や「遺族ケア」をしていました。
今思い出しても、そのきっかけはとても自然な始まりでした。

特別な想いというより必然的な始まりです。

大切な人を亡くした人は、けっこう苦しんでいる人が多いんです。
でも淡々と過ごしている人がいるのも事実です。
どちらも遺族に違いない。

辛い想いをしている人は、そのような場に自然に足が向くものです。
理屈じゃないから
慰霊に宗教が邪魔したことも無かったです。そこを気になさるのなら参加はされないでしょう。
最も、無宗教形式でしたが。

その結果がその方たちにとって悪ければ、「慰霊祭」や「遺族ケア」も
続かなかったでしょうね。

人には他人が身近に感じる時ってあるんですよね。

それが不自然と思われても仕方ないのですが
「いかがわしい」といわれると
一所懸命にご遺族と向き合った者にとっては辛いですね。

一緒に優しい時間をもっただけなのでね!
私はそれで良いと思いますよ。
10年以上も遺族の方と交流ができている事を私は嬉しく思っています。


暑い夏はまだまだ続きそうですね
毎年暑さが、こたえてきます。
紛れもいなく年を感じる此の頃ですが
この仕事が好きで、まだ頑張れそうです。