これは、フルーツジュースとカクテルのメニューです
郡山について、食事をするつもりで入った店は、フルーツのバーでした
店に入ると大きなスペースに木製の円卓が沢山あり、意外に広いお店です
メニューを見るフルーツの写真とジュース、カクテルの紹介がズラリと並んでいます
目当ての食事は、ピザとラザーニア、ペンネ、サラダ、とフルーツサンドだけで
あとは飲み物ばかりでした
お腹がすいていたのですが、以前高松で食べたフルーツの美味しさを思い出し
そのまま、そこのお店で食事することにしました
ピザとラザーニアとサラダ
フルーツパフェとすかいジュース、
ビールと日向夏のカクテル、ビールを頼みました
店内には陳列ケースがあって車とバイクのプラモデルがびっしり並んでいます
その間にウルトラマンやピグミーや名前が不明な怪獣が飾られています
そうそう、店の一角には本物のバイクがありましたね
ちょっと変わったお店でしたが
出てきたフルーツはどれも美味しくて、満足してホテルに向かいました
翌日は郡山のビックパレットというイベント会場で終活フェアに参加しました
葬儀社向けの講演と、一般向けの講演をしました
士業の会社「シルバーライフ情報館」の主催です
金曜日で、この日は市内の中学の卒業式だったとか
翌日は福島で震災の慰霊祭が行われるとかで
出足はいまいちでしたが、それでも明らかに一般のお客様が250名ほど
お見えになりました
私の前に、ラジオ福島の人気アナウンサーの大和田新さんという方が
講演をされ、そのあとに私の講演があり
どちらも150名近いお客様が聞いてくださいました
始終、頷いたり、笑ったり、問いかけにお返事が有ったりで
和やかに無事、講演は終了しました
「解り易くてよかった」
「時間が足りないね」
「今日来て良かったわ―」などと
声をかけて下さり、感激の一日でした
皆さんは地震と津波と放射能の被害を受けているのに
前向きで明るい表情で迎えて下さいました
「皆さん、放射能を廃炉にするまでは生きていましょう!
生きて廃炉を見届けましょう。子供達への責任は私たちにある。
起きてしまったものはもう後戻りできない。
これは私達世代の人間の起こしたことです。責任がないなんて言えないんです。
ここ居る事を私達は選んだのです。それなら子供たちの為に
きちんと廃炉まで見届けなくてはならない。
その為には後、38年元気で生きて行こうではないですか」
「福島で流通されている食品は日本で一番安全な食品です
これでもかと放射能の検査をして、出している
そうしないと買って貰えないからです。でもそれほど厳しい検査をしていても
風評で買ってもらえない。でも、検査し続けていかないといけない。」
「先日、玄場さんが視察に来られて自動車で同行しました
我々の車には放射能のカウンターがついている。いつも鳴らないカウンターがその時に鳴った
おかしいな?と思ってセンサーで探したら、玄場さんから放射能が漏れていた
玄場さんは、午前中にペット(検診)を受けてきたというんです。
我々よりずっと高い放射能を出している。
福島の子供達6000人にセシウム検査をしたら0.1%の6人にセシウムが検出された
その子たちは家で家庭菜園をしていてその野菜を食べた子供達でした
今、福島で流通されている野菜は、安全に気を付けて作られ、更にこれでもかと
検査を受けている。周囲の県の住民は福島の検査が一番厳しいのを知っているから
毎週、福島のJAに食品を買いに来ているんです」
(*PET検査と放射線について
PET検査に用いるFDGからは放射線(γ線)が放出されますので、検査を受けることで、わずかではありますが、被ばくします。
しかしその量は、地球上で普通に生活していて1年間に受ける放射線の量とほぼ同じと考えられ、
PET検査による被ばくは、人体にほとんど影響がないと言われています)
そう、大和田新アナウンサーは語りかけていました
皆さんは涙を浮かべてその話に聞きこんでいました
この日は、大いに考えねばならないことに、私も気づかせてもらえました