仲の悪い親子のマッピーは、自家用車の
車検・整備 を行いました。
今回も、
ドライブシャフト等速ジョイント部 の
ダストブーツ が破れていました。
※ 「ダストブーツ」とは、上から3番目の画像の
黒いジャバラなゴム の部分です。鉄棒の部分が「ドライブシャフト」、ダストブーツに覆われた部分が「等速ジョイント」です。
等速ジョイントの内側(インポート)は、一般的に
トリポート型 が多く採用され
スライド式 です。
外側(アウトポート)は、一般的に
バーフィールド型 が多く採用され
固定式 です。
前輪駆動(FF)の場合、内側(ミッション又はトランスファ側)は、
鈍角な可動条件 (タイヤが上下する角度)なので、ダストブーツはそれほど痛みませんが、外側(タイヤホイール側)は舵取りを行うため、
急角度 を余儀なくされるため、どうしても劣化進行が早いです。
ダストブーツは、
等速ジョイント部のグリースを保持する ための袋状のカバーです。
ダストブーツが
劣化すれば 、破けて口が開きます。
ダストブーツが破れて口が開けば、ジョイント部のグリースが飛散してしまいます。
ジョイント部のグリースがショートすれば、
ベアリングの焼き付きや異状磨耗 を引き起こし、ジョイント部に
ガタ付きやカタカタ音 が発生する原因になってしまいます。
ジョイント部が破損すれば、動力伝達にも異状が発生します。
とても重要な部分ですので、破損していると「
車検 」は合格しません。
皆さんのお車は大丈夫ですか~ッ?
前後タイヤホイールの内側を覗いて見て下さい。
グリース がベッタリ付着していたら、ダストブーツが破けている可能性がありますよ!
<サンプル画像 カローラワゴン用>
上から グリース、ドライブシャフト、ダストブーツの順です。