柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

便利な新聞「終活ライフ」

2014年02月28日 | 世の中


先日、シニア向けの新聞「終活ライフ」の方が取材に見えました。

この新聞の中で終活エッセイなる記事を載せて頂いてます。

2ヶ月ごとに発刊されるこのタブロイド紙は、4号目ですが
かなりご注文を頂くようになったそうです。

葬儀社さんがご遺族やセミナー参加者に差し上げているとか。
現在は葬儀社さんからの注文が急増しているそうですよ。
葬儀社さんの目線もずいぶんと変わってきましたね。

弁護士、司法書士事務所、保険代理店などでも使っていただいているようです。

ある葬儀社さんでは、この新聞を販売したいとのお声も頂いているとか。
私は無料がいいことだとは思っていないので
このような提案をされた会社には敬意を表しますね。

このブログを読まれて問い合わせを下さる方も多いそうで
改めて御礼申し上げます。

ところが、私が間違った情報を出したようで
ご迷惑をかけてしまいました。

50部から販売します。
とお知らせしてしまい
実は100部からの販売と注意されました。

またこれは間違いではなく変更なのですが
1部58円から80円に価格設定が変わったそうです。


私も美容院と歯科医院へ「読んで!」とおいてきました。
早速手に取った方が「これ、面白いわね」といっていただきました。

興味をお持ちいただき、ありがとうございました。




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『祭壇一式』は卒業しないとね・・・

2014年02月24日 | 葬儀の世界
葬儀社の価格設定は、祭壇を中心にしている場合が殆どです。
祭壇価格の中に、葬儀の必需品である物が含まれることが多いですね。
柩や骨容器や看板や搬送料、霊柩車、礼状など

また祭壇と式場がセットになっていて
30人未満なら小さな式場と小さな祭壇
100人までなら式場も祭壇も大きくなる、など

搬送料を一式に入れるって搬送の距離は関係ない?ってことでしょうか。
寝台車も霊柩車も緑ナンバーですから規定の料金体系に沿って請求すべきですよね。

また、家族や親族中心の葬儀が多い時代に
礼状は必須の物なんでしょうか。

小さい祭壇でも大勢の人が見送ってくれたら
祭壇を大きくしなくても、葬儀価格はグンと上がり
香典も増えて遺族の負担額は減少しますね。
祭壇と人数と式場の大きさは比例すべきと決めていいのでしょうか。

もっとも、会葬者を多く呼ぶことの長所を
遺族に説明できず、小さな葬式しか売れない営業には
何の問題も無いかもしれませんが

・・・というように
祭壇一式には、便利なようで不都合も多くあります

一番の気がかりは、この祭壇一式の中に
搬送から葬儀終了までの人件費がきちんと計上されていないことですね。
葬儀業界では
物品の価格内に人件費等が含んでいる設定が多いため
柩や、骨容器などの仕入れ値から考えれば
葬儀社の価格は暴利としか言いようがありません。
悪徳業界とおもわれがちです。

ですが葬儀の実情は品物より、人の対応がご遺族の満足を生むのです。
その部分こそ一番高額な価値があるところなのに価格設定は0円です。

それに今後
祭壇は要らないといわれたら
祭壇一式に全てを含んでいる場合は
人件費や維持管理費は抹殺されてしまいます。


葬儀社が適正な利益を得られなければ
いい社員教育も出来ず、結局は遺族の心を捉えるよな葬儀施行はできず・・・
毎年施行数が減少したり
施行数が上がっても、売上げ総額は減少するようになってしまいます。


どの業界でも
維持管理費やその都度の設営撤去費が適正な価格表示をし
更に十分な説明能力があれば
お客様は納得して頂けますよ。

そろそろ『祭壇一式』の価格設定を変える時期ですね。

消費税が上がるのをきっかけに
見積書を作り直す葬儀社さんが増えていますね。
ちょうどいい機会だと思いませんか?
祭壇一式方式は卒業しませんか!

犬の湯たんぽです。

2014年02月18日 | 私の半径100メートル


毎日寒いですね。

犬の昼寝を邪魔しに行き
そのまま添い寝をしている娘です。

この娘は
犬に異常なほどしつこく絡みます。
老犬は仕方なく
されるがままになっています。

散歩係りの主人には最も愛想がよく
ミルクを欲しいときだけ私には擦り寄り
目的が達成すると、無視状態です。

長年飼っていると
犬も家族への対応を器用に身につけるものです。

「今年の葬儀業界の展望と提言」を読んで、ホッと!

2014年02月14日 | 葬儀の世界
だいぶ前の事ですけど、
某業界紙の1月号に葬儀業界のトップ経営陣のご意見が
掲載されました。

各経営者の記事内容は「葬儀の意味」や「葬儀の原点」「本質」というものが
クローズアップされてました。
『何をいまさら!』
と思われる方も多いかもしれませんが
『そろそろ、ここに気がついてよ・・・』と
私は心で叫び続けていたので、これを読んで『ホッ』としました。

これまでは、葬儀の戦略のみが話題をよび過ぎていた気がします。


接遇、家族葬、低単価、事前相談、アフターサポート、死化粧、生前契約・・・・
どれをとっても今の葬儀社には必要なことですが・・・・


現場で研修をしていて、つくづく感じることがあるのです。

どの研修においても「やり方」を学ぶ意識はあっても
何のためにこれが必要なのか?
何を提供すべきなのか?
と、いうことを基本に持っている人は皆無(失礼!)です。

この基本になる考えを持っていないと
形だけ一辺倒の「やり方」をするだけで
その先に何も生まずに終わります。

これは
葬儀社スタッフの問題ではないのです。
葬儀社自体がその考えを明確にしていないのです。
私流に言うと「葬儀理念」がないのです。

一般の生活者は葬儀を知らない、理解してない。
葬儀会社の仕事内容も知らない
テレビや雑誌で言われたことが真実と思い込んでいます。

葬儀社は何の考えも持たないから
一般生活者に合わせて葬儀を行おうとする。
大事な家族を亡くすときに行う葬儀を
「皆さんが好む葬儀をすればいい」とだけ解釈している。

自分の仕事に理念や自信がないから
受けを良くする為には
「お望みどおりの葬儀」や
「安い価格」を出せばいいと思っている。

葬儀の仕事をする時に
目の前の人は今、どんな気持ちや状態なのか?
この人たちにとって、葬儀がどんな働きをするものなのか?
と考える事をしていない。


私は「葬儀社が目の前の仕事をとることだけで、何の考えも持てない」とは思えず
ただ、考えることを学んでいないだけだと感じています。

だからこそ
今年の年頭に掲載された「葬儀業界の展望と提言」を読んで
嬉しくなったのです。

トップの皆さんがいかに末端の現場スタッフにまで
そして地域住民にまで
その提言を行き渡せるかを期待したいです。

大腸がんの検査が、カプセル飲むだけでOK

2014年02月09日 | 世の中
私の年齢ではがん検診は当たり前!
にしなくては、いけないのですが・・・・

検査のしにくいものもあって
なかなか勇気がいるものです。

大腸がんの疑いがあれば肛門からの内視鏡検査がつきもので
出来れば避けたい・・・

シニア向けの新聞「終活ライフ」に興味のある記事が載ってました。

日本人の死因として高い確率をもつのが大腸がんです。
女性のがんの死因としては第1位、男性は3位だそうですよ。

その検査がカプセルを飲むだけで出来るようになった、と
書かれていました。
「カプセル内視鏡」が厚生労働省の承認を受けて
1月から公的医療保険の対象になったそうです。

長さ3.1センチメートル
直径1.1センチメートル
のカプセルを飲むだけで体内のがん検査が出来るそうです。

自己負担が3割になるため1回数万円で出来る、とありました。
数万円?の詳細が分からないのですが

検査を嫌がるよりは良いかもね

ちょっと耳寄りな話でした!

通夜の現場で・・・

2014年02月06日 | 葬儀の世界
久しぶりに通夜の現場に出ました。
スタッフさんの様子を見させていただく為ですが
お客さまからは、私もスタッフの一員にみえるので
必要と感じた時には、適時に動きます。

納棺の終了を部屋の外で待たれていたお客様がいました。
1人で長い時間待たれていたので
お声をかけてみました。

九州から見えた方でした。
お天気の話や、九州の話でお相手をしてましたが
明日の帰りの時間を気にされているご様子です。

精進上げまでお付合いする時間があるか?と
気にされていたので、式場から飛行場までの
交通手段と時間を調べて、メモでお渡ししておきました。
安心された様子で、納棺後のご親族とご挨拶を交わされていました。

良かった!

式前で人が込み合っている中にコートを抱えた方がいたので
ご案内をしようとお声をかけました。

すると「友人なんですが、顔を見れますか?」と訪ねられました。
他のスタッフにご案意を頼みました。
式前に故人対面をご自分から言い出す方は少ないので
対面後に話しかけたら「とても世話になったが入院しているのも知らなかった。
もう15年位会ってない」とのことでした。

焼香後に会食室で再びその方を見かけたので、「喪主様と逢われましたか?」と
伺うと「弟さんに逢えたけど、喪主の方にはまだ・・・」と言われたので
お通夜後にご案内することにしました。

通夜閉式後に、喪主さまにご挨拶をしたい方がいる、と
スタッフに伝えて貰いました。

怪訝そうに歩み寄った喪主に、その方は故人との関係を話されていました。
喪主は頷きながら聞き、涙を拭いていました。

この様子は、特別な場面ではなく
どの葬儀にもある場面です。

ただ、こちらから声をかけたから出会えた場面です。

お客様の話の一端から、ヒントを頂けたので
私が行動を起こせたのです。

スタッフによって、見かける場面も違えば
取れる行動も違いますが
気にしなければ、何事もなく過ぎ去っていきます。

そこを気づけた私自身も嬉しく
おそらくその方たちも少しかもしれないけど
「良かった!」と思って頂けたと思っています。

こんな出来事が有ったので
葬儀スタッフの気分を十分に味わいました。
もちろん葬儀の評価チェックも十分にしましたよ。