イノモトソウは常緑の羊歯類で、比較的人家に近い山地の林縁などに見られます。
この時期の葉身は幅が広く、片縁には鋸歯のあって「栄養葉」と呼ばれています。
この栄養葉の葉裏には胞子嚢はありません。
これに対して春以降に立ち上がるものは「胞子葉」と呼ばれ、これより葉身の幅が
狭く辺縁は裏側に巻き込む形になっていて、この巻き込んだ辺縁に沿って線状に胞子嚢
が形成されています。
イノモトソウは常緑の羊歯類で、比較的人家に近い山地の林縁などに見られます。
この時期の葉身は幅が広く、片縁には鋸歯のあって「栄養葉」と呼ばれています。
この栄養葉の葉裏には胞子嚢はありません。
これに対して春以降に立ち上がるものは「胞子葉」と呼ばれ、これより葉身の幅が
狭く辺縁は裏側に巻き込む形になっていて、この巻き込んだ辺縁に沿って線状に胞子嚢
が形成されています。
オシダ科カナワラビ属の常緑性シダ類です。
和名の印象では九州固有種のようですが、斑入りの葉が博多帯を連想させる
ことに由来するようです。
画像のような斑入りのものは、葉が美しいことから栽培されることもありますが
希少な存在なので採取は望ましくないと思います。
再びシダを探しての山歩きをしています。
種類は色々見られますが、さて名前は?となるとシダに限ったことではありませんが、
これが中々大変なんです。
複数の図鑑サイトから検索していますが、慣れない素人の私にはどのシダも同じように見えてしまいます。
同定には、慎重に特徴を比較しながら気の遠くなりそうな作業が続きます。
要はやる気と根気・・・なんちゃって
もし名前が間違っていたらこっそり教えてくださいね(笑)
ノキシノブ<ウラボシ科 ノキシノブ属>
とてもなじみ深いシダです。平地でも古木や廃屋の屋根に着生しているのを見かけます。
ヒメノキシノブやミヤマノキシノブなどもありますが、低山で見るものは本種が多いようです。
ヒカゲノカズラ<ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属>
お寿司屋さんのネタ箱を飾るのに使われることがあります。
トラノオシダ<チャセンシダ科 チャセンシダ属>
比較的に明るい石崖などに生えています。チャセンシダに似ていますが、中軸が緑色をしています。
チャセンシダは中軸が黒くなっています。
ノコギリシダ<イワデンタ科 ヘラシダ属>
名前が示すように、鋭い鋸歯が規則正しく並んだ、端正でカッコいいシダです。
イブキシダ<ヒメシダ科 ヒメシダ属>
ケブカフモトシダ<コバノイシカグマ科 フモトシダ属>
PART2からの移動です。前回、同定に至りませんでしたが、種名が判明しました。
先週に引き続き、里山のシダ類を集めてみました。
これまであまり興味がなかったので、身近な里山にどれほどの種類があるのか想像もできませんでしたが、
改めてその種類の多さに驚かされています。
ここに集めたものは、その中のほんの一部分にしか過ぎません。
一応、私が調べた範囲で種名を入れましたが、シダは似た種類が非常に多く自信は今一つ、
あまりアテにしないで下さい。
ここではあまり同定に拘らず、変化に富んだ葉の美しさだけを味わうことと致しましょう。
ジュウモンジシダ<オシダ科 イノデ属>
コバノカナワラビ<オシダ科 カナワラビ属>
イワガネソウ<ホウライシダ科 イワガネゼンマイ属>
オニヤブソテツ<オシダ科 ヤブソテツ属>
クリハラン<ウラボシ科 クリハラン属>
コモチシダ<シシガシラ科 コモチシダ属>
カタヒバ<イワヒバ科 イワヒバ属>
シダ植物は、多湿な気候の我国では古くから身近な観葉植物として庭園造りなどに用いられてきました。
特に桃山時代以降は、山水画などの禅文化の影響もあり、深山幽谷を模した静寂で落ち着いた
雰囲気の庭造りが主流となっていったようです。
そんな中で、枯山水の石や灯篭などの主役を引き立てる上で、無くてはならない存在として重宝されたのが
身近な里山に生える、様々なシダ植物や苔類であったようです。
現在では、園芸店などで洋種のシダなども含め、様々なシダ植物が売られていますが、ここでは
身近な里山でよく見られる野生種のシダを何種類か取り上げてみました。
ヤブソテツ<オシダ科 ヤブソテツ属>
キジノオシダ<キジノオシダ科 キジノオシダ属>
リョウメンシダ<オシダ科 カナワラビ属>
イノモトソウ<イノモトソウ科 イノモトソウ属>
オオバノイノモトソウ<イノモトソウ科 イノモトソウ属>
シシガシラ<シシガシラ科 ヒリュウシダ属>
イノデ<オシダ科 イノデ属>
ヒトツバ<ウラボシ科 ヒトツバ属>
?アオガネシダ<チャセンシダ科 チャセンシダ属>
ウラジロ<ウラジロ科 ウラジロ属>
コシダ<ウラジロ科 ウラジロ属>