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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

玉子! 肉! メシ! の専門店 国分寺『牛米 悟空』

2022年04月19日 | 定食、食堂
約5年前に紹介した、川崎市高津の煮込み専門店『タイガーワン』


以前、島田店主(お店での呼称は「職長」)から聞いたのだが、こちらのお店は、島田さんの他にオーナーがおり、
その方は、煮込みとご飯だけのお店をやりたかったらしいのだが、
現場を任された島田さんが助言し、お酒やドリンク、おつまみも置くようになったらしい。
だが、アルコール類も「第三のビール」200円、「缶チューハイ」250円など儲けの出ない価格で、
私の大好きな「ウーロンハイ」にいたっては100円! しかもこれらのお値段、現在も据え置きの模様。
安価ゆえ経営は厳しいようで、最初の訪問時、2533150=煮込みサイコーと記されていた目標時間(画像参照)が、
いつの間にか1414881=いよいよヤバいに変わっていた。この場合のヤバいは当然、悪い意味だ。


売上に貢献したいのだが、この撮影時から数ヶ月後に訪問した際、焼酎の濃いウーロンハイで記憶をなくし(この店2度目)、
迷惑かけちゃったかなあ…と不安になり、足が遠のいたところで、コロナ禍になってしまった。
最近、お店のツイッターを確認したところ、つい先日6周年を迎えたものの、数字が0210881に変化。
0210の読み方はわからないが、881=ヤバい状態は続いているようなので、
近日中にタイガーワンへ行き、煮込みで軽く一杯やってくるつもりだ。出禁になっていないことを祈る!

冒頭で触れた、オーナーが理想とした「煮込みとご飯だけのお店」はおそらく、世田谷区駒沢の『かっぱ』だと思われる。
メニューは煮込みとご飯、あとはお茶漬けと漬物だけで、営業は夜からなのに、酒は提供していない。
それでも、連日行列ができるほどの繁盛店で、「孤独のグルメ」漫画版でも、『らっぱ』名義で描かれた。
私は食べたことがないのだが、その煮込みが相当ウマいということを、写真や伝聞で認識している。

さて、ここでハナシは飛んで、とある日の白昼。国分寺を歩いていたとき、下記の看板を発見。


どうやら、牛肉煮込みとご飯を出す店のようで、目的のお店が混んでいたらここに来ようと考えていたが、
すぐ近くの目的地『フジランチ』の店頭に、珍しく行列がなかったため、迷わず入店。
とはいえ、そのお店も気になったので、数週間後の夜に再訪・入店してみた。
店名は『牛米 悟空』で、「卵と牛とお米の専門店」らしい。


上記キャッチコピーを、私流の下品な呼び方に変換し、今回のブログタイトルにさせていただいた。

主なメニューはこちら。ビールと玉子がある以外は、先述した駒沢かっぱとそっくりである。


入口ドアを開けると、店内はカウンター席のみ。マジメそうな男女の店員に、端っこの席へ案内された。
先客は食事だけのようだが、私は「牛煮」(大)880円と「追加卵」100円で、「ビール(小瓶)」650円を飲むことに。
まずはアサヒスーパードライの小瓶が到着。650円と割高なので、チビチビ飲む。
煮込みの提供に少し時間がかかるようなので、卓上の「牛米悟空ガイド」(仮称)を眺めながら待つ。


数分後、煮込みと生玉子、さらに「こちらサービスです」の漬物が、木製のお盆に乗せられて登場。


大きく深いお皿に入った、牛煮の具材は牛肉、豆腐、こんにゃくの角切り。


豚肉やモツを使わず、豆腐とこんにゃくを入れ、縁のギリギリまで盛る見た目も、かっぱの煮込みと同じである。
だがこちらには、かっぱにはない生玉子がある。しかもこの玉子、後述するが高品質のモノらしい。


まずは国産牛肉使用の煮込みをひと口。生姜の風味がするため、一瞬しぐれ煮を思わせたが、
甘味はそれほどなく、塩分もそんなにキツくない。ただし、時間が経過すると、脂分を感じるようになる。
続いて、溶いた生玉子に付けてみる。食べる前からわかっていたけど、やっぱりウマい! 


さっきの写真では見えなかったが、煮込みにはちゃんと、豆腐も入っている。


ビールを飲み終わったが、煮込みはまだまだ残っているので「すみません、追加でご飯をください」。
ちなみに、あとから来た夫婦客がビールを2本注文したら、店員さんが「1本しか冷えてません」と謝っていた。
飲む客が少なく、あまり用意していないのかもしれない。しばらくして、追加の「羽釜ご飯」(並)250円がきた。


かっぱのご飯は並でも大盛サイズとの評判だが、こちらはちょっと多い程度。
ただし、煮込みの大盛は本当に大盛で、半分食べてもまだ下記画像くらい残っている。きっと並も多いのだろう。


こちらのご飯は、羽釜効果なのかほどよい柔らかさで、誰もが納得する炊き加減。
牛肉と豆腐を乗せ、さらに溶き玉子をかけて、自家製ミニ牛丼を作ろうとしたのだが…
お茶碗が小さく、盛り付けがうまくできず、見苦しいビジュアルになってしまった。反省。


牛丼といえば、必ずかける七味を、こちらの煮込みにも振りかけてみた。紅生姜もあるといいのに。


汁は少し残ったが、具材と米はキレイにたいらげ「ごちそうさまです」。お会計は1880円。
ビールを飲まない方は、「玉子かけごはんのもと」と称するしょっぱい薬味が付き、ご飯も1杯お替わりできる、
「悟空セット」1250円がオススメ。最近はみそ汁も付くようになったとか。
煮込みの感想をまとめると、見た目に反し上品な味だったね。
あと、個人的にはもう少し熱々の方がいいかな。冷めると脂分がさらに強くなるので。

調べたところ、悟空さんは玉子料理がウリの『eggg cafe』(えぐぅカフェ)というお店の支店で、
最初の方で載せた看板画像にも、黄色い丸に「eggg」(えぐぅ~)の文字を重ねたマークが記されている。
本体のカフェでは、特別に育てられた鶏が産む高品質の玉子を使用し、オムライスなどを提供している。
その玉子は、悟空のレジ横でも売られていたが、私の手には届かない高価格であった(←大げさ)。
悟空さんが、煮込みの味付けが上品だったり、酒類が少なかったり、さほど多くないご飯をHPで「大盛」と告げているのは、
カフェの主流客である女性を意識し、顧客ターゲットにしているからではないかね。

補足情報その1 つい最近、お店の前を通りかかったところ、
半熟の味玉が入った「幸せの煮卵爆弾おにぎり」180円を、土日限定・30個限定で店頭販売していた。


補足情報その2 さらに、月替わりのランチメニューとして、
フォアグラ・ハンバーグ・半熟玉子を乗せた「牛米ロッシーニ丼」税込1650円も数量限定販売していた。


この日の私は悟空に入店せず、すぐ近くにある、系列店のえぐぅカフェ国分寺店に初入店。


注文したのは、お店自慢の料理2品を味わえる、「オムパンケーキセット」1430円。
まずは「半熟オムライス(デミグラスソースがけ)」単品1045円がやってきて、


その後、焼き上がりに20分ほどかかる、と告げられた、「ふわふわクラシックパンケーキ」880円のハーフサイズが登場。


味よりなにより気になったのが、店内の雰囲気。内装がかわいらしいのは当然として、
補足情報その3 グループ店の『eggg cafe』は、ほぼ女性客しかいない!
冗談ではなく、若い女性ふたり組が大半で、たまにカップルがいる程度。おっさんのひとり客は完全アウェイだ。
まるで甲子園球場の阪神応援側に入ってしまった巨人ファンのようで、周囲ではなく自分自身を憎みたくなる始末。
とっとと喰ってとっとと会計し、急な階段を転がり落ちるように駆け下り退散。
ただ、薄汚いおっさん客に対しても、スタッフの皆さんの対応は常に親切であった
悟空さんもそうだったけど、egggグループは接客がしっかりしていることは、伝えておきたい。
店員さんが拒んでないのならば、私自身甘いモノは大好きだし、他にも食べたいメニューがあったので、
えぐぅカフェには今後も通い、このブログでも紹介したいのだが…あの環境ではさすがに難しいな。



牛米 悟空(うしごめ ごくう)
東京都国分寺市本多1-5-3 B1
JR、西武線国分寺駅から徒歩約5分
営業時間 11時~21時 ラストオーダーは20時半
定休日 火曜
※『eggg cafe』国分寺店は、東京都国分寺市本町2-12-4 3F
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