syuの日記・気まま旅

気まま旅・syu散歩・富士山麓のこと、
気ままに記録しています。

鳩ノ巣渓谷

2011-06-25 | syu散歩
滝を後にして杉林の中を進む。 4分ほど行って左手へ登る道を見送った先に小さな橋があり、そばには「大多摩ウォーキング・トレイル」の案内板。この橋を渡り、正面の杉林を登る。この辺りはホタルの生息地になっているようだ。

源氏ボタルの生息地、自然を大切に! 川をきれいにの看板有。
「大名沢」に出た。杉林の中の道をジグザグに登る。民家が見えてくると、その先の分岐に道標、それによると、大名沢という。

鳩ノ巣まで20分、御岳山まで3時間。この道を行くと御岳山へ登っていける。「あと7分は急な坂です」と書かれていて、もうひと頑張り。
「 松の木尾根」山腹の道を10分ほど上る。



  

  

「雲仙橋」
やがて多摩川に架かる雲仙橋を渡り、橋の上からは、深い渓谷を流れる多摩川を見下ろせる。
雲仙橋は、総重量が2トンをこえる車輌の通行を禁止されている。 雲仙橋を渡って左へ曲がる。

  


「鳩の巣小橋」
水神様から戻って先へ進む。ギャラリー喫茶「ぽっぽ」を過ぎると、吊り橋の「鳩の巣小橋」がある。

鳩ノ巣は、明歴3年(1657)正月19日の、江戸に振袖火事と呼ばれる大火があったとき、幕府の老中松平伊豆守信綱は、江戸の町の復興と江戸城の
一部を修理するため、用材の提供方を時の奉行松波筑後守正春を通じて江戸の大材木商太田某に命じた。太田某は、氷川・日原・丹波山等に良材を
もとめてこれを伐採し、多摩川の流水を利用して運搬することとした。このため多摩川沿岸には、各地に人夫を治める飯場小屋が建てられた。

現在の鳩の巣渓谷にあった魚留滝(今はない)の上にも飯場小屋が建てられていたが、飯場に祭った水神社の森に二羽の鳩が巣を営んでいて、
朝夕餌を運ぶ有様が睦まじかったので、人々はこれを霊鳥として愛護した。この飯場は、鳩の巣飯場と呼ばれて道ゆく人々の目標にされる様になり、
これが地名となって今日に至った。 -奥多摩町史より-


    


この多摩川は羽村から玉川となる。
江戸の大水道「玉川上水」は、江戸幕府が1653年の工事スタート、多摩川の水を引き込むことが計画され、大工事に、玉川庄右衛門、清右衛門兄弟が、
中心として進められた。高低差90m、約43Kmを工期8か月で完成させている。現在でも清らかな流れをとなっている。

    

次回は白丸ダム方面へ。