仲の悪い親子です。
昨日は船外機(トーハツ社製2馬力 4ストローク MFS2A)をメンテナンスしました。
今回は「シフトレバー+キャブレータ」です。
シフトレバーが段々重くなり、力を入れないと変えられなくなってしまいました。
こちらは、ドライブシャフト・ハウジング内です。
ボルトオンでは済みませんでした。
エンジンブロックを取外したら、お目見えしました。
先ずは燃料タンクを取外し、異臭変色したガソリンを抜きました。
次にスロットルワイヤー、チョーク針金、イグニッションスイッチを取外しました。
次にM10×10mm冷却水ホールボルトを取外しました。
最後はM6×50mm位のSUSボルト7本を5mmほど緩め、プラハンマーを添え、5ポンドハンマーで叩き、分割しました。
で、+ボルト部分が「シフトロッドレバー」でシフトレバーと連結されています。
シフトレバーはシフトロッドレバーを取外しただけでは、そう簡単に引き抜けません。
こちらもエンジンブロックを分割した要領で、シフトレバーのインナー側にプラハンマーを添え、5ポンドハンマーで叩いて押出しました。
各パーツは排気ガスのため、黒く汚れていました。
シフトレバーをナイロンブラシでクリーニングしました。
内側のOリングはボロボロでした。
普通の劣化とは思えないため、排気ガスの高温も劣化の要因のひとつと考えられます。
それから、シフトレバーを正規位置に止めるためのプランジャーもクリーニングしました。
ウォータージャケットとは別室ですので、可動部、シャフト嵌合部にはマリングリースではなく、モリブデングリースをたっぷりと塗布しました。
開けるのが怖かったのですが、キャブレータの分解・清掃を行ないました。
フロート室から緑色の液体が出て来ました。
メインジェットの穴は塞がり、ニードルバルブは固着していました。
掃除棒、荷札針金、パーツクリーナーを使い丁寧に清掃しました。
この頃はニードルバルブのトラブルが多く、毎回オーバーフロー気味になってしまっています。
社外オーバーサイズのキャブレータ&アルミスクリューセットが17000円位ですので、純正キャブレータのリペア品を購入するより興味を惹かれています。
明日(22日)、仲の悪い親子、凪予報でしたら清水方面、凪が悪かったら伊豆方面にミニボート釣行予定です。
で、マッピーのメンテナンスでエンジントラブルがあっても、オールさまを持参しますので、漂流は免れそうです!