黒字に赤い縦縞が美しいカメムシの仲間です。
食植性で、主にヤブジラミやセリなどのセリ科の植物に集まります。
しかし何処かで見憶えのある模様ですね~ これは・・・
イタリアの人気サッカーチーム、ACミランの選手がホームゲームで着ているユニフォーム・・・
確かこんなデザインでしたよ
見れば見るほど「ACミラン」・・・ですね~これは
アキニレの木にできた樹液酒場にヒカゲチョウが姿を見せるようになりました。
別名をナミヒカゲと言いますが、この呼び方はあまりいただけません。
よく似た種類のクロヒカゲとの区別から付けられた別名だと思いますが、このような
別名は、知らない人を逆に混乱させるように思われます。
それともう一つには、一般的に「並」とは、良くも悪くもない、平凡で没個性的な、ありふれてつまらない
などの意味合いがあり、この蝶に対して失礼です。
翅表はほぼ無地ですが、翅裏の模様と色合いに美しく落ち着いた趣があります。
性格が優しいのか、他の蝶が来ると争う気配も見せることなく場所を譲っています。
この後、サトキマダラヒカゲが樹液を吸いに来ると、さっさと姿を消してしまいました。
やはり喧嘩が苦手なのでしょうか?
後からやって来たサトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウは何処かへ飛び去りました。
今朝、木津川河川敷の雑木林で見つけた花です。
初めて見る花・・・これは名前にたどり着くまでに少し時間がかかりました。
先ず、愛用の図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)で丹念に調べて見ましたが載っていません。
2~3の野草サイト巡りをしてみましたが、これもダメ
そこで帰化植物に絞って画像検索を続け、やっと見付けました。
比較的に新しい帰化植物で、原産地はヨーロッパ、1988年に神奈川県で初めて
日本国内での生息が報告されています。
まだ20年余り前のことですから、帰化植物の急速な進出には、いつもながら驚かされます。
河川という環境が帰化植物の進出に何らか有利な条件を与えているのかもしれません。
ハナハマセンブリ<リンドウ科 シマセンブリ属>
その一方で、日当たりは良いが地質的には極端に貧栄養のこの稜線では、それに適応した植物の生育が目につきます。
ガンピ<ジンチョウゲ科 ガンピ属>
古典的な和紙の原料植物です。昔この山の麓、桐生は「雁皮紙の里」と呼ばれ、ガンピによる紙作りが盛んでした。
雁皮紙は表面が滑らかで、適度な吸湿性と風格のある色合いと光沢があり、手紙や写経用の紙として重用されていました。
しかし一方で痩せ地に育つこの木は、肥沃な土地での大量栽培には不適で、その上、紙を漉く際の水垂れが悪いなど
その生産性の低さから時代と共に衰退し、現在の桐生に「雁皮紙の里」の面影を見ることはできません。
水晶谷の上部の景観、標高400mそこそこながら、正に岩の殿堂といった感じ
耳岩
コース中、最大のビュースッポット天狗岩、右後方は鶏冠山
鶏冠山方面から見た天狗岩は、一種異様な雰囲気を醸しています。
今日は予定では、先月確認していた桐生キャンプ場内のコクラン(黒蘭)の花を見に行くはずでした。
しかし桐生キャンプ場に来てみると、何と!コクランの生えていた場所はきれいに草刈りが行われていて
コクランはおろか、その場の草は全て無くなっていました。
しかし考えてみれば仕方のないことで、管理者から見ればコクランなど道端に生えた雑草の一つに過ぎない
のかも知れません。兎に角、予定を変更して、落ち谷の渓流沿いを登り、天狗岩まで行くことにしました。
この渓流には、食虫植物ファンなら喉から手が出るほど沢山のモウセンゴケが見られます。
(採取することはもちろん厳禁ですが)
今回、モウセンゴケの花についてはあまり良い画像が得られませんでしたので
Link先、指月山さんのブログ「山歩き」をご覧下さい
モウセンゴケ<モウセンゴケ科 モウセンゴケ属> 食虫植物
葉の表面に多数生えている線毛は粘着し、小さい虫はこれに触れると動けなくなり、
線毛から分泌される液で消化されます。
日陰のものは線毛、茎共に紅紫色にならず緑色をしています。
モウセンゴケの花
コモウセンゴケ<モウセンゴケ科 モウセンゴケ属>
モウセンゴケより一回り小さく、葉はロゼット状で扁平に広がります。
コモウセンゴケの花 ピンク色をしています。