昨夜の天気予報だと、今日は1日中雨が降ったり止んだりのはず ?
ところが、朝になって目を覚ましてみると雨が降っている気配もありません。
多少薄日もさしているじゃありませんか
朝食を早々に済ませて、京都と奈良の境目にある農業用水池「五領池」へ鳥見に出かけました。
この五領池の最寄りの駅JR平城山(ならやま)は奈良県になりますが、池自体の住所は
京都府木津川市市坂なので、一応京都府内の池ということになります。
この季節の五領池には、夏でも見られるカルガモやカワウに北の国から渡ってくる
冬鳥のキンクロハジロやコガモなどが加わって、かなり賑やかになってきます。
コガモ <カモ目 カモ科> 冬鳥
日本で見られる最小の淡水カモです。♂は頭部が茶褐色で眼の周りから首の後ろに
かけて緑色の帯があります(画像は♂)
♀は他種と似た褐色ですが、♂のエクリプスは同色なので見分けが付きにくいです。
同上
キンクロハジロ <カモ目 カモ科> 冬鳥
分類学的には海ガモだそうですが、湖沼、池、河などでも見られます。
雑食性で、水草も食べますが、小魚や貝など動物質を多く食べています。
画像は手前が♂で向こうが♀のペア
同上
人の恋路を邪魔する奴?ペアの間に割り込んでいるのはカルガモさんです
カルガモ <カモ目 カモ科> 留鳥または冬鳥(北海道では夏鳥)
住む地方に依って渡りをしたりしなかったり、適応性が高く、北海道を除き水のある所なら
全国何処でも1年中見られるカモです。
近畿では冬になると個体数が急に増えてくるところを見ると、かなりの数が冬鳥として
渡りを行っているのかもしれません。雌雄は同色で交尾する時以外、見分けは困難です。
カワウ <ペリカン目 ウ科> 留鳥
潜水して魚を捕えて食べます。足には水かきがあり、長めの尾で舵をとりながら巧みに
泳ぐことができますが、翼には油脂成分が少ないため、泳いだ後は必ず翼を広げて乾かして
います。長良川の鵜飼に使われているのは本種ではなく、ウミウ(海鵜)です。