お魚の食中毒といえば「アニキサス」が話題になっていますね。
この寄生虫はサバ・カツオ・サンマ・アジ・イワシの順に多いそうで、食後数時間から数十時間後にみぞおちに強い痛み、嘔吐などを発します。
予防は60度で一分程度の過熱で死滅します。
この他にも魚の食中毒があります。
「ヒスタミン食中毒」です。
食品中に含まれるアミノ酸の一種「ヒスチジン」に、マグロ・カツ・カジキ・ブリ・サバ、・イワシ・サンマなど赤身の魚に付着した細菌が働きかけると発症するそうです。
赤身魚を干物にした加工品も同様です。
食後数分から30分で顔が赤くなったり、頭痛、じんましん、発熱が出てきます。
口に入れた瞬間に唇や舌先にピリピリ感を感じたら食べるのをやめましょう。
多くは軽症で抗ヒスタミン薬を飲めばよくなり、薬がなくても半日くらいで症状は治まるそうです。
でもこんな症状が出れば誰でも慌てますよね。
「ヒスタミン」は加熱してもなくならず、買ったらすぐに冷蔵して防ぐことが予防です。
10度以下の温度で保管すると細菌が増えにくいので、購入後に車中の温度は危険ですね。保冷材の用意が大切です。
またアレルギーとよく似ているので食中毒と気付くにくいようです。
「ノロウイルス」「腸管出血性大腸菌O157] などはよく知られていますが、これからに季節、お刺身を食べる機会が多くなるので覚えておいてくださいね。