柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

大分の「終活フェア」とてもよかったです。

2016年06月25日 | 葬儀の世界
1年前に福岡で終活セミナーの話をしたことがあります。
とても熱心に質問をされた方がいて
「私どもでも終活セミナーを実施する予定でいます」と
力強くおっしゃっていました。

数か月前に講演の依頼をいただき
訪れてみると、なんとその受講者でした。

初めての「終活セミナーとフェア―」だそうですが
正直、とても上手に企画されていて感心しました。

私は葬儀社なら、必ず葬儀の学びの場を作るのが務めと思っています。

また楽しい展示や催しでなければいけない。


そして動線の取り方や、サインの出し方がとても大切なんです。

できれば地域にも積極的に参加していただきたい!
これらのことがうまく取り入れられていました。


他もしているから、同じように人集めしよう・・・
そんな気配は感じません。

少しのヒントしか差し上げていないのに
本当によく準備されたと驚かされて帰ってきました。

地域に知らせたチラシもA4のものですが
上手に興味を引き、一目で時間と内容がわかる案内でした。

7月の5日にパシフィコ横浜で葬祭のイベントつくりの話をしますが
この終活フェアを拝見したことで、また講演内容が膨らんできた、と
思っています。

大分での第2回目がすごーく楽しみになりました。
次回はさらに問題提起の受け皿ができるいいなーと思いました。


施設の見学会をするとしたら

2016年06月09日 | 葬儀の世界
イベントの話ですよ

葬儀社の施設を新規オープンしたりリニューアルオープンするとします。

必ず祭壇は飾りますよね。

 (そろそろ祭壇無しの葬儀を提案してもいいと思うのですが)

その時、祭壇価格大きく出していますか?

聞かれたら言います、なんて駄目ですよ××

お客様はここが一番知りたい!

それなら祭壇価格を大きく提示しましょう。

それだけじゃ、意味ないですね

葬儀にかかる費用を全部教えないと、買う側は心配で、心配で

だから一例を作りましょう
 (親族20人、会葬者60人の場合、葬儀の総費用は¥○○○です!)

でもこれでも不足です、遺族負担額を一緒に書き込みましょう
 (香典収入目安¥○○なのでご遺族負担額¥○○です)

祭壇に費用はつきものです

どうせならプリントして手渡ししましょう!

祭壇前には社員がニコニコ顔で待機。

側に来た方には、こちらから話しかけ説明役になりましょう

聞かれたら答えるなんて、絶対対応不足です。


さて棺や骨壷も飾りますか?

これにも価格は描いておきましょう!

返戻品も興味ありますよ

飾っておくだけでは駄目です××

手に取れるように、味がわかるようにしないと

そしてはっきりと価格を出す

ここも人の対応が大事です。

できればアンケート貰ってもいいですよね

「一番もらいたいものは?」
「貰っても困るものは?」

お客様の生の声が集まりますね

「この前の展示会で、この商品が一番人気でした」と葬儀の打合せでいえますよね。

お料理も実物をお見せし、試食をしてもらいましょう

ついでにお惣菜もパックにして販売したら

お客様も便利じゃないですか?

控室にはお茶の道具とアメニティセットをひろげてすぐ見えるところに置く事
自慢のお布団もおいておきましょうか。

「こんなに綺麗な布団なら、いいわね」と自分達が使う想像がつきますよね。

畳の部屋なら高座椅子がおいてあると、おばあちゃんでも安心ですね。

それからただ、施設を見せるだけでは駄目です××

葬儀説明会くらい祭壇の前でマイクもって話してください

ついでに
素敵な無宗教の模擬葬儀をしましょうよ


自社で扱っている商品他にありませんか???

遺品整理や相続紹介していません?

お墓や散骨はどうですか?

商品はきちんとアピールしてください

そして他にしているイベントも紹介しておきましょう

追悼祭、とかミニコンサートとか人形供養とか、


とにかく葬儀社を知ってもらうためのイベントなので

情報は惜しみなく出しましょう


これは7月5日にフューネラルシンポジュームで話す内容の一部です。

2016フューネラルシンポジューム 講演します

2016年06月07日 | 葬儀の世界
今年もパシフィコ横浜で葬祭業の綜合展示会とシンポジュームが開かれます。

7月5日・6日 の日程です

早いもので「第20回」だそうです。

私は深いご縁があり、2003年からシンポジュームの講師をさせて頂いてます。

指折り数えて、今年で16回目で自分でも驚いてます。

主催者の綜合ユニコムさんんで毎年の講演内容を企画して下さるのですが

ご提案頂いた演題をまとめるうちに、自分の中で又更に考えが膨らんでくるのをいつも感じます。

「新たな気付き」を発見する事が多いのです。

不思議ですね。


今年は

「葬儀社が手がける集客イベントの再考」

 ~目的から望む結果へのプロセスを考えた企画作り~ です。

葬義社で行うイベントは多様になってきた・・・と思ったら

実はそうでもなかった・・・・な!


あちらこちらの葬義社めぐりをして受けた正直な印象です。

目的を達成していない、というより目的が無い?見たいな気がします。


「他でもしているから、うちもやろうか」みたいな感じがします。


又全国的に見ると、「実は殆どイベントしていない」状態のところも多いのです。



感謝祭・・・これは日頃にご迷惑をかけていませんか?
      皆様のご好意で仕事がスムーズに進んでいます
      普段はお伝えできないけど、このイベントで皆様への感謝と親交を持ちたいです。
      更に当社の理解を深めてください
が主旨だとおもうのですが、それが地域の方に伝わっているでしょうか?

安い買い物できた!美味しい食事ができた!で終わっては後に何も残せません。


施設見学会・展示会
事前相談会
終活セミナー
人形供養祭
追悼祭

これらのイベントから何を発信し、どう葬儀につなげるのでしょうか?

反対に

葬儀から何につなげていくのでしょうか?


同じ感謝祭や見学会でももう一工夫があれば結果が大きく違うのに・・・・



最近、終活セミナーやエンディングノートセミナーの研修を希望されるところが増えてきました。

「でもやり方がわからない」と迷っていらっしゃるようです。

やっただけでは駄目なんですね。

その後が大事なんです・・・・ここがなかなか考えて頂けないところなのです。

そこで今回の講演ではこのあたりを話したいと思っています。


講演日時は

7月5日  9:50~11:00 
パシフィコ横浜 アネックスホール B会場
受講費用 8000円

お申し込みは
http://www.funeral-biz.com/
「フューネラルビジネスフェア2016」のバナーから展示会WEBサイトにお進みいただき
シンポジューム紹介ページからお申し込みください


葬儀社は余計な事をきいてはいけない?

2016年04月19日 | 葬儀の世界
葬儀社の研修で気づくのは
ご遺族に、余分な話をしてはいけない、聞いてはいけない・・・
と思っているふしがあることです。

葬儀打合せでは
葬儀見積に必要な質問
手順の説明
価格の説明
喪主のやるべき事
時間制限のある注文品など

細かな話をしてくるのですが・・・

故人はどんな人?
職業は?人柄は?長所や短所は?
この地域に長年すんでいる?
家族との中は?
死因は?
闘病の様子は?

遺族の家族関係は
遺族観の仲は?
何処に住んでいる?
職業は?
子供孫の年齢は?
故人をどうおもっていたのか?

こんな事まで聴き取る担当者はめったにいません。

葬儀に対応するスタッフも

案内、説明はしますが
余計な話はしないようにしているみたいです。

私は現役時代、遺族や親族、会葬者の方々と
様々な話をしてきました。

その会話から気付くことが一杯あり
その対応をして、喜ばれたり理解しあえた事が多くありました。

実はそれを学んで欲しくって
研修に反映させています。

担当者には
打合せから聴き取った情報を社内で共有するための書類

アシスタントには
式中にお客様対応から得た反応を記入してもらう書類を
作成してもらっています。


始めは、正直いって何も聞き取れないものばかりでしたが
数ヶ月しかたたないのに
驚くべき効果が出始めています。

全員とは言いがたいのですが
明らかに、お客様への視点が変っていて
気付きが見え始めてきました。


そこで感じたのは
できないのではなく
学んでいいなかっただけだ、ということです。


素晴らしい感性を持った人たちが出てきています。
職場にその感性が見え始めると
他の人々も変ってくるはずです。

これは、とても楽しみな事です。


葬儀社の惑いって・・・

2016年04月05日 | 葬儀の世界
各地の葬儀社さんへ講演や研修に行く機会が多くあります。


どちらの会社でも、極端に施行数が減少しているのではないが

葬儀代金が上がらず、会葬も小規模化している状況です。

経営陣は「このままで将来は大丈夫か?」と漠然とした不安をもっていらっしゃいます。


葬儀施行はそこそこ地域のお客様に満足頂いているが
他社より、リードしている訳でもない

お客様が、例え会員であっても、他社に依頼する可能性が大きい
では、どうすればいいのか?????


葬儀社の担当スタッフは、葬儀を施行する考え方がまちまちです。

お客様の為を目指す人、効率を主軸とする人、先輩からの教えだけが葬儀手法と思っている人・・・

遺族と接する時は、それぞれに一生懸命対応しているのですが
その結果には、大きな差がある



「事前相談研修」をさせて頂いてその理由がわずかながら解かった気がします。


葬儀社が行う葬儀は何の為なのか?

家族葬や直葬や一日葬が遺族にとっていいことなのか、よく解からないし
納得できる説明ができない


この問題は、葬儀を遺族の為に行う葬儀社にとって基本になる問題なのですが
社内で話しあわれていることが殆どないように見受けられます。


多分、社内ミーティングの内容は

お客様の単価を上げるための工夫とか、会員数を増加する対策とか
安価な価格変更が主ではないでしょうか?


私は一番大事なのは
葬儀社として「葬儀を・・・・のように考える」という方針を決める事かと・・・

担当スタッフはお客様に説明する言葉も持たず

何を可とし、不可とするかの判断基準を持つことが出来ずにいます。

もしかしたら、そこにも気がつかないかもしれません



こんな事が、葬儀の施行数をあげ、会員数を増やし、売上増につながるのか?
と訝しく思われるかもしれませんが、結果としてそうなります。











東京ビッグサイトでエンディング産業展

2015年12月08日 | 葬儀の世界
今日からお台場の東京ビッグサイトでエンディング産業展が3日間開催します。

エンディングに関わる葬儀関連業界や宗教界
介護や看取り等の展示会やセミナーが開かれます

対象者は業界の方と共に一般の方々です。


私も一般の向けに「エンディングノートの書きか方セミナー」をしました。

セミナーでは「エンディングノートを父親にどうやって書かせたらいいのだろうか?」
また「自分に必要な死後の整理を頼むには契約書が必要なのか?」
などの質問が寄せられました。

思いのほか参加者が多く途中から席が無く立ってお聞き頂く状態でした。





又展示場では「お1人様の安否確認センサー」をご紹介しています。

葬儀社、相続関連の方、介護関連の方、遺品整理の方など
幅広い方々が資料を求めに来られました。

もちろん自分の為にほしいという方や
うちの親に欲しい、という方も・・・

又、お客様の中に「ブログのファンです」という方も数名いらして
大変嬉しいのですが、中々更新できない事が申し訳なく・・・

今日は帰宅してすぐに投稿しています。


後2日間、お台場に通います。



葬儀の接遇って形だけじゃない、でも形も気にしないと

2015年07月09日 | 葬儀の世界
葬儀の立ち居振舞いを
改めて教えた事は、ありませんでした。

玄関にお客様が見えたら、
誰かな?と考える前にそばに行って、
「いらっしゃいませ。何か御用でしょうか?」と
こちらから、声をかける

そうすれば、普段は葬儀社に縁がない人でも
「良かった、入りやすい」と思う筈。

こういう説明を重視してきました。
心があれば、自然に仕草や表情に表れる・・・・

そう思っていましたし
事実、そうそう変な振る舞いをしたスタッフはいなかったのです。
常識の範囲で動けていたのです。

しかし今や、そう言い切れない人達が増えてきました。

綺麗に立てない、歩けない、お辞儀ができない

挨拶が出来ない、会話が出来ない、などなど


そこで、あえて接遇研修を始めました。
でも普通のマナー研修ではなく、
そのシーンにおいて、お客様が何を望まれるのかを
探れるポイントも織り込みます。

考えて動ける接遇研修です。

いまや人材を育てる事こそ
葬儀社の財産を増やす事なのです。

是非、お試しください。


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セミナーに同業者さんが・・・・

2015年07月02日 | 葬儀の世界
葬儀社主催のセミナーやイベントでは
大抵、他社の方が偵察に来られています。

私がかつて葬儀社に居た時も
とても沢山の方が来られてました。

堂々と名刺を持ってこられる方もいますが
お忍びできている方が多いようです。

たしか、新地で葬儀会館をオープンした時に
当社の葬儀説明をした時の事です。

40代のスーツの男性が
熱心にメモを取っていました。
殆ど丸写し状態でメモっていたので
目立つ、目立つ。

その1ヵ月後に、近くの葬儀社が
新しい会館をオープンしました。

当然、我社のスタッフも
見学にいかせて頂きましたが
なんと、そのメモを取ってた男性が
マイク抱えて、葬儀説明をしていたそうです。
それも、同じような内容だったそうです。


今も同じような光景があります。
終活セミナーを各地の葬儀社さんでしていますが
「あの方、多分、同業者ね」と思うことがあります。


最近では、制服着たまま?の格好で受講されている方がいました。
継続セミナーなので、数回来られています。
毎回制服着用です

税理士の先生に
「『・・・・こういう場合は、どうしたらいいのか?』と聞かれたのですが?」
と質問してました。

明らかに自分の質問ではなかったです。


せめてご挨拶して下さるとか
又は、他のお客様のようなフリをして頂くとか・・・・

社長もその方に視線が行くのですが
苦笑いをするしかありません。

「社長、喜んで!お宅は他社が忍び込んでも聞きたい!と
思っていただけるセミナーをする葬儀社なんですよ」
と慰めました




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花壇ができました

2015年06月24日 | 葬儀の世界


オフィスの前に猫の額ほどのスペースがあります。

私は植木を置いては枯らし
又新たな植木を置く
の連続でした。

どうも植物は苦手です

そのうちに
造花を置くようになり

あまりに素敵な造花の時は
よく盗まれました!

しかし
アシスタントの木村が
私に任せろ!!!
と言って

この様なミニ花壇が出来上がりました。


この子達は夏を越せるでしょうか?

6月8日、9日はヒューネラルビジネスフェアとシンポジューム

2015年06月06日 | 葬儀の世界
毎年行われるヒューネラルシンポジュームに
今回も講座を持ちます。

なんと、最終日の遅い時間帯のセミナーですって!

遠方からの来場者も多いので
この時間は、すでに車中の方も多く・・・・
少し不安です。

「葬儀事業者だからできる、エンディングノート活用のポイント」です。
講演内容の決定は、私の場合は殆どが主催者側です。
私の活動を良くご存知なのでお任せしています。

2日間で24講座が開かれます。

ちなみに私の講座は
9日の14:30~15:40
受講料は8000円
場所はパシフィコ横浜アネックスホールです


ご興味のある方は、どうぞご参加を!

葬儀社の考える葬儀打合せって・・・????

2014年10月13日 | 葬儀の世界
家族が亡くなって
葬儀社に依頼すると「打合せ=見積」が始まります。

葬儀の相談です。

死亡届をかいて
宗教を聞かれてお寺へ連絡

葬儀の日程を決めると
いよいよ葬儀の中身を決めていきます。

「どんな葬儀をお考えですか?」と葬儀社の人がたずねます。

最近では、遺族の希望を聞くことを優先しているからです。

でもね、遺族がどんな葬儀で故人を送りたいなんて
具体的に決めている人は、そうはいないんです。

だから葬儀の中身よりも規模で答える人も多くいます。
「家族葬でお願いします」みたいに。

そして
人数を聞かれ、式場をきめ、祭壇や料理や返礼品を決めていきます。

祭壇セットとか葬儀費用とか
その会社によって言い方はそれぞれですが
葬儀社が直接費用を頂く部分は
始めに「菊コース」とか「ユリセット」とかで金額は表示されます。

でもそれだけで終わないのが葬儀の見積です。

料理や返礼品は人数や金額によって
かかる費用が違いますね。

その他に
「湯灌は最後のお風呂です」とか「ラストメイクできれいなお顔になります」など
オプションの説明があり
「セットに含まれる棺の他に、こんな棺や骨壷も喜ばれます」と提案され
費用は膨らんできます。

遺族としては
一体、今の時点でいくらになっているの?
と気になります。

「安くしたい」の気持ちだけでなく
「してあげたい」と思っても、総額はどうなっているのか?が知りたいはずです

実際に自分が喪主をした時もそうでした。

総額が提示されるのは
全ての見積書が記入された時です。

セット価格は60万とか80万であっても
最終的には150万や200万越えもあります。

この時に遺族は『予算と違う、やり直して』とは言えません。

高額なだけにこんな不安な打合せでいいのかな?
と、考えます。

それから150万、200万といわれれば
その金額だけが頭に残りますが
実際は、香典からの収入もあり
遺族の負担は半分くらいになることも多々あります。

実際の遺族負担額を知ることも
遺族にとっては大事です。

葬儀社にいれば
誰でも見積が取れる、と思いがちですが
お客様想いの人はなかなかいないものです。

研修から葬儀社意識の変化が・・・

2014年10月07日 | 葬儀の世界
綜合ユニコム主催の「事前相談研修」は平成12年の春に始まりました。

今月の22日には、第9回目の「事前相談研修」が行われます。

全国から多くの葬儀社スタッフの皆さんが参加して下さいました。

同じ葬儀社から複数で参加されても受講者の感性によって
感想が違います。

とても素晴らしい取り組みをされている会社から
2名の参加がありました。

1人は20年近いベテランの方でロープレをして頂いても
ほぼ完璧な相談をされます

もうお1人は職歴5年ほどの方です

終了時のアンケートを拝見したら
ベテランの方が「多くの気付きがあり目からウロコが落ちました」とあり
若い方は
「知っていることが確認できました」とありました。


形で示せないものは、受け取り手の受け皿によって違うのだと
実感し、大きな納得が得られた時でした。


また、初心者の方に受講して頂くこともあります。
とても感激して帰っていただくのですが
会社で学んだことが活かされるといいのですが。

周囲から否定されたり、受け入れられないと
きっと自信をなくすのでは・・・と心配になります。


しかし、確実に感じることは
葬儀社さんの意識が変り始めていることです。


さて、年内に新たな研修として
「エンディングノートの書き方セミナー」担当者養成講座が開かれる予定です!

ここで又、新たな発見をして頂きたいと思っています。

フューネラルビジネスフェア2014

2014年06月26日 | 葬儀の世界


6月24,25日にヒューネラルビジネスフェアが
みなとみらいのパシフィコ横浜で開かれました。

今年は講演は
「次の葬儀もここで!」と決定づけるホスピタリティの具体的指導
管理者のための「施行業務」評価の仕方と改善方法
でした。

テキストの冒頭で
葬儀社の事前相談の会話を載せ
葬儀社とお客様との受け答え、と
お客様の心の声を付け足しました。

お客様の質問には十分答えた!
と思っていても
実は、相談する側の心の中ではこんな疑問や不安が残っている

そんな話から始まり
70分の講義は終わりました。

受講者から「あっと言う間に終わってしまいました」と言う声が
多く聞こえ、良かった!と胸をなでおろしています。

講演後に名刺交換をして下さる方が多く
最後の方には、ずいぶんとお待たせしてしまいました。

でもこの方たちから聞く「生の声」の中に
「自分達も、変わって行きたい!」の熱意が感じられるのです。

出来ない理由は何もない
気付きの要点を教えて貰っていないだけ
だから、分かれば出来ることばかり

みんな、全員、頑張って!

葬儀社より葬儀がすごい!

2014年03月27日 | 葬儀の世界
葬儀の現場に即した研修は色々なところからご依頼が入ります。

専門葬儀社、JA系、生協系、互助会系
地方での葬儀関連のネットワークなど

今回はある宗教法人からのご依頼を受けました。

お問い合わせをいただき、お尋ねすると
自社斎場をお持ちで、そこで信者さんの葬儀をご自分たちの手で
行われていました。

研修をお受けする前に
実際の葬儀を2度ほど拝見させて頂きました。

とても丁寧に心をかけて行っています。
葬儀の流れに多少の違いはあっても
葬儀社と同じ対応をされており、引けを取ることはありません。

しかし、もっとご遺族や会葬者の為によい葬儀をしたいという
ご要望でしたので
葬儀の打合せ、式典でのホスピタリティ、そして遺体の処理と管理を
是非、学んで頂きたいと提案しました。

葬儀だけでなく日常での教会の仕事もあり
行事も多い中での研修は大変だと思いますが
時間が許す限り、葬儀に関わる受付や誘導の方まで
多くの皆さんが参加されての研修でした。

1回の研修時間は決して多くは無いのですが
研修後に、自分たちの不足している部分をどの様に改善すべきか
ミーティングを重ねて下さいました。

接する方々の対応がお辞儀一つとっても
事務的ではありません。

信仰と言う関わりが成せる技なのか?
落ち着いた、しかし、温かい空間を感じ取ること出来ました。

皆様の温かいお見送りを受けて無事に終了いたしました。

今後も見守っていきたい方々です。

『祭壇一式』は卒業しないとね・・・

2014年02月24日 | 葬儀の世界
葬儀社の価格設定は、祭壇を中心にしている場合が殆どです。
祭壇価格の中に、葬儀の必需品である物が含まれることが多いですね。
柩や骨容器や看板や搬送料、霊柩車、礼状など

また祭壇と式場がセットになっていて
30人未満なら小さな式場と小さな祭壇
100人までなら式場も祭壇も大きくなる、など

搬送料を一式に入れるって搬送の距離は関係ない?ってことでしょうか。
寝台車も霊柩車も緑ナンバーですから規定の料金体系に沿って請求すべきですよね。

また、家族や親族中心の葬儀が多い時代に
礼状は必須の物なんでしょうか。

小さい祭壇でも大勢の人が見送ってくれたら
祭壇を大きくしなくても、葬儀価格はグンと上がり
香典も増えて遺族の負担額は減少しますね。
祭壇と人数と式場の大きさは比例すべきと決めていいのでしょうか。

もっとも、会葬者を多く呼ぶことの長所を
遺族に説明できず、小さな葬式しか売れない営業には
何の問題も無いかもしれませんが

・・・というように
祭壇一式には、便利なようで不都合も多くあります

一番の気がかりは、この祭壇一式の中に
搬送から葬儀終了までの人件費がきちんと計上されていないことですね。
葬儀業界では
物品の価格内に人件費等が含んでいる設定が多いため
柩や、骨容器などの仕入れ値から考えれば
葬儀社の価格は暴利としか言いようがありません。
悪徳業界とおもわれがちです。

ですが葬儀の実情は品物より、人の対応がご遺族の満足を生むのです。
その部分こそ一番高額な価値があるところなのに価格設定は0円です。

それに今後
祭壇は要らないといわれたら
祭壇一式に全てを含んでいる場合は
人件費や維持管理費は抹殺されてしまいます。


葬儀社が適正な利益を得られなければ
いい社員教育も出来ず、結局は遺族の心を捉えるよな葬儀施行はできず・・・
毎年施行数が減少したり
施行数が上がっても、売上げ総額は減少するようになってしまいます。


どの業界でも
維持管理費やその都度の設営撤去費が適正な価格表示をし
更に十分な説明能力があれば
お客様は納得して頂けますよ。

そろそろ『祭壇一式』の価格設定を変える時期ですね。

消費税が上がるのをきっかけに
見積書を作り直す葬儀社さんが増えていますね。
ちょうどいい機会だと思いませんか?
祭壇一式方式は卒業しませんか!