柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

緊急事態の電話が鳴って・・・

2022年06月29日 | 終活セミナー
二日前の午前中に、親戚の伯母から電話がきました。
伯父が倒れてしまった。という内容の電話です。
急いで駆けつけたときは、すでに救急車が到着し、搬送先を探しているところでした。

伯母は少し認知症状があります。
それでも事の重大さを感じて近所の人へ助けを求め、そのおかげで救急車を呼ぶことができました。
ところが同居している娘の電話がわからず、ご近所の方も「前にお聞きしたことがあるけどわからない」とのことでした。こんな事があるとは誰も予想しないのでこの状態が普通かもしれません。たまたま伯母が電話帳をめくって私の名前を見つけ電話をしてきたのです。
後で聞いたら、伯母は私が駆けつけた経緯すら覚えていませんでした。

伯母は救急隊の質問に必死に答えてはいますが正確なことが伝えられません。
病院までの一緒に同行してほしいと頼まれ救急車に乗り込みました。
私から娘に連絡をとり駆けつけてくるのを待ちましたが、伯父は緊急の処置が必要な状態で
普段の生活をよく知らない私には答えることができません。
病院へ向かっている娘にメールして聞き出す状態です。幸いにも職場が近く、ほどなく病院へ到着し伯父は手術を受けることができ、大事には至りませんでした。

普段は認知症気味の伯母を見守ってくれる健康な伯父だったので、反対の場合は想定しなったそうで「父には負担をかけていたかも」と娘も気落ちしていましたが、これは誰の身にも起こり得ることです。伯母がいたからこそ早い発見ができ運が良かったとさえ思えます。

こういう話はよく聞くことがあったのに、今回のことで私も大反省をしました。

救急隊の質問のほとんどは、私のアクティブノートの「緊急事態の赤いノート」に書かれている内容です。もし私がこのノートを勧めて玄関ドアに取り付けてあったら、伯母の代わりにこのノートが伯父の普段の健康状態やかかりつけの病院や、投薬の種類や、娘の連絡先を救急隊、もしくは近所の人に知らせたはずです。

娘と同居を始めた伯母夫婦にはたまに会うことしかなかったので、私もアクティブノートを渡すことを忘れていました。

誰にも時を選ばず、緊急事態は起こるのに、この日ばかりは私も申し訳ない気持ちでいました。
私の父が倒れ、母が動揺したのがきっかけで、私はこのノートを作ったのに、本当に申し訳ない思いです。

病気の発症から4時間半以内で処置ができた事は不幸中の幸いでした。

高齢者だけでお住まいの方、どうぞ緊急事態への備えをしておいてください。



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話したくなる友人の存在がありがたい

2022年06月26日 | 私の半径100メートル
ちょっとした隙間時間に、めったに会わない友人に電話をします。
たいした用事がある訳ではありませんが「どうしているかな」と、気になる時期があるのです。
ここ数日、私はその時期が来ているらしくやたらと電話をし続けています。
気ぜわしさが一段落するとそんな時間が欲しくなります。
不思議と気にしていた友人から突然電話をもらうのもこの時期です。

年代がそうなのか、「家族を亡くした」という話を何件かききました。
相手の話を聞きながらいつしか私も身の上話をしています。
悩みがあって相談することはめったにありません。
すでに過去になった問題を聞いてもらうことはあります。
数十分の話で、満たされた思いになります。
「それじゃ、又会おうね」と言って電話を切りますが数年間、合わずじまいがほとんどです。

こういう時にメールでは思いが伝わりません。
やはり電話で長話の方が私は癒やされます。

年を重ねていくと、友人も数より質を求めるようになりますね。
身の回りの整理の中に、アドレス帳(知人)の整理も必要になってきますよ。



マスクを今後も着用、は41%

2022年06月25日 | 健康情報
読売新聞の全国世論調査の結果です。
マスクを「今後も付けたい人」と「必要な時だけつけたい人」を合わせると90%だったそうです。
これってすごい数字ですよね。
特に女性につけたい人が多いとありました。
確かにマスクを着けるようになって、目のお化粧に凝るせいかみんな美しく見えます。
反対にお化粧をしなくても堂々と外出ができます。


でも、この暑さにマスクはきついですね。
熱中症になりそうで心配。
それとマスクの会話は聞き取りにくいし
最近声が出にくくなっている気がします。

先日マスク姿しか見たことがない方がマスクを外された時
想像していたお顔とのイメージが違って驚いたことがありました。
思った以上に小顔の方だったのです。
やはり人は顔を見て、その人の印象を持つものなのですね。

冬に向けてコロナとインフルエンザが流行る兆しがあるとか。
当分マスクは着けることになりそうですね。





地震の備えは大丈夫?

2022年06月20日 | 生活情報
能登半島で地震が続いています。
現地では不安な日々を過ごされていると思います。
このような状態が福島や宮城ではすでに10年も続いているなんて本当にお気の毒なことです。

日本中で地震の危険がない所はあるのでしょうか。
京都に住む妹は「ここは殆ど地震がない」と言っていた数日後に大きな揺れが起きました。
南海トラフ、相模トラフ、首都直下地震、富士山の火山爆発・・・
今の住まいは、どれが起きても被害がでそうな土地柄です。
このところ水と食料の備蓄に努めています。
簡易トイレも支度しました。
準備した備蓄が使えるためには家が倒壊しないことが基本ですが
こればかりは起きてみないとわからないですね。

皆様も緊急時の用意を今一度してみてくださいね

資産の確認していますか?

2022年06月17日 | 終活セミナー
5月、6月はいろいろな税金や保険料などの納付書が送られてきます。
働いていない高齢者所帯は収入が限定されるので、毎年の支出が気になりますね。
財産を増やすことより、余生を過ごすための守りが必要になってきます。
寿命が延びたために70代を過ぎてから親の相続を受けることもあり、急に介護生活になることもあり、以前に予想していたやり繰りが変わりやすいのもこの時期です。

私も先日、我が家の資産を再確認してみました。
男性の平均寿命は81歳、健康寿命は73歳
女性の平均寿命は87歳、健康寿命は75歳です。
厚生省で出している平均余命は
75歳の男性なら11.58年で約86歳
75歳の女性なら15.38年で約90歳です。

長生きするほど介護生活も長くなるかもしれませんね。
私もそんなことを考えながら、資産の再確認をしていました。

お金の問題は現実を見ることが大事です。
もし不足になりそうなら自分で対処するしかありません。生活の方法を変える工夫も徐々にしていった方がよさそうです。
行政の支援制度も年々変わってきていますので今から調べておくことも大事ですね。

余生に余裕が持てそうなら「もしもこうなったら」と想像してみましょう。
想像でも答えを持っているのと、何も考えていないのでは大きな違いです。

調べてみたら、総資産が予想以上にあったということもあります。まずは書き出して把握してみてくださいね。



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初めて種から花を咲かせました

2022年06月14日 | 終活セミナー
引越しをして1年半が経ちました。
ここは少し広い庭があります。
去年は雑草取りに終始しましたが、今年の春に花の種を撒きました。
そこ頃は、病院通いと仕事に明け暮れていたのですが
何故かそんな気になって・・・不思議ですね。
知識がないまま、友人に教えてもらったりネットで調べながらの作業です。
自分でここならと思って土壌を整えて植え付けをしたのですが
育ってみたら、場所が狭すぎたようです。
数種の花がジャングル状態で咲きました。

支柱の必要なものもあったらしく他の茎に絡まり曲がって育っている花もありますが
咲いてみたら、なんと可愛いことか。
庭でそのまま枯らすのが勿体なくてご近所におすそ分けしています。

東京で生まれアスファルトに囲まれて育った私は土が苦手、虫が苦手です。
この年になって庭いじりが好きになるとは思いませんでした。
先月に2回目の種を植え小さな蕾を付け始めています。

介護保険が気になって

2022年06月07日 | 健康情報
医者嫌いな主人が病気とお友達になり早くも4か月が経ちました。
今回、介護申請は免れましたが、この先を思うと必要になりそうな気がします。
私の両親も介護制度を大いに利用させてもらっていたので、持病持ちの私もきっと介護生活になるだろうと想像ができます。

今回の入院では生命保険の医療特約からの給付金をいただく事ができ、保険の有難さを感じていただけに、介護用の保険も調べてみようと思い立ちました。
今は色々な介護保険があり、認知症だけに特化した保険もあります。
介護状態になった時に費用の保証をする保険だけでなく
認知症から起こす損害や行方不明になった時の捜索費用を補う介護向けの損害保険もありました。
給付の方法も年金タイプ、一時金タイプ
掛け金も定額タイプや年齢別タイプなど。

自分たちにあう保険を調べていくつか候補を探し加入をするつもりになった時に
自分たちが加入条件に満たない、という根本的な問題があることに気がつき断念した次第です。
現状の生活に問題はなくても病を経験してしまうと保険加入は困難になりますね。
今回の件で、介護保険がどんなものかを知る事ができました。

死亡と違って介護は必ずなるとは限らないので、介護保険は必要ないという考えもありますね。
今後、高齢者が多くなり介護認定のハードルも上がってくると、介護制度が中々利用できないかも・・・
と考えると、民間の介護保険を向学のために一度調べてみてるのも悪くない気がします。
終活の一環として、自分が判断できる情報はあった方がいいですよね。




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お墓まいりで感じること

2022年06月03日 | 私の半径100メートル
私の家から徒歩10分のところに私の実家のお墓があります。
東京暮らしだった両親ですが、母方のお墓を守る後継者がいないので、せめてもと同じ寺院墓地にお墓を求めました。
牡丹が綺麗に咲くお寺です。
いつも隅々までお掃除が行き届いて門を入ると清々しさを感じます。
お墓の風景から、亡くなた家族を思う温かい気持ちが察せられます。

「自分のお葬式はいらないが、もし家族が亡くなったらお葬式はしたい」というアンケート結果がありますが、お墓も同様で「心のよりどころとしてお墓は必要」という声が多くあります。
理由は双方とも家族を失った者として「供養がしたいから」ということです。

遺族ケアをしていると、家族を亡くした人にとって「お墓」はかなり重要な場所であることがわかります。お墓参りの頻度がとても高く自分の務め、と言いうより生きがいになっている方もいました。
時が流れるとお墓まいりの回数が減ってきますがお参りした後のホットする気持ちは何年たっても変わりません。

もう一つ、お墓参りで感じることはお寺のご住職夫妻のお人柄です。
いつも声をかけてくださり、お茶や小さなプレゼント等のおもてなしを受けます。
どなたにも分け隔てなく接して下さるのを見ると、故人に対しても同じような心で守ってくださるのを感じます。
両親がここにお墓を立ててくれたことを感謝しています。